スクリーンショット_2019-08-20_18

「Chatwork株式会社」2019年8月15日東証マザーズへの上場が承認

Chatwork(以下:チャットワーク)って聞いたことありますか?
また、あなたは使っていますか?
ご存じない方も、もう活用されている方も、
ぜひ知っていただきたいチャットワーク。

創業2000年7月15日、2004年に大阪市で設立されたチャットワークが、8月15日に東証マザーズへの上場が承認されたと発表されたのです。
知名度から注目度の高いIPO(新規上場株)だと言えます。



チャットワークってどんな会社?

2000年に創設者の山本敏行氏が留学先のロサンゼルスで創業、2004年に大阪で起業。2011年にチャットワークをリリースし、社名もEC studioからChatWorkに変更。

大阪創業ですが、「大阪から世界に通用するIT(情報技術)企業に」との意志から米シリコンバレーにも開発の本拠を置いています。

ビジネスチャットのチャットワークとは

電子メールや電話、会議などに代わるビジネスツールがビジネスチャット。
今まで社内のコミュニケーションの中心だった電話やメールが、ビジネスチャットに変わりつつあり、ビジネスチャットの導入で社内外のコミュニケーションが円滑になっているようで、大企業でもビジネスチャットが導入されています。

そのビジネスチャットツールの1つがチャットワークなのです。

詳しく言うと、

⚫グループチャットには関係者のみが招待され、自分に必要なやり取りだけ把握できるほか、特定の発言に対する返信・引用が可能。
⚫絵文字が使える。投稿した内容の編集・削除も可能。
⚫ワードやエクセル、画像ファイルなど、大容量のファイルでも簡単に共有でき、ファイルはいつでもクラウドからダウンロードできる。
⚫タスクを作成し管理が可能なのでやり忘れや漏れの防止につながる。
⚫パソコン(Windows・Mac)使ってビデオ通話、音声通話が可能なので外出先でも、遠隔地の取引先でもコミュニケーションできる。

などのメリットが挙げられます。

加えてKDDI株式会社と業務提携してセキュリティの強化や大規模組織でも利用できる管理機能を共同開発。国際規格 ISO27001(ISMS) 認証を取得しているほか、プログラム構造等にセキュリティの問題がないかを社内外で定期的に監査も。

情報漏洩を防ぐための社外ユーザー制限やIPアドレス制限などセキュリティや管理者機能が万全なので、メールによるコミュニケーションの課題を解決するとともに、シャドーITのリスクヘッジとしても活用できるといえます。

プランとしては、

ストレージ容量に上限がある無料プラン1種と、上限を緩和して機能を充実させた有料プラン3種をそろえており、ビジネスチャットツールのプランとしては、一人あたり月額500円のビジネスプランと、800円のエンタープライズプランが選べます。

どんな企業が導入しているの?

22万社以上の導入実績をあげているチャットワーク。
導入している企業の例としては、

国内最大級アフィリエイトサービス「JANet」「Smart-C」の運営をはじめ、多彩な事業を展開する広告代理店・株式会社アドウェイズや、アメブロなど幅広いインターネット事業を展開する株式会社サイバーエージェント、不動産・住宅情報サイト『HOME'S』を展開する株式会社ネクスト、京都大学、立命館大学、神戸大学

などがあります。

職種としては、

Web制作会社、システム開発会社、ネットショップ運営者、広告代理店、
コンサルタント、士業、住宅・不動産、飲食関連、メーカー

など多岐にわたります。

利用言語は日本語のみならず英語、中国語、ベトナム語、タイ語、スペイン語を網羅。2012年にシリコンバレーに設立した子会社ChatWork Inc.にて世界展開を進めています。

新規上場にあたってのチェックポイント

新規上場にあたりチェックポイントをご紹介していきます。

銘柄コードは「4448」。
上場予定日は2019年9月24日で、東証マザーズ市場での株式公開を予定しています。
想定価格は1605円となっており、幅としては1,440円~1,770円が想定されています。100株単位での購入となるので、買いたい場合は144,000円~177,000円必要です。

ここから先は

2,729字 / 4画像

¥ 1,000

株式会社SYGでは、ストック型上場企業を中心に決算書や経営状況、今後の成長性などの解説・分析などを記事にして発信しています。