【渡航後】アフリカを縦断したルートと費用総額
2024年1月21日から同年3月28日にかけてアフリカを縦断したので、ルートと費用を簡単にまとめる。
出発時に書いた準備編は以下。
ルート
訪れた国
🇪🇬エジプト → 🇸🇦サウジアラビア → 🇪🇹エチオピア → 🇷🇼ルワンダ → 🇺🇬ウガンダ → 🇰🇪ケニア → 🇹🇿タンザニア → 🇿🇲ザンビア → 🇿🇼ジンバブエ → 🇧🇼ボツワナ → 🇳🇦ナミビア → 🇿🇦南アフリカ
出発前はレソト、エスワティニ、西アフリカ1ヶ国も渡航予定だったが、この後に南米に行くことにしたため省いた。
Google Mapにすると以下の通り、北から南へ抜けた。
詳細なルート
日付・都市ごとにまとめると以下の通り。
🇪🇬エジプト入国
1/22-24 シャルムエルシェイク
↓タクシー
1/24-2/1 ダハブ
↓夜行バス
2/2-4 カイロ
↓鉄道
2/4-7 ルクソール
↓鉄道
2/7-9 アスワン
↓飛行機
🇸🇦サウジアラビア入国
2/9-12 リヤド
↓飛行機
🇪🇹エチオピア入国
2/12-15 アディスアベバ
↓飛行機
🇷🇼ルワンダ入国
2/15-17 キガリ
↓夜行バス
🇺🇬ウガンダ入国
2/18-21 カンパラ
↓バス
2/21-2/22 ジンジャ
↓夜行バス
🇰🇪ケニア入国
2/23-28 ナイロビ
↓飛行機
🇹🇿タンザニア入国
2/28 ダルエスサラーム
↓フェリー
2/28 - 3/1 ストーンタウン ※閏年なので2/29を含む
↓乗合バン
3/1-3/3 パジェ
↓乗合バン
3/3-3/4 ストーンタウン
↓フェリー
3/4-3/6 ダルエスサラーム
↓飛行機
🇿🇲ザンビア入国
3/7 ルサカ
↓バス
3/7-3/10 リビングストン
↓徒歩
🇿🇼ジンバブエ入国
3/10-3/11 ヴィクトリアフォールズ
↓乗合タクシー
🇧🇼ボツワナ入国
3/11-13 カサネ
↓タクシー、有料ヒッチハイク
🇳🇦ナミビア入国
3/13 カティマ・ムリロ
↓夜行バス
3/14-15 ウイントフック
↓乗合タクシー
3/15-18 スワコップムント
↓レンタカー
3/18-20 ロードトリップ
↓レンタカー
3/20-22 ウイントフック
↓夜行バス
🇿🇦南アフリカ入国
3/23-28 ケープタウン
要した期間について
元々は3ヶ月を予定していたが、2ヶ月強に収まった。
1都市につき2〜3泊と短いスパンで移動したこと、寄り道が少なかったことが大きい。
あまり長居が好きではなく、早く次へ行きたい性格なのでこうなった。
とはいえダハブでは体調を崩したこともあって1週間以上滞在し、ザンジバルでも合計5泊するなど休むところは休んでいたので、それほど忙しかったとは感じていない。
TODOの達成度
出発前に以下の通り「行きたいところ・やりたいこと」リストを作ったていた。
ダハブ or シャルムエルシェイクでスキューバダイビング
ギザのピラミッド
エジプト考古学博物館
王家の谷
アブシンベル神殿
サファリ(ケニア or タンザニア)
ザンジバル諸島でバカンス
タンザン鉄道に乗る
ビクトリアの滝
ナミブ砂漠
喜望峰
レソト入国
エスワティニ入国
西アフリカ1カ国(査証不要のセネガル?)
