星詠魔女の帽子 のお話し
記念すべき(?)1品目のお話しは『星詠シリーズ』の1作目であり
本格的にSyall’s Aterieを始めていこうと決めた品
『星詠魔女の帽子』についてお話ししていこうと思います。
https://booth.pm/ja/items/4517994
■草案時の話
2023年2月4日に発売されたこの帽子ですが
実はデザイン案を描き始めたのは、私がVRChatを始めた2019年と
4年も遡るもとなります。
当時は今ほどファンタジージャンルが開拓されておらず
衣装や小物が少なかったと記憶しております。
その中で、自分の思い描くアイテムを身にまとい
魔女としてVRChatを旅してみたいと思い紙に描いておりました。
イメージは
『幾多の世界を旅し、戦うためではなく人々を喜ばせるために魔法を使っていきたいと思うようになった魔女』
をコンセプトにデザインを固めていきました。
その為、象徴とするデザインは火や氷などではなく
『時間』に関するものとして、『月・太陽・星』この辺りを主軸にし
より魔法と時間を結びつけるため、『振り子(pendulum)』を帽子につけることで
振り子時計としての『時間』とダウジングとしての『魔法』的要素を取り入れられないかと考えてデザインをしておりました。
しかしBlenderのコネル力が足りず、いつか作れたらいいな程度にこの時はデザインをデータ化させ、眠らせておりました。
■制作時の話
そこから月日は流れ、2022年末
VRChatを遊びつつUnityやBlenderの操作に少しずつ慣れてきたころ
(アバター用に小物を計20点ほど作っていたようです)
今なら当時描いていたデザインを形にできるのではと思い
制作を開始しました。
ペイントツールで色をのせるのが大の苦手であったため
Youtubeを見ながらBlenderで影や質感などを作りベイクしておりました。
そこから時間や月のデザインを作ってましたが
モデルのサイズ感や文字の見やすさなどからテクスチャデザインを見直し
現在のルーン文字と魔法陣を主体としたデザインへ変更していきました。
■『星詠の魔女』の話
この頃の帽子の名前は『時の魔女帽子』と今とは異なった名前でした。
変えるきっかけになったのは、発売したてだった『まるぼでぃシリーズ』の
『ネミア -Nenmir-』ちゃんを購入したこと。
そして、帽子のサムネイルは『この帽子を持っている 時の魔女 本人』ではなく
『彼女が拾い、育てた人間の魔法使いの少女』としてネミアちゃんを使わせていただこうと思い、魔女と少女の物語を考えた所からでした。
(以降シャルハインの妄想です)
少女を育てている間、旅はせず時魔法も使わず
魔法の基礎を教えながら少女の事を想い星占いをした事であろう。
そして基礎を修め旅に出る時、魔法使いの証としてお揃いの帽子を受けったことであろう。
少女はそんな魔女の事を『時の魔女』とは呼ばず
魔法の師として、育ててくれた親として感謝と愛情をもって『星詠の魔女』と旅先で伝えたであろうと。
■最後
こうして生まれたのが『星詠魔女の帽子』です。
後から説明とはなりますが、時の魔女本人をサムネイルに使用するより
こちらの方が『時の魔女専用アイテム』感が抜け
魔女改変をしたい人にとって手に取りやすいアイテムとなったかもと
思っています。
それでもこの帽子に合う衣装がなく、早く魔女服を作ってほしいとせがまれましたが(それは今もですね…w)。
未だ思い描くような衣装を作るほどの実力はありませんが
いつかは星詠魔女シリーズの完成を目指したいものです。