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映画鑑賞感想部/バトル・ロワイアル


見ようと思ったきっかけ

2025年2月24日(月)
久々の休日、何か有意義な時間を過ごそうと思い、
以前から見ようと思っていた「バトル・ロワイアル」をAmazon primeにて鑑賞。
うっすらとタイトルは知っており、いつか見よう見ようと思ってはいたがなかなかサブスクで解禁されなかった(よな?)ためタイミングをかなり逃しまくっていました。

脳直感想書き散らし

中学生同士が命がけで戦う、という衝撃的な作品。
筆者が鑑賞し始めて、真っ先に「おぉ…」と声を漏らしたのは、
崩壊したクラスの描写だった。
鬱屈とした中学生の暗さの表現、すさまじい。

(余談であるが筆者の中学3年生当時のクラスもそこそこ荒れていたからである。
それこそ刃物沙汰であったりは無かったものの、デスゲームというジャンルをうっすら知っていたため、こういった状況になったらどうするんだろう…とよく考えたものである。)

何より今まで仲が良かった(と思っているだけかもしれない関係含む)クラスメイトを蹂躙しなければいけないという残酷さ。たまらん。

これは鑑賞途中の筆者のツイートである。
人間だれしもこういったことを一度は考えたことがあるかと思うが、
この作品を見て気付いた。
”もともと親密な関係が気付かれているコミュニティでBRを開催するからこそ面白いのではないか?”と。
だいぶ浅はかでしたね、自分。

これも少し余談だが、子供が命がけで戦い次々に退場していく作品として筆者が過去に観賞した「ぼくらの」に関しても、きっと初対面からのスタートではなくすでに薄っすら関係性ができていたからこそあの展開になり面白かったのではないかとふと思った。
知らない人間の死を目の当たりにするより、知っている人間の死を目の当たりにするほうがよっぽどダメージが大きいですからね。

好きなシーン書き散らし

・中川が(恐らく七原を思って)焼いたクッキーをキタノが食うシーンさぁ~!!!!!
手をたたいて喜んでしまいました 残酷で
結局七原に食べてもらえなかったのかわいそうだな

・千草貴子、かっこよすぎだろ
そう、生命体は生命の危機に瀕すると子孫を残そうとする本能があるらしいですよね
それで最後にワンチャンかけて言い寄るオス、ありがちですね
それを命がけで抵抗し命がけで戦い守り抜いたうえで、愛する男の傍で最期を迎えた女、あまりにもかっこよすぎるだろ
こ、こうありてぇ~ 特に好きな退場だったかもしれません

・川田、良い奴すぎる
最初から最後まで良い奴すぎるだろ 
主人公たちにとって年上で、かつ過去のゲームの生存者
そしてなんだかんだ世話焼き あと関西弁
こ~んなん嫌いなオタクおらんやろ
そして所々で煙草を吸うところもね 良かったです
こんな大人になりこんな最期迎えたい過ぎるだろ…!!!と唸りました

ラストシーンを迎えて

いやこれ、どう考えてもハッピーエンドやないか~い!!!
正直本当に生き残るのは1人だけだと思ってました あれだけガチガチにゲームを作りこんでるんだから流石にそんなに甘いことしないよな…と。
激甘ちゃんじゃねえか
結果生き残った2人に待っていたのは今まで通りの生活ではなく、またも過酷なこれからといった結末であった。
事実から見たらかなり最悪のバッドエンドだと思う。
未来ある中学生2人に対して、未来が潰されたといっても過言ではない状況に陥ったようなもんだから。
しかし!ハピエン脳に侵された筆者はこう考える
運命を共にする2人での逃避行生活、それはもう実質ハッピーエンドだろ
と。
枷を共有する存在ってとてつもなく大きいですからね

あとがき

見終えた感想、ラストの描写で「ハピエンやないか~い!」と叫んだものの、
ホラー映画を見る心持としてはだいぶ満足しました。ホラーというよりはサスペンス・スプラッタの方がジャンルとしての表現が正しいかもしれません。
大人数が多種多様な散り方をしていく作品として先述した「ぼくらの」や「another」などが好きな筆者にとっては、後味かなり大満足でした。
続編であるバトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌もいずれ鑑賞したいと思います。
聖地も行くタイミングがあったらいつか行きたいなあ。

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