魂の感じるままに
彼女と付き合い始めて9ヶ月が経った。
俺達は俗に言う不倫の関係。
お互いに既婚者でそれぞれに家庭がある。
だが俺達の関係は普通ではないもっと深く意味のあるもの。
今までは宗教だとかスピリチュアルとか一切信じていなかった。
彼女と出会って「そういう事なのか」と理解するしかなかった。
全てにおいて辻褄が合う。
『ツインレイ』と言う言葉を聞いた事があるだろうか?
元々ひとつだった魂が2つに分かれ再びひとつになる為にお互いを求め合う。
まさに俺達はその『ツインレイ』。
そんな物語のような事は有る訳がないと言われると思うが事実である。
俺は彼女に出会う為に生まれて来て彼女自身も俺と同じように思っている。
出会いは必然でありその日常は幸せに溢れた。
今まで経験した事のない深い愛情でこの上ない喜びを感じていた。
その中で問題であり重要な事。
それは俺自身が末期ガンで余命幾許も無い事。
残された時間の中で葛藤しながら共に歩んで行く。
運命的であり壮絶な俺達のストーリーを時にはシリアスに時にはコミカルに書き綴ろうと思う。