ゼロカラ"アガナウ"イセカイセイカツ
Re:ゼロから始める異世界生活 ifルート 解説と感想
ゼロカラアガナウイセカイセイカツ 〜ネタバレ注意〜
リゼロ公式スマートフォンゲームLost in Memories 通称リゼロス におけるストーリーモードのお話になります。もしスバルが違う選択をしていたら…というifルートのお話です。
アガナウ前編あらすじ
小説3章、またはアニメ15話において、目の前で魔女教大罪司教「怠惰」担当のペテルギウス・ロマネコンティにレムを殺された周回からの分岐。
おそらく星獣化パック討伐後のラインハルトに救われアストレア邸(外装から王都にある別邸だと思われる)に身を寄せるも彼の心情に共感できないと悟り別れる。そこから話はいきなり20年後に飛ぶがその20年間の出来事についてはほとんど語られていない。
持ち金が底を尽きかけていたスバル&パトラッシュは20年ぶりにロズワール邸へ赴く。そこで容姿の変わらないベアトリスと再会する。その後、魔女教の情報を得て港町に行きペテルギウスと対面。レムのモーニングスターをモチーフにした義手で一矢報いるも指先に憑依され敗北。助けに来たベアトリスとパトラッシュのお陰で王都の外れの治療院に務めるフェリスのもとへ辿り着く。
クルシュ陣営は本編同様(スバルやアナスタシア陣営の協力なし)白鯨に挑み、その結果クルシュとヴィルヘルムらは存在を消滅させられる。フェリスはクルシュの記憶を失い、喪失感に苛まれる。スバルは本編同様に何故かクルシュを覚えているのでそれを利用。フェリスを同行させることに。
アガナウ後編あらすじ
スバルはフェリスと何も言わずついて来るベアトリスと共に戦力補充にエルザのいるビシトーの町へ。エルザを雇う。
ロム爺の情報から「精霊殺し」のミーティアを求めて没落貴族のリバーク邸へ。道中に「ほーろーの傭兵」を名乗るミミを仲間に引き入れる(このルートでは初対面)。屋敷には魔獣が蔓延っていたがエルザ&ミミの力を借り解決。そこにはミーティアではなく「命剣」ゼアムが。マナを剣に込めることで精霊の魂を焼き尽くすという邪精霊であるペテルギウスを倒すのに有効な武器である。
事前準備を終えた一行は、ペテルギウスがいるとの情報を得て旧アーラム村へ赴きペテルギウスとの最終決戦を迎える。
20年後の各陣営の状況
エミリア陣営
エミリア→死亡
パック→死亡
ラム→死亡
レム→死亡(幻影として度々登場)
ペトラ→死亡
ロズワール→聖域到着後の消息明記なし。
フレデリカ→不明
ガーフ→聖域
オットー→死亡orラッセルの手駒
メィリィ→不明(エルザとは共にいなかった)
クリンド&アンネローゼ→不明
クルシュ陣営
クルシュ→死亡&存在消滅
ヴィルヘルム→死亡&存在消滅
アナスタシア陣営
鉄の牙は解散、怠惰とは別の大罪司教と戦闘か?
ティビー→死亡
へータロー→死亡
リカード→おそらく死亡
アナスタシア&エキドナ→おそらく死亡
ユリウス→不明
プリシラ陣営
プリシラ→おそらく生存
アル→不明
フェルト陣営
ロム爺の発言からフェルト死亡。ラインハルトは何してた?
フェルト→死亡
ラインハルト→不明、死亡してはいないと思われる
王選はフェルト、エミリア、アナスタシア、クルシュの死亡によりプリシラの単独勝利かと。
水門都市プリステラにはアナスタシア陣営、フェルト陣営、プリシラ陣営のみ集結か?戦力不足でアナスタシア陣営はミミを残し全滅。ミミの言う復讐はこの復讐かもしれない。そうだとすると復讐の相手はシリウスが妥当。
ベアトリス
本ルートのメインヒロイン。アニメ2期49話でスバルの契約精霊となって以降スバルを頼れるパートナーとして接する微笑ましい関係とは似つかず、笑う素振りが皆無…。
スバルが20年前作ったパックのぬいぐるみを大切に持ち歩いていた…そのぬいぐるみも解れ、スバルに直すよう頼むも義手のスバルは裁縫スキルゼロだと言われ断念。ペテルギウスを倒したら教えると約束をするがその約束は永久に果たされず。
違うとは理解しつつもスバルを「その人」じゃないかと一縷の希望を抱いて葛藤しスバルを助ける。そしてかつての師(教育係)であるペテルギウスと戦うことに。スバルは憑依したペテルギウスごとマナを込めた命剣を刺し自決。「どうか、俺みたいにはならないで」とベアトリスに残して…
エキドナ、リューズ、ロズワール(A)、パック、ジュース、エミリア陣営一同、そしてスバルを喪い本当に独りきりになったベアトリス。ロズワール邸とは逆の方向に向かったようだが一体何処へ行くのだろうか…
フェリス
