【ワーホリ】オーストラリアの医療制度について①
今日はオーストラリアの医療制度についてお伝えしていきます。
オーストラリアの医療制度は、公共と私立の両方のサービスが提供されている混合型の制度です。
混合型?どういうこと?と思いますよね。
詳しく解説していきます。
1. 公的医療制度 (Medicare)
オーストラリアの公的医療制度は「Medicare」と呼ばれ、すべてのオーストラリア市民および永住者に利用可能です。
Medicareは連邦政府によって運営され、次のようなサービスをカバーします。
・公立病院での無料治療
・医師(GP)や専門医による診察費用の一部または全額
・一部の処方薬の費用(医薬品給付制度、PBS)
2. 私立医療保険
オーストラリアでは、Medicareに加えて私立医療保険を利用することができます。
私立医療保険は、以下のような追加サービスをカバーします。
・私立病院での治療費
・一部の専門医療サービス
・眼科や歯科などの補完医療
私立医療保険に加入することにより、治療の待ち時間が短縮される場合があります。
3. 医療費の負担
・GP(一般医)の診察
Medicareがカバーする診察は無料または一部負担です。
・専門医の診察
紹介状が必要で、Medicareによる部分的なカバーがあります。
・病院での治療
公立病院では無料、私立病院では私立医療保険が適用されることが多いです。
4. 医薬品給付制度 (PBS)
PBSは、特定の処方薬の費用を政府が一部負担する制度です。
患者はPBSリストに載っている薬を割引価格で購入できます。
5. 緊急医療サービス
緊急時には、救急車サービスが利用できます。
Medicareは救急車サービスをカバーしませんが、多くの私立医療保険プランではカバーされています。
まとめ
オーストラリアの医療制度は、公的医療と私立医療が補完し合う形で構成されており、質の高い医療サービスが提供されています。
Medicareにより基本的な医療サービスが広く利用できる一方で、私立医療保険を利用することでさらに幅広い医療サービスへのアクセスが可能です。