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相手や環境を変えることはできないから成長のチャンスと捉えて自分が変わるしかない

「自分も悪かったけど、もう勘弁して……。」
職場などで、何度も謝っているにも関わらず、執拗に掘り返してきて理不尽な責められ方をされた経験がある人、少なくないのではありませんか。
謝っているにも関わらず、許せないでいつまでも掘り返してくる人。
正直、頭に血が上っている状態の人に正論を言ったところで通じません。あることないことまで言い始めますから。

理不尽な怒られ方をすると、とても傷ついたり不公平だと感じるものですよね。そんな状況でも、自分を成長させる考え方を取り入れることで、少しずつ前向きに対処できるようになります。

"みんな"をそのまま受け取らない

相手が「あなたが悪い(あなたのせいだ)とみんなも言っている」と"みんな"を引き出してきて責めるとき、実際に「みんな」が存在するケースは少ないです。これは相手が自分の主張を強めるための手法であることが多いです。そのため、以下のように冷静に対応しましょう。
・「具体的に誰がそう言っているのか教えていただけますか?」
・「その話について私に直接伝えた人はいましたか?」
このような質問をすることで、相手が「みんな」という言葉を使って心理的に圧力をかけている可能性を弱められます。
自分の主張を強めたいために"みんな"を使うケースが多いです。そのまま受け取らずに冷静になることが大切ですね。

感情的にならず、冷静さを保つ

相手の執拗な責めに対し、感情的になってしまうと相手の思うツボです。相手のペースに巻き込まれないために、自分の感情を一度落ち着けて、冷静な態度を心がけましょう。
・心の中で「これは相手の問題だ」と唱え、自分を客観視する。
・相手の言葉に反応せず、一呼吸おいて返答する。
相手と同じ土俵に上がらないことが大切です。
真摯に謝罪をしているにもかかわらず、相手が繰り返し責めてくる場合もありますよね。謝罪を何度も繰り返すと、相手のペースに巻き込まれ、精神的に消耗してしまいます。一度謝罪を終えたら、毅然とした態度でいることも大切です。勇気がいるかもしれませんが、これをすることで自分の心を守ることができます。

感情を受け入れる

理不尽だと感じた自分の気持ちを否定せず、受け入れることが大切です。「こんな怒られ方をして悲しかった」「不公平だと思った」という感情は、自然な反応です。理不尽だと感じた感情を無理に押し込めず、自分の中で認めてあげると、心が少し楽になります。
ノートやメモ帳などに書き出すのも良いですね。感情を可視化させることで、自分の気持ちを客観的に見ることができます。

相手の立場や背景を想像する

理不尽な態度を取る人にも、何かしらの理由があるかもしれません。たとえば、相手が職場や家庭内でのストレスを抱えている、十分に状況を理解していない、コミュニケーションが下手など。色んな背景が絡み合っている可能性があります。もちろん、これで相手の行動が正当化されるわけではありませんが「相手にも事情があるかも」と考えることで、自分の心を少し軽くする助けになります。

改善点があるなら見つける

理不尽な中にも、もし自分に改善できるポイントがあれば、それを成長のチャンスとして捉えましょう。たとえば、怒られた内容が的外れであっても「もっと早く報告していれば誤解を防げたかもしれない」など、次につなげられる学びを見つけてみてください。こういう経験もひとつの学びと捉えられると強いです。

『この経験を次にどう活かすか』を考える

理不尽な経験は、将来的に「自分が同じ状況になったら理不尽に怒らない」「他人の気持ちをより思いやれる」など、人としての成長に繋げられます。今の自分にとっては辛いですが、これを一つの「教訓」として考えると、前向きに受け止めやすくなります。

相談や発散の場を持つ

一人で抱え込まず、信頼できる人に話を聞いてもらったり、日記に書き出したりして感情を整理しましょう。感情を整理できると、何に対してモヤモヤしているのか、不公平だと感じているのか冷静に考えられます。また、信頼できる人に聞いてもらったりすることで、客観的な意見を取り入れられます。アウトプットすることで、新たな視点が見えてくるでしょう。

さいごに

理不尽な経験は確かに辛いですが、真に受け過ぎないこと、視点を少し変えることで前向きに考えられます。それを通じて自分の強さや柔軟性を育てていけると、同じような状況でもぶれない自分を作っていくことが可能です。ゆっくり、自分らしい成長を目指してくださいね。

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