【ワーホリ】笑顔がつなぐ一瞬の奇跡
オーストラリアに来てから、街を歩くのがちょっと楽しくなりました。それは、ただの移動ではなくて、予想もしていなかった「小さな奇跡」がそこに転がっているからです。
ある日、少し疲れていた私に、ふと声をかけてきた女性がいました。
「I like your shoes!」
思わず顔を上げると、彼女の笑顔が目に入りました。その明るさに、つい「Thank you!」と笑顔を返していました。
そこから始まったのは、ほんの短い会話でした。しかし、その時間の心地よさは、今でも鮮明に覚えています。知らない人同士なのに、まるで昔からの友達みたいな空気感。オーストラリアの日常には、そんなやさしい瞬間がたくさん溢れているのです。
この国では、すれ違う時に目が合うと微笑んでくれることがよくあります。言葉を交わさなくても、目と笑顔だけで「あなたを気にかけているよ」という気持ちが伝わってくるのです。
落ち込んでいたある日、私もそんな笑顔に救われました。考え事をしながら歩いていた時、目が合った女性がニコッと微笑んでくれたのです。それだけなのに、不思議と心が軽くなりました。「自分を見てくれる人がいるんだ」と思えたからかもしれません。
オーストラリアの人たちは、本当に壁がありません。知らない人でも、気軽に声をかけてくれるし、そこに下心や裏がないのがわかるのです。「そのバッグ、どこで買ったの?」「髪型、すごく素敵!」そんなシンプルな会話が、日々の中でぽんっと飛び出してきます。
初めは戸惑った私も、少しずつ慣れていきました。そして気づいたのです。こうした交流の中で、私自身も少しずつ「心を開くこと」を学んでいるんだと。
この国では、幸せは「一人占めするもの」ではなく「分け合うもの」という考えが根付いている気がします。笑顔をもらったら、次は自分が誰かに笑顔を届ける。そんな連鎖が、オーストラリアらしい「空気」をつくっているのだと思います。
日本にいた頃、知らない人と目を合わせることにどこか緊張感を抱いていた私。しかし今は、目が合ったら微笑みかけることを自然にできるようになりました。初めは少し勇気がいったけれど、相手が笑い返してくれると、その瞬間、自分の中にも温かさが広がるのがわかります。
それは、まるで「あなたはそのままでいいんだよ」と言われているような感覚。この経験を通じて、私自身のことも少しずつ肯定できるようになってきました。
すれ違う誰かに笑顔を向ける。たったそれだけで、あなたも、そして相手も幸せな気持ちになれるかもしれません。それは、小さくても確かな「幸せの種」です。
そしてその種は、いつかきっと、誰かの心の中で大きな花を咲かせるはずです。
今日から一緒に「幸せの種まき」をしてみませんか。
※このnoteでは、内気HSPの私がワーホリで学んだことや気づいたことを発信しています。
同じように自分の弱さを受け入れながら行動したい人の気づきになれば幸いです。
本日も読んでいただきありがとうございます。