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SYCL by KEIO 1周年を迎えました!

みなさんこんにちは。
SYCL by KEIO コミュニティマネージャーのゆうみです。

みなさんは " 甘雨 "という言葉をご存知でしょうか。
日本語は季節や天気を表す言葉が豊富で、雨を表す言葉だけでも1000語以上あると言われています。

先週は珍しく1日中雨が降っていたり、激しい夕立もありました。
もう桜も散ってしまい、暖かくなってきたところの雨に憂鬱になる人も多いかもしれません。ですが、こんな言葉があります。

花咲かせ すべてを散らす 大仕事了へし桜に 甘雨ふりをり

甘雨というのは、草木を育てる春の雨のこと。恵みの雨とも言われています。綺麗に咲き誇った桜が散り、大役を終えたいま、おつかれさまと木々を癒すように雨がふることを表しています。

そうやって雨をみてみるとなんだか地球や自然の力に感謝が湧いてくる今日この頃。ものの見方を少し変えてみるだけで憂鬱な一日もかけがえのない毎日になりますね。やはり日本語というものは美しいものです。

さて、今回はタイトルにもある通り、先日SYCL by KEIOは1周年を迎えました!👏これまでの1年間の振り返りを少ししつつ4月上旬に開催した1周年記念イベントのレポートをしたいと思います!

1周年記念パーティ開催!

2022年3月30日に開業を迎えたSYCL。
初めての交流会の参加者は15名ほどだったのですが、なんと今回の1周年記念パーティには約50名の方が参加してくれました!いつものキッチン周りだけでは収まりきらないため、中央エリアも解放しての開催となりました。

そして大規模交流会の醍醐味といえば… お料理!!
今回は3名のスペシャリストにお願いをし豪華でおいしい食事を用意していただきました。
テーマはずばり "Something Yellow"
SYCLの1周年をお祝いするということで、SYCLのテーマカラーである黄色でお願いしました。

SYCLカラーである"Yellow"を用いたお料理や1周年スペシャルデザート
人や縁を結ぶをコンセプトにしたおむすび
今回は春仕様でかわいらしく桜の塩漬けが乗った名物の"塩(えん)むすび”
その他にも個性豊かなおむすびたちがたくさん

SYCLメンバー同士で交流したり、おいしいご飯を食べたり、いつにも増して幸せそうな表情がたくさん見られました。

"同じ釜の飯を食う”瞬間がいかに尊いものかを教えてくれるみんなの笑顔
みんな一目散に並んでご飯をとりにいく姿はなんだか学校の給食時間みたいでした

SYCLの瓦版 "OTAYORI” で振り返った1年

今回1周年を記念して、1年で起きたコトを発信する "SYCL OTAYORI vol.1 "を発行して、周年パーティの中で配布しみんなでこの1年を振り返ってみました。

OTAYORI を見ながら1年を振り返るSYCLメンバー

事前にSYCLメンバーへアンケートを取り、 "下北でおすすめのお店" や "よく見かけるSYCLメンバーランキング" など盛りだくさんの内容をまとめました!

「メンバーが思うSYCLの魅力」の一部をご紹介。

明るく過ごしやすい空間と、程よい雑音
・空間だけでなくコミュマネ・SYCLメンバーが生み出している雰囲気
色々な個性や専門性をもった人たちがいる
・若い世代の人が多く、活気・熱気が感じられる
SYCL最大の魅力はコミュニティーマネージャーの存在と様々なイベントが開催され入居者の皆さんと交流できる
・キッチンがあったり自然と会話が生まれる
・空間によってonとoffの切り替えができる  etc..

さらにコミュマネを泣かせた「SYCLに入ってよかったこと・変化したこと」

「リモートに比べ、1人で仕事してても1人じゃない感があります」
若い人が頑張って夜遅くまで仕事をしている光景は私自身の刺激になります」
「Slackチャンネルで各人から提供される様々な情報がおもしろい!!」
心の拠点が増えました」
「お仕事でも下北沢でもご縁が持てました」
「自宅勤務だとどうしても切り替えが上手くいかなかったのですが、コロナ禍以前と同様当たり前のように朝家を出るようになり、通勤はこんなに価値があることかと改めて認識しています」
色んな生き方の人と出会えて、視野が広がりました」
仕事場に行く気持ちがポジティブになった!」
「朝おはようと挨拶をして、疲れたらキッチンへいって雑談、帰りにお疲れ様と言い合える、本当の会社みたいに利害関係ないからこそフラットな関係性でいられます。今日は誰がいるかな〜ってちょっと楽しみにしてたりします」etc…

