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写真をはじめたころ その2

前回

オールドレンズとの出会いがあり、私はだんだんと写真の沼にハマっていき、同時に自分が撮りたい写真がなんとなく絞られてきました。それは

「何気ない記憶」です。

ストリートスナップには構図の激しさも重要ですが、写り込んでいる車、自販機、人々の服装・・・時代を感じさせるものも当然写り込んでいます。ある日、家族のアルバムを見ているときに、そういった部分を注意深く観察しては、昭和や平成初期を感じている自分がいました。

また、写っている本人と眼前の本人との年齢差・・・なんかも、ビビッときました。そんなわけで、外では何気ない日常を、家では家族写真に重きをおいて撮影するようになりました。

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写真から伝わってくるもの・・・長期的には時代を短期的には季節を感じさせてくれます。また、撮った本人にしかわからない「その時の気持ち」を思い出させてくれます。

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ここには家族写真を貼れませんが、街やでかけた先で見かけた「何気ない日常」をこうして、こっそりと自分の宝箱のように仕舞っていく自分がいました。


◆機材の話

 あまり記憶にないのですが、a7(無印)の次は、a7Riiを買ったように記憶しています。カメラについてはあまり覚えていません。

 レンズについては、ここで生まれてはじめて新品のレンズを買いました。それがCarl Zeiss Planar 50mm f1.4 zfです。

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 大した理由で買っていません。見た目がかっこいいのと、蟹爪がついていたので、Nikomatでも使えるなあ・・・ぐらいです。真面目に機材を選び出すのはもう少し後になってからです。

 このレンズ、普通によく映るのは当たり前なんですけど、特定の条件下でものすごく「艶美」というか「セクシー」な光を描きます。その条件は未だによくわかっていないのですが、決まったときは最高のレンズです。スペックはそんなに優れたものでもないようですが、思い入れが強いので勝手に「思い出レンズ」と読んでいます。SEL50F14Zという現代のPlanarを手に入れた今でも、本気で撮影するときにはこのレンズです。

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写真でご飯3杯食える
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