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【ワーホリ】どんな仕事でも弱い自分と向き合わなければ成長はない
「なんでそんなに自信がなさげなんだ。」
シドニーで美容師をしていたとき、お客様に言われた一言です。
仕上がりはうまくいったはず。しかし、鏡を渡したその瞬間、私の自信のなさが伝わってしまったのか、お客様の表情はどこか不安そうでした。
その言葉がずっと心に引っかかっていました。怒っているというより、不安を口にしたようなトーン。その原因が私自身の態度にあったことがすぐにわかりました。自分では気づいていなかったけれど、私はどこか「自信がない」空気をまとっていたのです。
その日はさらに、オーナーにも呼び出されました。
「英語も話せるし、技術も悪くない。それなのに、どうしてそんなに自信がないの?」
問いかけられても答えられませんでした。涙が止まらなくて、ただただ悔しい気持ちでいっぱいになりました。
「どうして私は自信がないんだろう?」「どうすればお客様を笑顔で帰らせてあげられるんだろう?」と頭の中でぐるぐる考えてはため息。
「自信がない」自分を変えなければいけない。そう思ったものの、どうしたらいいかわからず、その夜は一晩中眠れませんでした。
たどり着いた答え
自信をつける方法がわからなかった私は、まず周りをよく観察することにしました。とくに、人気のスタイリストたちの仕事ぶりをじっくり見るようにしたのです。
技術的に大きな違いがあるわけではありませんでした。しかし、観察を続けているうちに気づいたのは、彼らの「親しみやすさ」。お客様と楽しそうに会話しながら、自然に信頼関係を築いていたのです。
一方で、私はどうだったか。
貼り付けたような笑顔で、接客中はただ「作業」をしているだけ。必要以上に話すとミスが生まれるんじゃないかと怖くて、お客様との距離を自分から作ってしまっていました。これが原因なんだ、と腑に落ちました。
「お客様のことをきちんと考えられていなかった。」
この事実に気づいた瞬間、自分が恥ずかしくなりました。
変化していく勇気
それから私は、小さな変化を積み重ねていくことにしました。
お客様と向き合うとき、ただ形だけの笑顔を見せるのではなく、きちんと会話を楽しむ。初めはぎこちなかったけれど、それでもお客様の話を聞くように心がけました。そして、笑顔を作るのではなく、自然に笑顔になれるように、自分の中で「楽しむ」気持ちを大切にしたのです。
結果がすぐに出たわけではありません。しかし、少しずつ「またあなたにお願いしたい」と言ってくれるお客様が増えていきました。それは私にとって、小さくても大きな自信につながる出来事でした。
自信は積み重ねで作れる
この経験を通じて、私は「自信は積み重ねでつくれるもの」だと学びました。最初から自信がある人なんていません。けれど、小さな行動をひとつずつ積み重ねていけば、少しずつでも変わっていける。
あの日、オーナーやお客様に言われた言葉は、正直言って心に刺さるものでした。しかし、それがあったからこそ、私は変わるきっかけをつかむことができたのです。
もし今、あなたが「自信がない」と感じているなら、まずは小さな一歩を踏み出してみてください。その積み重ねが、きっとあなたを変えていきます。
※このnoteでは、内気HSPの私がワーホリで学んだことや気づいたことを発信しています。
同じように自分の弱さを受け入れながら行動したい人の気づきになれば幸いです。
本日も読んでいただきありがとうございます。