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誰かの「やってみたい」が街とつながる〜プログラム編②〜
みなさんこんにちは。
SYCL by KEIOコミュニティマネージャーのゆうみです。
この季節は花粉に苦しんでいる人も多いのではないでしょうか。私も来年あたり急にくるのではないかとビクビクしております..。SYCLでも3月に入ってから、ティッシュの減りがはやいはやい。笑 SYCLは高架沿い全面が窓になっているのですが、開かない窓なので花粉症の人にもやさしいSYCLですよ。
さて前回の『誰かの「やってみたい」が街とつながる〜プログラム編①〜』に引き続き、SYCLで開催されているプログラムについてご紹介します。
“やってみたい”を”やってみた”に。
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前回ご紹介したとおり、「下北妄想会議」は"こんなことを下北沢でやってみたらおもしろそう”という妄想を発散していく場でした。
多くの妄想が集まり、街にいる様々な人達が出会う場所として機能していましたが、その妄想を誰がどうやって実現するか?という部分が課題として残っていました。
そこで妄想の発案者が主体的にコトを起こしていく仕組みが必要だと感じ、新たにプログラムを立ち上げることになりました。
それが "誰かの「やってみたい」を0.5歩前に進める実験応援プログラム” 「studio YET」です。
「studio YET」とは?
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YETは「まだ…ない」という意味で、まだ誰にも見せたこともない自らの妄想を、このプログラムを通じて世の中に伝えてほしい、という想いが込められています。
この『studioYET』では、応募者の方が主体的に取り組み妄想を実現することを一番の目的に置いているため、以下の3点を参加基準としています。
①「やってみたい」にもとづいて参加すること(将来性やビジネス性は問わない)
②応募者自らが率先して「やってみたい」の実現を推進すること
③応募者が自分自身の「やってみたい」にワクワクしていること
2022年8月には第0期がスタート。4名の方が活動していました!
①永瀬天輝さん(SYCL by KEIO会員・大学生)
下北沢の飲食店における区内産農産物「せたがやそだち」登録の拡充と下北沢対象の「おとくなきっぷ」の企画をやりたい
②坂本是広さん(株式会社ヒトカラメディア)
都市の経済生態系マッププラットフォーム:「この街って、誰が、どんな思いを持って、どんな活動してるの?」を見える化したい!「人に特化したMEO×フィンテック(地域通貨のNFT化)」で個人のパーソナリティ・スキルセットを可視化することで、ゲーミフィケーションによるまちづくりをしたい
③森木田剛さん(SYCL by KEIO会員・株式会社はこぶんCEO)
『ホンネPOST』を活用して下北沢を「日本一実験に挑戦する人に優しい街」にしたい
④Anonymous (SYCL by KEIO会員)
カオスな都会(下北沢)で自然空間スペース(仮)natural space ミドリとアオをつくりたい
プログラムの発表は全3回で、初回発表のキックオフミーティングまでに、まずは事務局との事前面談からスタートします。
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そしてstudio YETの参加者を応援する人たちを集め、「まずはこんなことをやってみたい」「こんなことを考えています」を伝えるキックオフミーティングを開催。その先は中間発表・最終発表と約3ヶ月間、妄想を実現していくために事務局が伴走して行きます。
事務局としては京王電鉄やSYCL by KEIOの運営を担うヒトカラメディアのメンバーがいますが、具体的にどのような伴走スタイルとなっているのでしょうか?
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第一に、妄想を実現するためのアイディア出しや実現までの進め方などのブレストを行い、協力者になってくれそうな街の方々を繋いでいきます。
また、プログラムサポーターとしてミカン下北を中心に様々なアセットを持っている「プレイヤー」が参画しているため、妄想を実現する場所も準備しています。なので、"人”も"場所”も含め下北沢の街をあげて応援するような体制を作っています。
<プログラム連携アセット>
・ミカン下北
・SYCL by KEIO
・つながりキッチンPONY
・クリエイティブスタジオ 砂箱
・東京都実験区下北沢(メディア)
・下北沢大学
「やってみたい」に挑戦する人に対して、「やってみたい」をサポートする人たちが、嬉しいことにどんどん増えてきています。
「やってみたい」をサポートする人たちの応援を受け、プログラム連携アセットを駆使しながら、参加メンバーは3ヶ月という短い期間で、さまざまな実験を行いました。
さらにサポーターだけではなく、こうやって誰かが「やってみたい」を実現しようと頑張っている姿をみて、「自分もやってみたいと思っていたことをここでやってみよう」と新たに決意するメンバーも出てきて、2023年1月〜studio YET 第1期生として4名の方が下北沢で挑戦することになりました。
こちらも先日最終発表を迎え、その様子はまた別途ご紹介しますのでお楽しみに。
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『studioYET』の活動期間が終わっても実験が終わる訳ではありません。
挑戦しようとするプレイヤーを継続的にサポートしていきながら、新たに挑戦したい人や、下北沢に魅力的なプロジェクトを生み出していきたいと考えています。
「studioYETに挑戦したいから下北沢に引越しをしてまでSYCLへの入居を決めました」というメンバーもいるほどですので、これからも注目されるプロジェクトであることは間違いないはず。
前回紹介した『下北妄想会議』や『studio YET』はSYCLメンバー以外の一般参加もWelcomeです。ぜひご興味ある方は一度ご参加ください。
最後に、studioYET事務局メンバーで、実験区下北沢の”超伴走者”でもあるヒトカラメディアの柳川雄飛さんからメッセージ。
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「下北沢にSYCLが誕生して一年。たくさんの妄想や実験が生まれました。これら数々の出来事、プロジェクトはいつでも誰かの "やってみたい" でスタートしたものばかりです。
一人ひとりの "やってみたい" の小さな種は、人との出会いや新しい知識や経験を通じて芽を出します。その出会いやきっかけの多様さが下北沢の、そしてSYCLの最大の魅力です。
ぜひ自分の中にどんな "やってみたい" があるか、探しに来てみてください。次はどんな "やってみたい" に出会えるかなと、楽しみにして下北沢で待っています。」
次回の妄想会議のご案内
【日時/場所】
<昼の部>
4月25日(火)15:00 〜 17:00 @下北ワープ
(東京都世田谷区北沢2-5-2 下北沢ビッグベンビルB1F)
<夜の部>
4月25日(火)19:00 〜 21:00 @SYCL by KEIO A街区 4F
(東京都世田谷区北沢2-11-15 ミカン下北A街区 4F)
※ 終了後、1時間ほどの参加者交流会がございます。
ご希望の方は、参加費(1,000円)を現地決済のうえご参加頂けます。
【お申し込み】
https://shimokita-mousoukaigi0425.peatix.com/view