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日本全都道府県に行ってきた(さらば四国、おかえり本州)

これまでの流れはこのマガジンからどうぞ。

11月21日

今日は高知から一気に本州に戻る。さらば、四国。

小さな島ながら、県ごとに食べ物、飲み物が違っていて、やはり楽しい島だった…あ、徳島県の観光はできなかったのでゴメンナサイですが。

ゴメンナサイ、といえば、絶対に撮りたかったこの写真。

I'm Sorry という名前の町があるって、面白いよね。しかもこの路面電車の場合、後免が終点なのでこの行き先表示が延々と表示されるわけだ。終点に着くまで謝りまくっている電車って、なんというか…。

さて、ホテルのすぐ近くに定食屋、といった趣のお店があって、なにやら良さげな気が漂っていたので、ここに行ってみよう!

お店の中はとてもシンプルなテーブルと椅子で、はっきり言っておしゃれ要素はゼロ。でも清潔感は抜群で、社員食堂のような雰囲気だな。

親切そうなおじちゃんおばちゃん夫婦(たぶん)が切り盛りしていて、モーニングセットを頼んだら…こんなのが出てきて、心のなかで「うわぉ!」と叫んでしまいましたよ、ワタクシは。

いちいち品目を列挙すると…。

厚切りトーストバタージャム乗せ、野菜サラダ(キャベツ・レタス・トマト・きゅうり・ベビースピナッチ)、果物(バナナ・オレンジ・柿・りんご)、ヨーグルト(プルーン添え)、ゆで卵、なぜか和風の味噌汁(三つ葉)、大根おろし、ちくわきゅうり・ソーセージ、そしてコーヒー、以上!

食の細い人なら食べきれないのではないだろうか?僕は余裕だけど。

ウハウハ喜んで食べていたら、さらにおばちゃんが「よかったらこれもどうぞ~」と、小皿に入ったほうれん草の炒めたのをくれた。

そしてお会計…。
「日本は物価が安い!サイコー!」みたいなことは余り書きたくないのだが(だって失礼だよね)、ここはあえて書かせてもらう…390円なり。
ごっちゃんです!

その後、「龍馬の生まれたまち記念館」に行ってみた。

もちろん当時の建物は残っている術もないが、彼の幼少期のエピソードなどをしのぶことができ、歴史の息吹を少しは感じることができたような…。

高知を11時過ぎに出発する、特急「南風12号」に乗り、四国に別れを告げる。先日のルートとほぼダブっているのは残念だが、またしても高知、徳島、香川県境の景色を楽しむことができた。

行きは暗くて見えなかった瀬戸大橋も今日はばっちり。

その様子を延々ととった動画もどうぞ。人工の巨大建築と、瀬戸内海の島々との対比が面白い。

橋を7分ほどで渡り、児島駅で下車。

今日の宿は宇野にあるのだが、ここに行くのがかなり面倒である。鉄道がちょうどYの字になっていて、四国から来る場合、分岐点の茶屋町駅で宇野行きの電車に乗り換える必要がある。

しかも僕の乗ってきた特急は茶屋町駅には停車しないので、児島で下車し、後続の普通に乗って茶屋町まで行き、そこからまた宇野行きの電車に乗り換えないといけない。

児島駅は、プラットフォームの柱、階段がジーンズ柄になっている。
ああそうか、このあたりはジーンズの産地なんだよなあ…ジーンズ横丁とやらもあるらしい。
そこまで行ってみようかな、と思ったが、駅から若干距離があるし、特にジーンズファンでもないしな…とスルー。

茶屋町駅で乗り換え、電車は田園地帯を進み、終点の宇野駅に。
瀬戸大橋が出来る前はこの駅が本四連絡の拠点で、宇高連絡船という高松行きの船がたくさん出ていたが、今ではひなびたローカル線の終着駅だ。

タクシーに乗り、今日のお宿のKeirin Hotelへ。

今回の日本あちこち旅では、ホテルにはあまりお金をかけずにビジネスホテルに泊まっていたが、たまにはオシャレなコンセプトホテルにも泊まりたい、とここを選んだ。

外観からしてカラフル、ちょっとワクワクした。

あ、やはりこのホテルについては別記事で書こう!ということで最後にホテル近くのを散歩して撮った瀬戸内海の写真を貼って…

海と空のとろんとした空気感が、やはり日本だなあと思った。

(つづく)