EUツアーを終えて episode6 -固定概念をぶち壊されたのは俺達の方だった-
前回の続き
フランスのコンサヴァトリー(音楽院)の学生とのコラボレーション in France!に向け三味線2本で提供した音源、その後一ヶ月ほど経って学生サイドから「アレンジこんな感じでどうでしょう?」と音源付きでレスポンスがあった。
そちらの音源がこちら。今回もせっかくなので特別公開!
、、、、、、、そう来たか。
思わず、聴いた瞬間YUJIとほくそ笑んでしまった。
当初、三味線の知識も無いであろう異国はフランス、ブルターニュの学生たちが我々の三味線に対し一体どんなアレンジをして来るのか、見当もつかなかったが、これは面白い!!
固定概念でてっきりインスト(唄のない楽器だけのアンサンブル)かと思っていたが、ボーカルが入ってきた瞬間にいい意味で笑った。
皆さんも経験があるかもしれないが、いいモノにで会った時の笑いだ。
レストランで期待していた料理がその期待をまた遥かに超える美味しさだった時の感動のそれの様に。
アジアの極東の三味線という楽器に対して、固定概念や事前知識が一切なかったであろうからこそ、曲自体をイメージや色で捉えてくれた気がして、大げさではあるが音楽の本質に少し触れられた気がして無性に嬉しかった。
「HARE」は元々、THE SYAMISNISTの東北ツアー中で、復興したばかりの仙石線に乗った時にまるで祝福の汽笛を鳴らす様に軽快な摩擦音を響かせながら揺れる車内で降りてきた曲。
実はその時から2010年代の洋楽っぽいイメージで頭の中で鳴っていた楽曲なのです。
改めて、ありがとう石巻!
— THE SYAMISENIST【re:tokyo】 (@thesyamisenist) August 3, 2019
来年またお逢いしましょう!
photo by @bemaicolour pic.twitter.com/KLlGu9yt1Y
ちなみにこの時ー!↑
これは面白いプロジェクトになる
そう直感致しました。
しかし、大事なことを忘れてはいけない。
我々に与えられたミッションはブルターニュのフェスROUE WOROCHのステージで彼らとのコラボを昇華させる事。
そんなこんなで他の候補曲の方のやり取りも進めながら、スカイスキャナーでフランス行きのチケットを手配するのであった。
episode7 へと続く。
寂空-JACK- ♯収束後のより良い世界を願って