🇸🇦サウジアラビア　リヤド滞在

2024年2月12日 06:02

ビザのトラブル

カイロからアディスアベバまでの乗り継ぎでリヤドに2泊した。
サウジアラビアの航空会社（SaudiaとFlynas）で乗り継ぐ場合、96時間まではトランジットビザで滞在可能だ。
トランジットビザは予約した航空会社のサイトから申請する。

ところが、私が利用したFlynasはWebサイトの出来が怪しく、辛うじて航空券は取れたもののトランジットビザはついに申請できなかった。
仕方が無いので通常の観光e-visaを取得したが、トランジットなら10ドルで済むはずが2万円もかかってしまった。

リヤドは大都会だった

エジプトを5都市訪れてから来たので、リヤドの発展ぶりには驚いた。

ビルやモールが乱立し、道路は非常に整備されており、街を歩く人の身なりも良い。
細い海を1つ挟んでこうも異なるのか。

前の記事でエジプト人のウザさを書いたが、経済的な貧しさがそうさせている面もあるのだろう。
サウジアラビア側に生まれていれば相当豊かな生活が出来ただろうから、世の中は不公平だ。

観光の側面から見るサウジアラビア

経済的に豊かなためか、治安は相当良さそうに思える。
この国では強盗は手首切断、殺人は斬首といった厳しい法律があるので、それが抑止効果になっている側面もあるかもしれない。

暑い国のため人々は夕方から夜にかけて活発になるため、夜間の外出も問題なさそうだ。
反対に昼は人が歩いておらず、賑わいに欠ける。

物価は日本とおおよそ同程度と感じた。
自分が行動した範囲では、スーパーや外食は日本より少し高い印象。

また典型的な車社会のため、観光客は移動に困る。
路線バスに頑張って乗るか、Uberを使うかの2択になる。
Uberを利用する場合、リヤドは巨大なため、市内の観光地に行くにも車で数十分は普通にかかる。
移動の都度利用することになるので料金が嵩む。
20分乗ったら1,000円は超え、空港から市内までは40分ほど乗って4,000円ほどだった。

英語は意外と結構通じる。
観光客はあまりおらず、アラブ系で無い顔立ちの人にはあまり遭遇しない。

車に乗った物乞いに注意

治安は良いと書いたが、とはいえトラブルの種は転がっている。

僕の場合、助手席に幼い子供を乗せた車が近づいてきて、長々と自身の境遇を話した後に少しで良いからお金を恵んでくれ、と言われた。
お金は無いと伝えたところ、ATMの場所を教えると言い出したので強く否定した。

これはサウジアラビアでありがちな物乞いだそうだ。

サウジアラビアの印象

サウジアラビアは5年前まで観光に開かれていなかった国だ。
日本人が行きたい場合は、ムスリムビザのようなものを取得し、あくまでムスリムとしていく必要があった。

そのためかなり特殊な文化だと思っていたが、実際に行ってみると英語も通じるし、マクドナルドやスターバックス、Zaraなどを始め、様々な外資ブランドが進出している。

マックアラビアというメニューがあった。
ピタパンのようなものにチキンパテとトマトなどが入っている。

サウジアラビアの女性

こちらの女性のほとんどは、アバヤと呼ばれる黒いロングスカートのようなものに、ニカブと呼ばれる目だけが出るスカーフを被っている。
許可なくカメラを向けるのはよろしく無いとされているため、写真は撮っていない。

以前はその格好で外出しなければ行かなかったそうだが、今は自由化されている。
それでも殆どの人は以前と変わらない格好を自ら選んでいるようだ。
待ち合わせの時に友人の見分けがつくのだろうか。

ただ、アイメイクをしていたりオシャレな鞄を持っている女性が多いので、それが彼女たちなりのファッションなのだろう。

面白いのは、レストランの入り口も1人の男性用と家族用に分かれていたりする。
以前は女性1人で外出出来なかったため、女性は身内の男性同伴でファミリー側の入り口に入ったのだ。

カフェで空席に座ろうとしたら、ladies onlyのサインがあったりもした。

サウジアラビア料理

カプサはチャーハンやピラフ茶に近い米にチキンや唐辛子が乗っていて非常に美味しい。

デーツは干し柿のようなもので、健康に良いと注目されているものだ。

まとめ

総じてサウジアラビアは旅行がしやすいと感じた。
治安も良く、人も適度な距離感がありつつ、歓迎してくれる。
何度かUberを利用して、ペットボトルの水をもらったり、コーヒーを奢ってもらったりもした。

街も綺麗でゴミも少なく、過ごしやすかった。
今回は訪れなかったが、ジェッダやメッカを訪れるのも面白そうだ。

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