できたてほやほやのうちに硬い悩みを柔らかくする
あれこれと悩むのはどうしてでしょう。悩みの種類は様々でしょうが、その内のひとつは解決の糸口を見失なってしまう恐れにあります。
何か複雑な問題があったとして、その対処方法を見つけたとしましょう。もしくはあと一歩というところまで辿り着いたとしましょう。
不安なのはその方法が頭から抜け落ちてしまうことです。思いつくに至るまでは一本道なので問題はありませんが、誰かに説明したり実行に移したりする時はその来た道を一旦引き返し、咀嚼してから再度出発できるように拵え直す必要があります。
きちんと道を引き返せるか、きちんと再現できるか、そんな不安が脳裏をよぎるのでついつい不安になります。
せっかくここまで手筋を考え抜いたのに、大事なタイミングでその筋を忘れてしまうのではないか。
例えば人に物事を説明する準備ができたとして、本番で大事な部分が抜け落ちてしまうこともあります。それがリカバリーの効かないものだとしたらマズイですよね。
そんな抜けが発生しないように暖かいうちに何度も咀嚼するわけです。だからこそ人はもがくのです。
なんなんだこの悩む時間はー!
と疑問に思いながらも自己嫌悪に陥ることがありますが、全ては「抜け」を生み出さないためのコーティングの時間なんですね。
ポイントやアイデアを全てノートやメモに書き出したところで、最終的に判断をするのは自分の頭になりますので、その頭で硬い部分をどんどん柔らかくしておく必要があります。出来立てほやほやのうちにどこまで柔らかくできるかがカギを握っています。
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