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コレクションカードの紹介 #1

初めまして、シャロン( @syaronalex )と申します。

今回は、「カードコレクション」の紹介を題しまして、そのタイトルの通り私シャロンがコレクションしているカードを紹介するという趣旨の記事です。

要するに”自慢”ですね。
見て欲しいんです。しかし、ただの自慢ではなくて「自分はこういう拘りがあって~」とか「こういうとこが好きで~」みたいなオタク特有の早口で欲求をぶつけたい、そういう内容です。

一応 #1 と今後もありそうなナンバリングをつけていますが、自分はいわゆる世間一般で言われる「コレクター」というわけではなく、「収集癖のあるオタク(?)」ですので、大したものを持っているわけではありませんが、この悪癖は一生続くと思いますので一応つけました。


◆コレクションカード

そして今回紹介するのが、コチラのカード。

「ミステリアス・パール」
「ミラクル・ダイヤモンド」
「ワンダー・プラチナ」


です。

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コレクション界隈で大流行中の「1/1インチスクリューダウン、アクリルフレーム、フルプロテクトスリーブ」構築で仕上げました。


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非常に分厚く頑丈で安心感があります。
スクリューダウンに直に挟むと、カードが潰れてしまう心配が本来あるのですが、アクリルフレームとフルプロテクトスリーブを噛ませる事でそれを補うことが出来て凄く良いです。


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海外製の、それぞれに対応した「パルキア、ディアルガ、ギラティナ」の公式デッキシールドにそれぞれ入れていて、裏面から見てもわかる拘りポイントの一つ。我ながらオシャレと思う。


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フィルターにかけてみました。


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◆惹かれた理由、キッカケ


キッカケとしては、何かしらの形で「ワンダー・プラチナ」というカードの存在を知ったことでした。

自分はまさにポケモン世代ど真ん中ということもあり、人生のほとんどの期間で何かしらの形で「ポケモン」というコンテンツに触れてきて、今でもゲームやカードに限らず「ポケモン」が大好きです。
そんな中でも「一番好きなポケモンは何?」と聞かれたら「ギラティナ」と答えます。

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ダイヤモンド・パールの時点でも異質なフォルムや見た目を持つポケモンとして魅力を感じていましたが、やはり看板を張ったプラチナで「一番好き」と言える存在になったと思います。

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長いポケモン人生でも、「一番面白かったゲーム」という枠組みで話しても「ポケットモンスタープラチナ」と真っ先に答えます。
これまで語り出すととんでもない文量になってしまう気がするので今回は割愛します。(いつか語りたいです)

初めて参加したVGCの公式大会「WCS2010」でもギラティナを先発にしたパーティで、1000人以上が参加した激戦区の東京都大会で準優勝することが出来、そんな思い出もある一匹です。

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ポケモンカードの大会も、ギラティナにサプライを統一した構築で出たことなんかもありました(笑)


こんな「ギラティナオタク」の自分が、「ワンダー・プラチナ」を目にして、惹かれないわけがなかったんです。

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しかし、後述しますがこの「ワンダー・プラチナ」は非常に希少性の高いカードで、易易と手に入る代物ではありませんでした。


「いつか余裕が出来たら、どうしても手に入れて、所有欲を満たしたい。更に言うなら、”パール””ダイヤ”の2種も揃えて3枚並べて飾りたい・・・。」


こんな思いをずっと長いこと持っていた中、世間の情勢や自分の金銭面などが噛み合ったりでようやく揃えることが出来たという次第です。

◆価値


気になるその価値ですが、ポケモンカードwiki様や当時のプレイヤー情報、カードショップ複数店の買取価格やネットオークションサイトの取引履歴などから、大体の配布枚数と目安となる金額を算出しました。

