キャリアコンサルタント(学科試験)〜出題内容と学習のポイント
1.出題内容
キャリアコンサルタントの学科試験の出題範囲は大きく分けて5つあります。
科目1:キャリアコンサルティングの社会的意義
科目2:キャリアコンサルティングの理論
科目3:職業能力開発促進法,その他関係法令
科目4:キャリアコンサルティングの実務
科目5:キャリアコンサルタントの倫理と行動
2.学習のポイント
キャリアコンサルタントの学科試験で合格点(70点以上)をとるための学習のポイントを述べたいと思います。
① 学習時間
学科試験で70%以上とるには,およそ100時間の学習が必要だとされています。
② 意識
「2点×50問」なので,15問まで落としても合格できると考えましょう。「えっ,そんな気持ちでいいの?」と思う人もいるかもしれませんが,この15問の中には非常に細かい知識が含まれていることも多く,そこまで詰めようとすると非常に非効率になります。基本を徹底し,70点とることを目指すのが合格の近道です。
③ 基本を概観できる問題集を1冊選ぶ
まず,基本を概略できる問題集(セクションごとに確認問題がついているものが望ましい)を選びます。自分にとって読みやすく,続けられそうなものであれば何でもかまいません。それほどたくさんの問題集があるわけではないのでそれほど選定に困ることはないと思います。
ちなみに私が使った問題集はこれです☟
細かいことを覚えようとするより,全体像をつかむこと,出題のポイントを押さえることに使うことが目的です。
③ 理論から学習を
キャリアコンサルタントに関する法規については,直前に詰め込みましょう。理屈がないためすぐに忘れてしまうからです。一方,理論は理解し,覚えるため時間がかかります。全学習時間のうち,8割程度は理論に割くといっても過言ではありません。
④ 基礎的なことを外観したら過去問へ
大枠をやったら過去問をやりましょう。分野ごとにやるのがオススメです。過去問をやるとわかりますが,出るポイントはある程度決まっています。自分に足りない知識を過去問で補充し,出題パターンを知ることが大切です。知識を補充するためにオススメの参考書はこちらです☟