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感情のない文章
ブログを始めたばかりの頃、私は感情のない、淡々とした文章ばかり書いていました。なぜかというと、参考にしていたブロガーさんが、感情のない淡々とした書き方だったからです。当時は「感情を出さない方がプロっぽい」と思い込んでいました。
しかし、今はAIが発達して、感情のない文章なら簡単に作れるようになっています。人が書いた文章とAIが作った文章の違いが、分かりにくくなっているのが現状です。淡々とした文章を書き続けていたら、自分でも無意識に「AIみたいな文章」になっていました。いざ自分らしい文章を書こうとしても、淡々とした書き方から抜け出せず、とても悩みました。書き癖って恐ろしいです。
そんなとき、ブログ仲間に相談してみたのです。すると、その人も昔、感情のない文章しか書けなくなった時期があったと言いました。その人がどうやって乗り越えたかを聞くと「本をたくさん読んだ」と教えてくれました。
それを聞いて、私も本を読むことに集中しました。上手な文章を書く人は、自分でもたくさん文章を書きますが、それ以上にたくさんの文章を読んでいるそうです。この話を聞いて、私はハッとしました。自分は書くことばかりに夢中で、本も他の人のブログも全然読んでいなかったのです。
それからは、書くことを一度やめて「とにかく読む」ことに力を入れました。その結果、少しずつ感情を込めた文章が書けるようになってきたのです。
情報やノウハウの文章はAIで簡単に作れます。しかし、自分が経験したことや感じたことはAIには書けません。だからこそ、自分の体験を大切にして文章を書くようにしたら、読者からの反応も良くなり、自分らしさも取り戻せました。AIを使うのがダメというわけではなく、上手に活用できたらより良い形になるのだと思います。
感情を隠して書くと、自分を押し殺してしまいます。その結果、感情のない文章になってしまうのです。これからはAIと差をつけるためにも、自分らしい文章を書くことを大切にしていきたいと思います。