こんなにも多くの人が色々な視点から価値を感じてくれているワークスペースは、他にないのではと自負しております。

働きやすさや利便性といったオフィスとしての機能的な価値もあれば、SYCLに入居したからこそ起こった自分自身の変化や、日々起こるここでの出来事に対する価値など要素も様々です。メンバーがこんなふうにSYCLを思ってくれていたんだと分かり、とっても嬉しかったコミュマネチームです。

また、SYCLのクリエイティブを担当してくれたデザインtokaの宮下さんにも登壇していただき、特徴的なSYCLのロゴに込めた想いについてお話いただきました。

「SYCLというアルファベットを様々な角度から切り取ったロゴとなっています。物事の始まりは個人の違和感や疑問から生まれ、そこから多角的な視点を取り入れ目標に向かって積み上げていきます。 色々な視点を混ぜた時の、ドキドキ感、並べた時のワクワク感、楽しさ、そしてかっこよさ。文字ひとつひとつを違う角度から見る事で生まれる歪みや斜体をそのまま残し、その個々の視点を受け入れる場として表現しました。」(デザインtoka 宮下さん)

まさにこの1年はSYCLのロゴに込められた想いを体現しているのではないでしょうか。年齢も職業もこれまでの人生のバックグラウンドもまったく異なる人たちが同じ場に集まり、共に重ねてきた時間がそれぞれのワークライフを彩り、そして多様な価値観に触れることでそれぞれの解釈や変化が生まれ、ここで生まれるつながりがSYCLを形づくっていく。そして居心地のよい場をみんなで育てていく。SYCLがそいういった場になってきたことを誇りに思います。

1周年を記念して制作したSYCL OTAYORI no.1
内覧やふらっと見学に来られた方にもお渡ししていますので
気になる方はコミュマネにお声がけくださいね。

人生の通過点とこれからの目指すところ

1年を振り返りながら考えていたことは、「次の1年をどんなふうに育んでいくか」ということでした。

コミュマネチームでは、定期的にSYCLの目指したいところや、どんな状況を生み出したいか、そのために何をして何をしないかを定め、アップデートし続けています。これは以前も少しお伝えしたように、起こったことよりも、出来事の後ろ側で想いや意志を持って動いた人がいることのほうが大切であり、だからこそ "何かを生み出すこと" を目的にしているのではなく"生まれる場の土壌を日々耕すこと” が大切だと思っているからです。

そんなアップデートを重ねていく中でたどりついた一つの考え方があります。それは「SYCLで過ごす時間は人生の通過点にしかすぎない」ということでした。一見、聞こえが悪いかもしれませんがとても重要な考え方だと思っています。

場を運営していると、無意識のうちに "運営側にとって良いこと”  "施設にとって良いこと” "周りから見られた時にすごいと評価されること” などにフォーカスしてしまうことがあります。

しかしSYCLを利用するメンバーにとっては、長い人生の中でたまたま ”今” SYCLに集まったというだけです。
だからこそ私たちが目指していくべきは ”SYCLでどんなコトを起こすか” ではなく、"メンバーの人生の中で、SYCLで過ごしたからこそ生まれる変化を増やしたり、SYCLに来る前よりも今やその先の未来の方がBetterになっていくために、どんな土壌をつくっていけるか” の方がずっと大切なのだと考えています。

様々な人の人生や価値観に触れるからこそ場づくりはおもしろい。
今集まってくれているSYCLのメンバーも、たまたまのタイミングが重なった出会いの中でどんな変化が起こるのか、どんなコトが生まれていくのかを楽しみにしながら過ごしてくれていると感じていますし、私達もまた2年目に向けてどう走っていくかを考えながら、みんなとどんな景色が見れるのかワクワクしています。

みんなありがとう!

SYCL愛が爆発し想いをつらつら書いてしまったので、伝わりづらい部分もあったかもしれません。最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。

2年目のSYCLはかなり温まった状態でスタートを切っております。
今年度もメンバーと過ごすSYCLライフと新たな出会いを楽しみにしながら下北沢でお待ちしておりますので、ぜひいつでも遊びにも働きにもきてくださいね。お待ちしています!

ゆうみ。

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