このうち、出来なかったことは以下の4つ。
タンザン鉄道に乗る
レソト入国
エスワティニ入国
西アフリカ1カ国入国
下の3つは南米に行くことを優先したため、省いた。
タンザン鉄道は運休により乗れなかったのが残念だが、他は達成できたので満足している。
費用
航空券、ビザ代、その他額の大きい支出はクレジットカードへの請求額で算出しているが、それ以外は当日のレートで計算したもの。
現在は1ドル=約150円。
内訳
現地利用:578,377円
航空券 :234,288円
ビザ代 : 72,848円
ワクチン: 46,530円
合計:932,043円
※アフリカから南米に行くことにしたため、帰国の航空券代は含まない。
現地利用
この金額は以下の2つに分かれる。
ツアーや入場料などの観光利用:200,147円
通常利用(交通費・宿泊費・食費等):378,230円
観光利用については、単価の高いものは以下の通り。
マサイマラ2泊3日サファリツアー:61,117円
ナミビアロードトリップ:40,000円
ダハブでのスキューバダイビング(3ダイブ):20,530円
エジプトの古代遺跡等入場料合計:24,855円
これらだけで観光費の4分の3を占める。
通常利用については1日あたり5,000円を予算と考えていたが、実際は5,645円で予算を超えていた。
高くついた要因としては、物価の高い南部アフリカ以外では自炊をしなかったこと、旅の前半は個室にも宿泊していたこと、バスよりもUberを優先して利用していたことが思い当たる。
特に宿泊についてはドミトリーでも1泊2,000〜3,000円することが多く、費用が嵩んだ。
航空券代
航空券の内訳は以下の通り。
東京 → シャルムエルシェイク:62,670円
アスワン → カイロ:8,310円
カイロ → リヤド → アディスアベバ:29,741円
アディスアベバ → キガリ:59,110円
ナイロビ → ダルエスサラーム:27,340円
ダルエスサラーム → ルサカ:47,117円
スーダンは飛ばしてエチオピアに行くつもりだったため、アディスアベバまでの航空券はほぼ想定通り。
ただ後半の3つは想定外だった。
元々はアディスアベバからケニアへ陸路で移動予定だっだが、ケニア側の入国要件の変更により不可能になった。(ケニアの新制度eTAでは入国可能な国境が限られ、エチオピアとの陸路国境は対象外)
そのためキガリ行きの航空券を買い、ルワンダ・ウガンダを旅行してケニアに行くことにしたが、大きな出費になった。
またナイロビからダルエスサラームへは、タンザン鉄道のチケットが売り切れるになることを恐れて早めに行こうと飛行機で行ったが、結局タンザン鉄道が運休になったため報われなかった。
そしてそのタンザン鉄道の運休によりルサカへ飛行機で行くことにし、ここでも出費が嵩んだ。
これら想定外の出費が10万円以上かかった。
ビザ代
エジプト(アライバル/25ドル):3,760円
エチオピア(e-visa/82ドル):12,092円
サウジアラビア(e-visa/488リアル):19,799円
東アフリカ(アライバル/100ドル):15,020円
ケニア(eTA/34.95ドル):5,360円
タンザニア(e-visa/50.75ドル):7,783円
ジンバブエ①(アライバル/30ドル):4,517円
ジンバブエ②(アライバル/30ドル):4,517円
アフリカはビザが必要な国が多く、出費が嵩んだ。
ビザ無しで渡航できたのはザンビア、ボツワナ、ナミビア、南アフリカの4ヶ国のみ。
サウジアラビアは10ドルの乗り継ぎビザで行くはずだったが申し込みのWEBサイトが機能せず、仕方なく通常のビザを取得した。
ケニアは2024年から東アフリカ共通ビザの対象から外れ、新たにeTAの取得が必要。
新制度では現状、エチオピアとの陸路国境は入国許可の対象外なので注意。
詳細は準備編に追記済み。
タンザニアe-visaは取得に1週間かかった。
ただしアライバルでも取得可能。
他のe-visaは全て3日以内に取得できた。
ジンバブエは想定外に2日続けて入国したため、2度払った。
ワクチン代
詳しくは準備編に書いているが、A型肝炎、髄膜炎菌、マラリア用塗り薬の合計。
費用まとめ
元々の予算が100万円だったので、割と想定通りだった。
とはいえ2ヶ月間で90万超はかなり使った方だと思う。
他にアフリカの東側を縦断した方のブログを見ると、多くの方は僕より費用を抑えている。
理由の一つは僕があまり節約をしなかった事だが、もう一つは円安とアフリカ諸国のインフレかと思う。
コロナ禍前に書かれた旅行記に載っている入場料などの多くは既に値上げされており、特にエジプトは顕著で1年前の記事でもあてにならない。
他にも、人気のマサイマラ2泊3日サファリツアーはコロナ前は安ければ3万円台前半で行けたようだが、今は円安とインフレで5万円くらいかかる。
結構な金額がかかったが、僕はあまり節約思考では無いし、美味しいご飯もたくさん食べ、適度に快適さを重視して過ごせたので満足している。
もっと費用を抑えられるか
抑えようと思えばもう20〜30万ほど抑えられると思う。
僕の場合はエチオピア・サウジアラビアに行ったことやタンザン鉄道周りで、追加の航空券の購入等を中心に20万円ほど支出が増えた。
もちろん、無駄金では無いけども。
また食事を基本自炊にし、宿は個室に泊まらず安いドミトリー、ツアー等の値引き交渉を怠らなければ、1日1,000〜2,000円の節約は出来たかと思う。
上記を合わせれば、総額60〜70万円程度には抑えられそうだ。
また1都市あたりの宿泊数を減らしたり、カウチサーフィンを利用すればさらに抑えられるはず。
逆にキリマンジャロ登山やケニアより高額なタンザニア側のサファリ、ダナキル砂漠等に行けば費用はグッと増える。