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日本人の英語ライティングの特徴とは

 先日の石川先生の学習者コーパスに関するオンライン研修で学んだことをまとめます。

 研修の概要はこちら☟

 学習者コーパスからみえる英語ライティングの特徴として,以下の語の使用が目立つようです。

think
n't(短縮形)
I
example
agree
reason
reasons

 上記は,

"It is important for college students to have a part-time job."

"Smoking should be completely banned at all restaurants in the country."

という2つのテーマについて書いた作文のなかで,多くの日本人が使った語のうち,他のアジアの国(中国,インドネシア,韓国,タイ)では,使用が見られなかったものです。つまり,

作文における日本人の特徴

ということになります。ここからわかる日本人の特徴は,

I think / I agree with …で始め,I have ○○ reasons. / For example…という型で書くものが多い

ということが類推できます。また,

短縮形の多用

も特徴のうちのひとつと言えそうです。

 さらに,他国ではほとんど使われないが日本人は頻繁に使うものとして,

so,but,first,secondの使用

が挙げられます。

 また,「日本人の英作文は評価されているか」という問いに対して,

日本人学習者は中国人に次いで高い評価を得た

という結果が出た一方,

内容が薄いため,高スコアを出した日本人は少なかった

という結果が出たということでした。

 このような結果を知り,現場で英作文を教えている身からすると,共感を得る部分が多かったです。それも踏まえて,英作文指導の際,どのような注意点が考えられるでしょうか。次回はそれを考えてみたいと思います。

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