フェリックス・アーガイル。フェリスという愛称は最初にフーリエ第四王子が名付けたためかろうじて残っている。先祖返りの耳が原因で地下牢に監禁され幼少期を過ごしたフェリスにとってそこから救い出してくれたクルシュはフェリスの全てであり生きる理由であった。そのクルシュが存在ごと消えたことでフェリスの精神は崩壊していた。
フェリスルートの最後ではスバルの残した手紙を読み真実を知る。そしてパトラッシュと共に何処かへ向かっていく。
エルザ
エルザ・グランヒルテ43歳。43歳には見えないが…相変わらず腹狩りの異名は各地に轟いている様子。メィリィについては明言されなかった。エルザの名前をペテルギウスは知っており、彼女からの宣戦布告と言っていることからカペラは生存している。ラストのエルザとミミの会話からアクを滅ぼすと宣言しているミミといずれ敵対するのであろう。
ミミ
ミミ・パールバトン34歳。容姿は20年前と変化がない。天真爛漫な性格は本編と全く変わらないが弟2人や家族同然のアナスタシア陣営メンバーを失った悲しみを隠すための天真爛漫さではないかと思われる。
ミミは別の魔女教(大罪司教)と戦い復讐を終えているそうである。ミミの得意属性は土であるが本ルートではゴーア?を連発していた。本編に比べて明らかに戦闘能力は高い。
個人的に、パールバトン姉弟の共通の加護である「三分の加護」が弟二人の魔法適正などをミミに引き継がせたのではないかと思っている。実質「三倍の加護」
スバル&パトラッシュ
ナツキ・スバル37歳。レムを抱え二つの分かれ道を本編とは違う方を選択したことから始まる。本編のアルデバランとの身なりがそっくりであったり、隻腕であることなどからアルデバランの謎の解決に繋がると思われたが明記はなし。ペテルギウスを殺すという目標を達成したのでアヤマツルート同様「死に戻り」は発生しないだろう。(真エンディングに追記あり)
本ルートのヒロインの1人であり、ルート分岐時点で出会っていないパトラッシュ。フリューゲルの大樹付近でスバルと出会ったそうだが詳細は不明。cvが伏せられてるのもそうだが、6章のバッドエンド周回での懸命さやボルカニカがパトラッシュの名を呼んだことなどからまだまだ謎が多いキャラクターの1人である。
真エンディング
(追記)エルザ、ベアトリス、フェリスの三ルートをクリアすると解放される真エンディング「ゼロカラ」。三ルートで死亡した20年後ナツキスバル。ペテルギウスを殺すという目標を達成し死にゆくので「死に戻り」は発生しないように思われた。
だが、スバルの前に広がるのは懐かしい果物屋のおっちゃん=カドモンと…スバルをここまで死なせなかったレムである。困惑し「死に戻り」の仕組みに怒り狂う。レムの言葉が20年死を封じスバルを追い込んだと感じ投げ出しそうになるが、20年後のベアトリスやフェリス、そして親身に尽くしてくれたロム爺を思い出し、ここからーー「ゼロカラ」始めることを胸に誓う。
ここからは「死に戻り」についての考察です。本ルートのナツキスバルはアヤマツルート同様、「死に戻り」は発生しないかのように思えた。だが20年以上もセーブポイントが更新されなかったことからも、エミリアがいない世界線は続いてはいけないというのが嫉妬の魔女サテラの思惑の根幹にあると推測される。つまり、セーブポイントの更新にはエミリアの危機脱出が必須事項だと断定できる。
この結果、エミリアの死んでいるツギハグルートとカララギルートでもスバルは死亡するとエミリアが生きている時点まで死に戻りするのだろう。カララギルートはスバルとレムの子供であるリゲルとスピカが生まれる前まで戻ると考えるだけでも恐ろしい…。
感想
まずこのルート、ヒロインのエミリアの名前がほとんど出てこないという本編ではあり得ないルートでしたね。想像を絶するバッドエンドが待ち受けていて本編以上にベアトリスに感情移入してしまい涙腺が崩壊しました。。20年経過後だと本編も完結してそうですが…登場すると本編に影響の出るキャラは未登場って感じなのかな?なにはともあれ真エンディングに期待です!
(追記)真エンディング後
個人的には真エンディングは20年後スバルがペテルギウス戦で生き延び、ベアトリスたちと平和に暮らすのを想定してました。自分の妄想は浅はかだと思い知らされました(汗)
20年前に戻ってきて困惑するスバルの心情を思うと涙が出てきたし、このルートはやはりゆっけ氏(スバル役の小林裕介さん)の言ってた通り感動しました。何より声優陣の演技が言葉で表現できない程素晴らしかった。
最後に長月先生やリゼロス運営を始めアガナウルートの制作に関わった全ての方に感謝を述べたいです!ありがとうございました。そして、お疲れ様でした!
次回の新章3(おそらく剣鬼恋歌)とアニメ3期も首を長くして待ってます!