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【ワーホリ】自分を出すことが怖かった

「しまはどうしたい?」
「私も同じでいい。」

昔の私は、こんなふうにいつも相手に合わせていました。自分の意見を言わない方が、物事がスムーズに進むと思っていたのです。穏便でいたかった。だから、自分の考えなんて必要ないと思い込んでいました。

しかし、海外に住むようになって、ある人に言われた一言でその考えが大きく揺らぎました。

「同じでいいって言ってると、どうでもいい人だと思われるよ。」

その言葉に、心がギュッと締めつけられたようでした。どうでもいい人…そんなふうに思われているの?自分を否定された気がして、ショックでした。でも、同時に気づかされました。私は、自分の意見を言わずに、ただ相手に合わせてばかりだったと。

日本では、「空気を読む」ことが大切にされる文化がありますよね。みんなと同じでいることで安心感が得られる。協調性があると言えば聞こえはいいけれど、それが行き過ぎると、自分の考えが言えなくなることがあります。とくに、人の顔色を伺いがちな性格だと、それがさらに強くなるのです。

しかし、海外では「あなたはどう思う?」と聞かれるのが当たり前。それが言えなければ、「つまらない人」扱いされてしまいます。自分の意見を持たないことは、無言で「私には価値がない」と伝えてしまうのだと気づきました。

それでも、長年染みついた考え方を急に変えることは難しいです。私もすぐにはできませんでした。悲しくて泣いた日もありました。それでも、「変わりたい」と思って、自分と向き合うことにしたのです。

まず、ノートに自分の気持ちを書き出しました。「私はどう思っているのか」「どうしたいのか」を毎日書きました。続けていくうちに、心の奥に隠れていた本音に気づきました。

『誰からも嫌われたくない』

どんなに努力しても、全ての人に好かれることなんてできません。それなのに、「嫌われたくない」という気持ちに縛られて、自分を消していたんです。

少しずつ、「嫌われてもいい」と思えるようになっていく中で、変化が起きました。自分を出すようになったことで、逆に「今のしまの方が好き」と言われることが増えたのです。自分を隠していた頃にはなかった共感や繋がりが生まれました。

もし、あなたも「嫌われたくない」と悩んでいるなら、ほんの少しだけ勇気を出してみてください。自分の気持ちを伝えるだけで、思いもよらない変化が起きるかもしれません。そしてその先には、きっともっと生きやすい自分が待っているはずです。

※このnoteでは、内気HSPの私がワーホリで学んだことや気づいたことを発信しています。
同じように自分の弱さを受け入れながら行動したい人の気づきになれば幸いです。
本日も読んでいただきありがとうございます。

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