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写真を始めたころ その1



そもそも写真を始めたのは、実家で祖父の遺品を漁っているときに、Nikomat FTNとNikkor 50mm f2が出てきたこと、そして、家族のアルバムに写っている写真の9割以上は、このカメラとレンズで撮影されたということを知り、すごくロマンのようなものを感じました。

写真には、一瞬の思い出を永遠に残す力があることを知り、自分もそんな写真を撮ってみたいというのが私の原点です。

そんな原点となるカメラは今も大切に防湿庫に仕舞ってあり、時々持ち出しては遊んでいます。

理由はよく覚えていませんが、次にRX100mk2を買いました。これはもう売り払ってしまったのですが、この一台で何故か絶対にズームをせずに、DMFで使っていました。じゃあGR買えよっていう話ですが、当時の僕はGRなんて知りません。近所にあった電気屋にあったから適当に買ったような気がします。しかしながら、このカメラでRAW現像の楽しさを知り、こんな写真を撮ったりしていました。

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その次に買ったのがa7(無印)。本当は祖父のレンズを使いたかったので、Nikon Dfを買おうとしていたのですが、近所の電気屋に行って帰ってきた頃にはa7を持って帰っていました。こいつが曲者で、Nikkorはもちろん、SMC-takumar 50mm f1.4とかINDUSTARやSOLIGORのレンズを漁るようになってしまいました。マウントアダプターは恐るべきものです。また、大学の帰りに道にあるカメラ屋に出向いては、ジャンクの単焦点レンズを探し、直せそうなものは直して使っていました。当時撮っていた写真がこんなのです。

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・・・とまあ、こんなわけです。 

趣味とは、思想と機材等との出会いの連続ですね。当時は、ただただ写真やカメラが面白く、良い写真というよりも、楽しく撮ることをメインにしていました。また、a7とマウントアダプターという散財できる環境が揃っていくうちに、どんどん沼にハマっていったわけです。おそらく、あのときにNikon Dfを買っていたならば、売り飛ばしてa7を買うか、写真をやめていたでしょう。でも、Nikon Df未だにほしい・・・


・・・つづく

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