◯ミステリアス・パール

配布枚数: 
約400枚~

価格: 
150,000円~

備考:
バトルロードスプリング★2007で上位3名の入賞賞品であり、これがジュニア・シニア・マスターの3部門込で9大会開催(81枚)。
その後、「ウィンターチャレンジ」というイベントで、チャレンジアリーナ優秀賞(ガンスリンガー形式で6勝したのち、6勝同士で対戦し勝った方が貰える)賞品として配布。一見非常に難易度が高そうだが、ジュニアクラスではハーフデッキ(30枚デッキ)対戦であったりした事や、8回前後開催されたことを加味すると、相当数出回ったとされている。

◯ミラクル・ダイヤモンド

配布枚数: 
約120枚

価格: 
800,000円~

備考:
バトルロードサマー★2007で上位4名の入賞賞品であり、これが各部門込で24大会開催(96枚)。
その後、バトルロードスプリング★2008の上位4名にも提供されたが、脅迫事件があり一部の地方は開催されなかった。そのため、この時配布された枚数は(24枚)とされている。

◯ワンダー・プラチナ

配布枚数: 
約35枚

価格: 
1700,000円~

備考:
2009年の日本代表選手権で、カード部門の上位入賞6名に配布された。これがジュニア・シニア・マスターの3部門で18枚。2008年時点でシードを持っていた選手や、繰り上げ入賞した選手にも配られたという噂がある。
これにより20枚前後だと考えている人も多かったのだが、実はゲーム部門の日本代表選手権の上位者にも配布されている。これがカテゴリAとBで各8枚ずつで16枚。計35枚前後存在することになる。

2009年ゲーム部門日本チャンピオンのたかぽに氏( @takahiro26 )に今回実際にお話を伺いました。ありがとうございましたm(_ _)m


3枚揃えようとすると、約300万円!
しかしこれは美品での取引価格ですので、そこまでコンディションに拘りがなければもう少し安く手に入ると思います。


◆当時のお話


なんとこれら3種のカードは、代用の効かない強力な効果でありながら、「普通に大会で使用することが出来ました。
現在でも「プレイヤーズセレモニー」等、固有の効果を持ったカードは存在していますが、これら3種はそのレベルではありません。
当時実際にどんな使われ方をしていたのか気になりますよね。

しかし、もう10年以上も前のカードになりますので、ネットで探せる情報には限りがありました。

そこでなんと、当時現役でこれら3種のカードと共にポケモンカードをプレイしてきた古豪の方々に今回お話を伺うことが出来ました!

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Takuyaさん(https://twitter.com/Takuya_pcg
あぶらさん(https://twitter.com/abura_aruba

現在でも多くの方に知られる超有名プレイヤーです。
二人は、現在チームアチャモというチームで共に活動されていますが、当時は別チームに所属していたようで、色々な面白いお話がありましたが抜粋して紹介します。


◯ミステリアス・パールについて

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グッズ
ミステリアス・パール
ウラになっている自分のサイドのオモテをすべて見て、もとにもどす。
 
のぞむなら、その中のポケモンを1枚、相手プレイヤーに見せてから、手札に加えてよい。
 
手札に加えた場合、このカードはトラッシュせず、オモテにして自分のサイドにおく。

その強力な効果から、配布後わりかしすぐ使われ始めた。

当時「アグノム」という、ポケパワーでサイドから「ポケモンのカード」を回収出来る、似た効果を持つカードが存在していたので代用は効くかと思われたが、
・当時はベンチスペースが貴重
・ヨノワール(DP1)やゲンガー(DPs)が強かった
という要因もあり、実は上位プレイヤー間の認識では「アグノム」と「ミステリアス・パール」とは圧倒的な差があった。(気付いていた人は少なかった印象)

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当時は1万円前後ほどの価格で取引されていたとかなんとか。

◯ミラクル・ダイヤモンド

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グッズ
ミラクル・ダイヤモンド
ウラになっている自分のサイドのオモテをすべて見て、もとにもどす。
 
