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【2021年8月15日】消費者マインド悪化でドル安の展開となるが、反発を予想

こんにちわ。
高橋勇気です。

先週は米消費者マインドの悪化によってドル安となりました。

この結果の解釈と今週からの相場予想を簡単に書きたいと思います。

話が逸れますが、FXをやる上での重要知識をこちらに書いております。
私は以前、メガバンクでFXのトレーダーをしており、プロの目線からFXについて書きました、こちらを読めば、FXをやる上でかなり有利にあるかと思います。15,000字程度の自信作です。
メガバンクの元外国為替トレーダーが語る、FXをやる前に絶対に知っておきたい11個のこと


消費者マインドの悪化について

さて先週金曜日に発表された米ミシガン大学消費者マインドが約10年ぶりの低水準となったことを受けて、米金利が大幅低下、ドル全面安の展開となったことでドル円も110.40円付近から109円台半ばまで急落しました。

簡単にミシガン大学消費者マインドについて触れておきましょう。
まずこちらの指標はミシガン大学が300~500人に対して経済見通しのアンケート調査を行います。それを指数化したものが指標として使われているわけです。
こちらの指標は速報性に優れているものの、調査人数が少ないことから、月毎のぶれが大きい点には注意が必要です。

さてこちらの指標が悪化した理由としては、米国でデルタ変異株によるコロナの新規感染者数の増加が要因でしょう。米国の労働市場は非常に改善しつつあるものの、その改善途上で新規感染者数が増加したことで再度ロックダウンに入り、そして働けない状態まで経済が悪化するのではないかとの懸念が高まったことが要因と考えます。

つまり米国の労働者は、これまではロックダウンによって職を失っていたが、求人件数が増加している上、失業給付金の受給も失効される中、働く意欲が高まっておりました。しかしデルタ変異株の台頭によって再度ロックダウンとなることで、求人が細り、収入を得られない可能性を危惧したわけです。

その結果、マインド指標の悪化につながり、さらには米金利の低下要因となったのだと思われます。
またヘッドラインでは「10年ぶりの低水準まで悪化」と見栄えする文章であったことも、相場を大きく動かすことに繋がったと考えます。


今週のドル円見通し

さて今週のFXですが、まず本日月曜日ですが、東京時間は逆張り傾向(日本の個人投資家によるもの)になる特徴があるため、ドル円は下値を試すのではなく、押し目買いによって反発する展開を予想します。
月曜日はこの反発によって109.80円程度までは戻すのではないでしょうか。


その後、週半ばにかけては、あくまでもこの指標はマインド指標であることから、FRBによるテーパリング開始タイミングを後ずれさせるほどのものではない、との見方から徐々に米金利が上昇することでドル円も110円台まで回復すると考えております。

今週のドル円の予想レンジ→109.50~110.50円


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高橋勇気

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