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理由がないのに、毎日死にたかった話
私は社会人1年目の6月〜12月頃まで、なぜか毎日消えたかったです。
「死にたい」と思うことや、人に「死ね」と言うことは自分の中で絶対にしたらいけないという謎のポリシーがあって、社会人になるまで、自分の辛さや、人に対する苛立ちを、生死と結び付けたことは一度もありませんでした。
そんな私なのに、社会人1年目は、厳守してきたポリシーを自然に破ってしまうほど、なぜか毎日死にたかったです。
希望の業界に入社して、希望の仕事ではないけれど、希望に近い仕事をさせてもらえて、先輩たちも優しくて、大きな不満があるわけではありませんでした。
だけど、毎日、「幸せってなんだろう」「なんのために生きているんだろう」と考えたり、普段なら何も感じないような言葉に深く傷ついたり、同情されるだけで涙が出てきたり。
食べることに関心がなくなって、卵かけご飯と納豆ご飯だけの生活を続けて、気が付いたら6キロ痩せていて。
特にひどかったのは帰省した帰り道。
ひとり暮らしの家に戻る時、実家を出て、すぐ近くの踏切の前になると、なぜか毎回涙が溢れてきて。息が出来なくなるくらい大泣きしていました(笑)
社会人1年目は、楽しいことがあったらその分現実が辛くて、ちょっと触れられるだけで心が大崩壊して、とにかく死にたい、生きたくない、を心の中で毎日呟き続けていました。
明確な理由がないのに始まって、7か月続いた「死にたかった期間」は、明確な理由がないまま終了しました。
今でも、なぜこんなに気持ちが不安定だったのかは分かりません。
なんとなく立ち直るきっかけだったのかなと思えることは、ちゃんとご飯を食べていなかった私を見かねて、「楽しみを作ろう」とご飯に連れて行ってくれた人の存在です。
もしかすると、知り合いや友達が1人もいない地域で一人で生活する中で、頼っても良いと思わせてくれる存在ができたことが立ち直るきっかけになったのかもしれません。
今年社会人になった皆さんも、これから生きるのが辛いと思うようなことがあるかもしれません。
みんな生きているだけで偉いし、毎朝起きて会社に行くだけで100点だと思います。
休みたかったら休んだ方が良いし、忙しくても、ご飯はちゃんと3食食べた方が良いと思います。
心と体の健康第一で、生きていきましょう。