写真をはじめたころ その4
フィルムの自家現像にもはまり、段々と写真沼に浸かりだした自分は、いろんな写真家さんがどんな思いで写真を撮っていたのか、どんな工夫をしているのかというところに興味が湧いてきました。
その中で最初に読んだのがこれです。
ページを開くとすぐそこに書いてあった「写真家の流儀には、その人の生きざまがあらわれる」という言葉に深く感銘を受け、購入したのを覚えています。いわゆるムック本なのですが、これが非常に面白く、約30人の巨匠の「流儀」が記されています。
その中で、特に感銘を受けたのが、トップで登場する北井一夫氏。あまり引用すると良くないのですが、最後に『流れ過ぎていく時間、二度と起こりえない光景、いわば誰かが記録しなげれば「消えていくもの」を見つめ、そのまま写真で撮る』という一文、また掲載されている作例の力強さ、臨場感に圧倒され、鳥肌さえ覚えました。書ききれないほど、といっても書きすぎると中身がバレてしまって面白くないので、あまりは書きませんが、北井一夫氏のページにはかなりの影響を受けました。特に先程引用した一文は、自分のモットーみたいなものになりました。
続いて・・・と行きたいのですが、長くなるのでやめておきます。ともかく、それほどにもこの「写真家の流儀」という本はおすすめです。写真を始めてみたけれども、方向性が定まらない人や、参考になるものがほしい人はぜひ、この本を読んでみてください。
何回貼るねん・・・と思いつつ。本当におすすめです。カメラの愛し方、写真の愛し方がよくわかりますし、好きなスタイルを選び、真似て、学んでいくことができるでしょう。あと、子どもがうまれたので、おおのまことさんの写真も好きです。はい。
ちなみに、北井一夫氏の撮る写真も好きで、また出版されていた本も大変読みやすいものであったので、購入して何度も読みました。
個人的にエッセイが好きなのでよく合いました。北井一夫概略とも言える本です。
ところで、写真集ですがどれも高価でなかなか手が出ません。手元においておきたい気持ちもあるのですが、我が家の勘定奉行が許してくれないので、度々図書館に行って、取り寄せてもらっていました。実は図書館では司書さんにお願いすると、全国の図書館の蔵書を調べて、取り寄せてくれるのです。必ずどこかの図書館にはおいてあるわけなので、買う前にちらっと見てみたい人は、一度図書館にお願いしてみてはいかがでしょうか。
そんなこんなで、北井一夫氏のような写真は撮れませんが、なんとなーく写真に対する考え方のようなものが、定まっていった次第です。
※撮影時了承済み。人物写真の保存、二次的な使用はご遠慮ください。
ちなみに時々景色の写真を貼ったりしますけれでも、使いみちがあれば自由に使ってください。コメントで問い合わせてもらっても大丈夫です。ないと思いますけど・・・