「THE KEBABS 生存」を見物してきた雑感
7月28日のバリバリ平日に7億年ぶりの轟音を浴びるべくTHE KEBABSのライブにオフライン(今後この注釈を入れることがデフォルトな社会になるのか)で参加してきました。参加者が30人程しかいなかったり、貴重なこのタイミングでのオフラインライブ経験だったので備忘録的に感想を書き殴っていこうと思います。
※下にセットリストを表記するので、知りたくないって方はお気をつけください
目次
1.開始まで
2.セットリスト
3.特に楽しかったあれこれ
4.まとめ
1.開始まで
イカした奴ら
「2週間後にライブやりますー、感染対策で30人くらいしか呼びませんー、2万円ですー、先着で申し込み今からですー」
理解できていない自分
「おけ」
ってことで予定もお金も何も考えずにチケットを購入。フットワークが軽いうちはこういう面白そうなことに飛びついて生きていたい。
(チケット取れると思ってなかった)
そっから2週間の自主軟禁生活に耐え忍び、遂に迎えた当日。会場は恵比寿LIQUID ROOM。いつもの『最寄り駅に着いたくらいからライブTの人を見かける』が無くって、より日常から非日常を味わいに行く感がすごい。
18時入場で15分前くらいから検温等を始めるとのことだったので、17時45分くらいに入場。すると殆どの人がすでに黙って等間隔で並んでおり、かなり異様な雰囲気。自分の後ろでは普通に撮影スタッフの人が段取り確認していたりと、とにかくいつものライブとは違う空気に思わず浮き足立つ気持ちを抑えつつソシャゲ周回。
LIQIDはだいぶ昔に行ったナナヲアカリ以来、客がいないと広く感じるなぁみたいな小学3年生みたいな感想で待っていると、某有名焼肉店の弁当が配布されたので18時からやってた楽屋放送を各々見てました。
2.セットリスト
1.THE KEBABSがやってくる
2.THE KEBABSのテーマ
3.すごいやばい
4.オーロラソース
5.THE KEBABSは暇だった
6.お願いヘルプミー
7.水族館へ行こう
8.ピアノのある部屋で
9.ホラー映画を観よう
10.メリージェーン知らない
11.枕を変えたら眠れない
12.ジャキジャキハート
13.やさしくされたい(新曲?)
14.THE KEBABSは忙しい
15.恐竜あらわる
16.猿でもできる
17.ガソリン
18.THE KEBABSのテーマ
3.特に楽しかったあれこれ
いつもと違いSEが無い無音の状態、「よっしゃー」なんて緊張感の無い掛け声と共に入場するもんだから今からライブ始まるよね?と不安に駆られたその瞬間に
THE KEBABS がやってくる
でっでっでーででっでっででー(しゅきしゅきベースイントロ)
ケバブスのベースから入る曲は全て好きなんですけど『やってくる』も御多分に漏れずといった感じで。最高。あと気づいたら佐々木さんが横に居た。
1曲目が始まった瞬間に感じたのが「あぁぁ、音楽に包まれてる…… 」でした。久々の全身で浴びる音楽に耳だけじゃなくて体全部の細胞がロック最高って跳ねてるのを感じるくらいで、生まれて初めてライブハウスでバンドを聴いた感動を思い出して少しだけウルっときました。
THE KEBABSのテーマ
い か し た や つ ら ! ! !
(今回も2回演奏してたので詳細は最後に)
オーロラソース
オーロラソースは好きじゃないですけど、田淵さんの「怒りんぼはぷりぷりして」の言い方は好き。この曲2分もないんですけど、こういう短い曲を書くバンドが本当に大好きなので増えて欲しい(以前対バンで見たハルカミライが良かった)
サビで『オーロラのぉ』っ叫びたい。叫びたくない?
なんかMC
映像ではカットされてたので色々ここで書くのも野暮ですが、確か最近見たドラマの話とかをしてて「うわ、緩っ」って感じでした。
お願いヘルプミー
ヘルプミー ヘルプミー
照明がカッコよかったです(小学生)
サビで視界を揺らしたくなるような曲?だと思っていて、ギターがカッコ良すぎてずっと見てたら、佐々木さんが助けてぇ!って叫んでいてとてもすごいと思いました(小学生)
水族館に行こう
今回のライブが告知された事前放送で一瞬で作ってた曲ですね。
オーロラ然りサビが一文章で4つのコードの繰り返しだと楽し(語彙力)ってなるんですけど、その中でもしっかりキャッチーに仕上げてくるあたり流石だなと。
たこ たこ イルカ(哺乳類)
メリージェーン知らない
大好き(はーと)
サビ前の駆け上がってくる感じからのサビの開放感が最高で、回を重ねるごとに長くなるラストのフェイク(今回はかなり長かった)も含め本当に好きです。
これからも作曲新井さん作詞田淵さん曲が増えることを切に願ってます。
ジャキジャキハート
佐々木さんが二番からお酒を飲みに行ったのでずっと田淵さんが歌ってました。
何を言ってるか分からないと思うのでみんな映像買おうね(いずれ公式が販売てくれるはずというアツい信頼)
やさしくされたい?
未発表曲でしたが、正直死にほど刺さりました。音源化はよ。
イントロのベースからのギターのリフが気持ち良すぎて、思わず席から立ち上がってその場でステップ踏みたくなるようなリズムとイカしたフレーズ。なんとなくブラックなイメージからフラッド味を感じましたが、早いBPMに言葉を詰め込んでくる感じからして田淵さんなのかも(音楽分からないマン)あ、作詞は多分田淵さん
大運動会ゾーン(猿でもできる〜テーマ)
田淵さんが突然ベースを置いてステージから降りて来た時は
「ははーん、せっかくだからステージだけじゃなくてフロアまで、いや近っ、あーその間に田淵さんのベースを無線に、いや近っ」みたいな感じで今まで感じたことのない近さで狂ったように演奏するメンバーを呆然と見てる間に気づいてらライブが終わってました。
個人的にケバブス2大好きな曲のガソリンなんですけど。あのただのキャッチーとかいう言葉では言い表せないバンドの暑苦しい感じとかキラキラしている感じが曲に乗ってると感情がぶん殴られて無条件で泣いちゃうな……。
その後の大運動会で全部吹き飛びましたけど。
4.『見学』の総評
今回は世間が大変な中での久しぶりの『生』のライブという側面が大きかったと思います。しかしそんな側面を抜きにしてもロックバンドは当たり前にそこで音を鳴らすだけでカッコよくて楽しいというのを再確認できたライブでした。
あとはあんなにガラガラなライブハウスでライブを見るのは初めてだったので、いつも以上に空間に音が満ちている感じがして(久しぶりだったせいもある)、定期的にこういう人数を絞ったライブもいいなというのが感想。
これからのライブは、オンラインとか席を半分とか、その場から動かない、喋らないとか様々な形で行われそうですが、今はこういう形式のライブを楽しむ期間だと思えばこれはこれでという気がするから不思議だ。
参加してみればそれぞれの楽しさに気づけるだろし、むしろそういうことを楽しむマインドで自主的に探しにいくくらいのスタイルが好ましい気がする。それも人それぞれ。
最終的にはイカしたら奴ら!と叫んで踊ってが理想であるが、そこを目標にした今の道中も楽しんでこそイカしてる、かも。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。映像の発売を待っていたら2ヶ月近く経ってしまいましたが、これからも暇な時に思いついたことを書きますのでよろしくお願いします。