2021年 共通テスト リーディング 1A
では,第1問のAから見ていきましょう。まずは,問題を解いてみてください。難しくないので,高校1年生くらいでも解くことができます。また,TOEIC にも使える解法なので,大学受験は関係ないという人も是非ご覧下さい。
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(1) 出題意図
問題作成部会の資料を参考にまとめます。第一日程も,第二日程も形式はからわかるように,意図が同じだとわかります。
① 日常生活に関連した身近なもの(双方向型の英文)から必要な情報を読み取ることを意図したもの。
② 第一日程も第二日程もどちらも,問2は,短い英文のやり取りから必要な情報を読み取り,適切な応答メッセージを返信する設定で,思考力を測定する問題である。
このようなラインのやり取りを基にした出題は,TOEIC でも見られます。英文レベルは簡単ですが,それでも思考力を測定する問題が出題される点です。
(2) 解き方
(1)の①でも述べられているように「必要な情報を読み取る」とあるので,
スキャニング能力
が求められていることがわかります。そのような場合は,設問を先に見て,どの情報が必要なのかを頭に入れておくことが重要です。
設問に目を通すと,
1対1でピンポイントに答えを導くことができる
ものなので,設問は最低限覚えておくと時間の無駄を省けます。設問を覚えるときのポイントは,
2つか3つのキーワードを拾い,イメージ化
することです。問題によっては,選択肢も覚えたほうがいい場合もあるので,その場合は特に,この手法が役に立ちます。
(3) 言い換え表現に着目
正解選択肢は,言い換えられています。これは共通テスト以外の大学入試問題でも,TOEIC でも同様です。最初は時間を意識して解きますが,解き終わったら,
解説を見る前に,該当箇所と言い換えの仕方
を考えてみましょう。該当箇所はわかったけれど言い換えの段階で間違えたのか,それとも該当箇所すら間違えていたのかによって,その後の対策は変わってきます。
上記を終えたら,解説を見てください。
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