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人は皆、敵だと思っていた私が海外で生活して変わった話
私はずっと「人はみんな敵だ」と思っていました。
人といると疲れるし、誰かに裏切られるのがこわかった。だから、自分の世界にこもるようになりました。なるべく人と関わらず、一人で生きていける道を選ぼうとしていました。
そんな私がなぜ海外に行こうと思ったのか。
理由は単純で、「日本にいても結局孤独ならどこにいても同じじゃないか」と思ったからです。だったら、一度くらい違う世界を見てみてもいいかもしれない。そんな気持ちで海外生活を始めました。
海外での毎日は「ひとりぼっち」との戦いだった
ワーキングホリデーでオーストラリアに来た私は、最初のうちはやっぱり「一人」でいることを選びました。
でも、日本とは違い、オーストラリアでは知らない人同士でも気軽に話します。スーパーのレジでも「今日どうだった?」と聞かれるし、カフェに入れば店員さんが笑顔で話しかけてくれます。
最初は「なんでこんなに話しかけてくるの?」と戸惑いました。でも、そんな日々が続くうちに、少しずつ気づいたことがあります。
「ここでは、人と話すのが普通なんだ」
日本では、「人と距離を取るのが普通」。でも、オーストラリアでは「人とつながるのが普通」。この違いに気づいたとき、私は初めて「ひとりぼっちじゃなくてもいいのかもしれない」と思いました。
人がやさしいことを、私は知らなかった
仕事を探していたとき、カフェの店員さんが「このお店、募集してるよ!」と情報をくれたことがありました。
また道に迷ったときも、通りすがりの人が親切に案内してくれたりしました。
私はこのとき初めて、「人って、こんなにやさしかったんだ」と心の底から思いました。
「人は敵じゃない」と思えた瞬間
ある日、友達とシェアハウスで夕飯を作っていたとき、私は何気なくこう言いました。
「昔は、人ってこわいって思ってたんだよね」
すると、友達は笑いながらこう言いました。
「私もそうだったよ。でも、人は思ってるよりもずっとやさしいよね」
その言葉を聞いたとき、私はようやく「そうか、私はずっと間違っていたんだ」と気づきました。
もちろん、世界にはいろんな人がいます。意地悪な人もいるし、全員が親切なわけではありません。
でも、「人はみんな敵だ」と思って心を閉ざしていたころの私は、本当は「人のやさしさを知らなかっただけ」だったんです。
海外生活が私にくれたもの
私は今でも、たくさんの人と積極的に話せるタイプではありません。人と会ったあとは、やっぱり少し疲れることもあります。
でも、それでも「一人で生きていくしかない」と思っていたころの私とは違います。
・人と助け合うことができる
・誰かを信じることができる
・困ったときに「助けて」と言える
そういう自分になれたことが、海外生活がくれた一番の宝物です。
もし、昔の私のように「人がこわい」と思っている人がいたら、伝えたいことがあります。
「世界には、思っているよりもやさしい人がたくさんいる」
私がそうだったように、少しずつでもいいから、人とのつながりを感じてみてほしいです。
それができたとき、世界の見え方が変わるかもしれません。
※このnoteでは、内気HSPの私がワーホリで学んだことや気づいたことを発信しています。
同じように自分の弱さを受け入れながら行動したい人の気づきになれば幸いです。
本日も読んでいただきありがとうございます。