イベントレポート「こども妄想会議」
みなさまこんにちは。
SYCL by KEIOコミュニティマネージャーのゆうみです。
なんともうすっかり秋の空ですね。
下北沢でも今年の夏は盆踊りや阿波踊りのお祭りが開催され、多くの人たちが来街し、たくさんの笑顔が見られました。
さて、今回はだいぶ時間が経ってしまいましたが、
8月にSYCLで開催した「こども妄想会議」についてレポートします!
一人一人の「こんなことやってみたい」という妄想を起点に、下北沢の多様なプレイヤーが混ざり・つながる、きっかけの場である『下北妄想会議』。「妄想」を実際に下北沢のまちで実験的な取り組みとして実現することを目標に運営しています。今回は、定期開催している『下北妄想会議』のスピンアウト企画、その名も『こども妄想会議』を開催しました。
今回はこどもの未来株式会社とSYCL by KEIOの共同主催。
そして特別に「100本のスプーン」のみなさんにランチを用意していただきました。とても美味しそうなご飯が並びこどもたちはキラキラの目でいまかいまかと待ち構えています。
メニューはたまごサラダに、キーマカレー、手巻き寿司にかぼちゃの冷製スープ。
みんなでテーブルを囲んで食事をする様子はワークスペースでは普段見ることのない光景で、なんとも微笑ましいものです。
そしてごちそうさまの時、今日一番の重大発表。
なんと今回のメニューには動物性のものを一切使用していなかったのです。
「えええ〜〜!」というリアクションのこどもたちに、100本のスプーンチームも嬉しそう。
実はサラダに使用している卵は、アーモンドで作られたもの。
そしてキーマカレーは大豆ミートを使い、手巻き寿司のマグロとサーモンはなんとこんにゃく...!
アレルギーを考慮した食品や、今あたり前に食卓に並んでいる食材が、この先食べられなくなる未来もあるかもしれないということを学んだ子どもたちでした。
さてお腹もいっぱいになったところで、お待ちかね「こども妄想会議」スタート!
今回は8歳〜12歳の小学生を対象に、親子で一緒に参加し「自分たちの20年後を”妄想”してみよう」といった内容です。
こどもたちよりも意外と苦戦していたのが大人。
それぞれの20年後を描いていきます。
描き終わると、みんなの妄想を張り出して発表しあったり、コメントしあったり。
「こんな大人になりたい」と未来を描くこどもに対して「休みが増えている」「穏やかな時間を過ごしていたい」という大人の妄想も非常に現実的でした。(笑)
今回参加してくれたSYCLメンバーのお子さんは「お父さんみたいに将来SYCLに働きに来る」といってくれた子もいて運営チームはうるうる。
また、大人たちの妄想は”ゆっくり過ごしたい”という願望もありつつ「やりがいのある仕事をして楽しく暮らしている」「社会貢献につながる何かをしている」とまだまだ ”楽しく働く未来” を想像している人も多く、そんなお父さんお母さんの背中をみているからか、こどもたちも将来の ”働く” に夢や希望を持って楽しそうに妄想しているように感じました。
最後に下北妄想会議の名ファシリテーターでもある事務局の柳川さんからコメントをいただきました。
「こども妄想会議は、SYCLのオープン、そして「下北妄想会議」が始まった頃から、いつか必ずやりたいと思っていた僕自身の妄想でした。あるときの下北妄想会議で「こども妄想会議」の案が出たときに、「もうこれはやるしかない!」とついに動き出しました。僕自身の"やってみたい"が、誰かの妄想をきっかけにして実現してしまいました。
「僕らの20年後を"妄想"してみよう」
そんなコンセプトで、大人とこどもが世代を超えて、今から20年後を妄想してみる。参加してくれたパパママたちから「こどもがどんなことに興味を持っているか知るきっかけになりました」とか、「今から20年後の自分なんて考えたこともなかった」とか、これからの励みになるコメントもたくさんもらえて素直に嬉しかったです。
でも、やっぱり僕は「妄想」が実現した景色をみてみたい。
これからも、「下北妄想会議」や「こども妄想会議」を続けながら、「妄想力(≒イマジネーション)」だけでなく、「実験力(≒クリエイティビティ)」も育てていくような場をこれから仕掛けていきたいです。
また一つ、妄想が生まれてしまいました。笑」
実は「下北妄想会議」で出た「こども版の妄想会議をやってみたらおもしろそう」という妄想からこの企画はスタートしました。
思い思いの20年後を妄想し、どこか満足げな様子のこどもたち。
そしてこどもたちが思い描く未来や、「自分や家族はどう在りたいか」ということに真剣に向き合った大人たち。
それぞれの想いを知るきっかけになったようで、親子で照れくさそうに妄想を見せ合う姿は未来に繋げたいワンシーンでした。
第二弾も企んでいきます。
それではまた。
ゆうみ。