のぞむなら、その中の「トレーナーのカード」を1枚、相手プレイヤーに見せてから、手札に加えてよい。
 
手札に加えた場合、このカードはトラッシュせず、オモテにして自分のサイドにおく。

配布枚数が少なかった為、すぐには使われ始めなかった。

サポートにもアクセス出来ることで初手安定にもなることから他の2種を比べても次元が違う強さを持つ「最強のグッズ」

言い換えるなら”サイド確認しながら6枚めくるトレーナーズポスト

1回使ったあとに、サイド取る時にまたダイヤモンドを取り、その後も状況に応じて好きなトレーナーズに変身出来るという強みもある。

当時は「エムリット」「ミカルゲ」「ポリゴン探求」の3強環境。

ミラクル・ダイヤモンドはその内の「ポリゴン探求」に4枚採用されていた。

※「ポリゴン探求」は、「ポリゴン2」で「探求者」を使い、ベンチを0にした後「ポリゴンZ」でバトル場のポケモンを倒す先攻1キルデッキ。’(当時は先攻でワザが使えた)

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逸話①
「探求者」が発売されてからデッキが完成するまでに1日、更に大会まで3日間しかないという厳しいスケジュールの中、大会に参加するチームメイトの為にチームメンバーが獲得してきた「ミラクル・ダイヤモンド」を全国各地から1箇所に郵送して集め、無事チームメイトがフルパワーの「ポリゴン探求」を使うことが出来たという伝説がある。
(その後もそのダイヤ4枚セットが全国各地にいるチームメンバーの元を飛び回り、フルパワーのポリゴン探求が暴れたそう)

逸話②
あぶら氏は、2009年の全国大会において「ミラクル・ダイヤモンド」を2枚採用した「ガブレン」を使用予定であったが、いつもカードを貸し借りしていたチームメイトのほとんどが同全国大会に参加するという都合上、自分の「ミラクル・ダイヤモンド」を売却してしまっていた為借りることが出来ず、代わりに「ミステリアス・パール」を2枚採用して出場。超劣化構築を使うハメになってしまったという。


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実は「ゴース」という天敵もいて、先攻1ターン目に「まっくらやみ」を使われその後も打たれ続けると勝ち目は無いらしいが、当時はそれを知る人も少なく、「3強環境」とは言ったが、一番上は明らかにポリゴン探求だったという説も・・・。

◯ワンダー・プラチナ

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グッズ
ワンダー・プラチナ
ウラになっている自分のサイドのオモテをすべて見て、もとにもどす。
 
のぞむなら、その中のエネルギーを1枚、相手プレイヤーに見せてから、手札に加えてよい。
 
手札に加えた場合、このカードはトラッシュせず、オモテにして自分のサイドにおく。

恐らく配布されてから、使用可能な大きな大会が無かったとされている。(パール、ダイヤが使えないがプラチナは使えるという環境が一瞬あったそうだが、目立つ活躍はしていなかった。)

枚数が少なすぎて、ほとんどのプレイヤーがデッキ構築の選択肢に入れていなかった。しかし振り返ってみると、選択肢に入れていれば使うデッキはあったかも知れない?今となっては不明。

しかし、先程紹介した「ポリゴン探求」において、元々はダブル無色エネルギーがサイド落ちケアで2枚採用されていたが、「ワンダー・プラチナ」が出たことによって1枚の採用でよくなり、更にサイドからも回収出来るようになったことで、僅かな差ではあるが「究極のポリゴン探求」が完成することとなった。

ミステリアス・パール 1枚
ミラクル・ダイヤモンド 4枚
ワンダー・プラチナ 1枚
を採用というとんでもないデッキであり、現在これを組もうとすると実に500万円以上必要となる・・・。



以上がお二人へのインタビュー内容をまとめたものになります。

今では中々信じられないようなエピソードもあり、聞いていて凄く面白かったです。本当にありがとうございましたm(_ _)m


◆終わりに


ここまで読んで頂きありがとうございました。

ポケモンカードの歴史って、めちゃくちゃ長いんですよね。

自分ももうだいぶ長いことやっているような気になっていますが、実はまだ2年程度。そして来年でポケモンカードは25周年というわけです。

こういった、自分の知らない過去存在した貴重なカードや、貴重なエピソードをこれからもずっと大切にしていきたいなあと心から思います。


おわり。

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