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銀色の弦。

お正月、次女がうちの大きなギターを爪弾きながら盛んに「痛い痛い」と言っていた。

確かにこのギターは痛すぎるし私はへっぽこなので、最近はミニギターに戻ってずっとこっちのギターは触ってもいなかったのだが、、
最近、久しぶりにコンパウンドの弦を買って、今日やっと張り替えた。

コンパウンドというのはエクストラライトゲージが(多分)無かった時代にもあった1番柔らかい弦。名前からしてふわふわとした感じの、指が楽な弦と言えばコンパウンド。私が昔、友達からもらったギターもコンパウンド弦だった。
芯がシルクなんだとは今回初めて知った。へー。

弦の張替えは、途中で切れちゃわないかとか、巻き方向が間違ってないかとか緊張するので、念の為クロサワ楽器と島村楽器のサイトに出ていた「アコギ弦の張り方」を見ながらやった。
まずは古い弦を外すところからドキドキする。
1本ずつ外してその都度1本ずつ張替えていったほうが、巻き方を忘れなさそうだな…とも思ったけれど、いっぺんに全部外したほうがネックもペグ周りもきれいに拭けるしな、と思い直した。

そお言えば前に、ハイパパさんが弦交換のついでにネックが乾燥しないようにオイルで拭いていたよーな。私もやっておこう。でも何のオイルを使ったらいいのだろう。レモンオイルでしたっけ?そんなものは無い。オリーブオイル?今切らしてるな。仕方ないのでニベアクリームを少量タオルにつけて、ネックを拭いた。いい匂いのギターになった。

コンパウンド弦は銀色。こんなに白っぽかったかしらん?と思うほど銀色。そうだったけ?覚えていない。

ペグをくるくる回しながら、銀色の弦を張っていく。6弦から始めて3弦くらいでやっと慣れてきた(ホントか)。
ギターの弦交換は10年に1度やるかやらないか、っていうか今まで生きてきて今回3回目くらいじゃないか?と思うので、すごく緊張するし大変な作業だけれど、完了した時の達成感もすごい。やった!ひとりでできるもん!

前の弦は、昔のさだまさしさんのように、余った分をくるくる輪っかに巻いてそのまま付けておいてたけれど、今どきそんなことやってるのは見たことがないし、危ないので今回は残りの弦はスッキリ切った。
それにしても銀色が銀銀している。音は?
スマホアプリでチューニングしてGコードを弾いてみたら、前のライトゲージと全然違う。とても柔らかい音。
今までの「ああ、ギターの音だ~」という音とはまた違う音。
こんな音だったんだっけ?

今、指先の皮が剥けているので痛さはそう変わらず、あまりシッカリは押さえられないのが残念。でも、この大きなギターでコンパウンドのいい音が出してみたい。
早く指を直さなきゃーだ。
私もニベア塗って。