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24歳フリーランスが借金161万円を積み重ねるまで

2024年9月、私には借金が161万円ある。

内訳は以下の通りだ。

・PayPay銀行カードローン 497,303円(借入利率18%)
・プロミス 240,000円(無料利息キャンペーン中)
・LINEポケットマネー 489,733円(貸付利率15.0%)
・横浜銀行カードローン 385,821円(金利14.6%)

計1,612,857円

ちなみに、昨年度の私の自営業としての収入は282万円。総量規制は余裕で超えている。

それと、仕事のために買ったコンピューターやカメラ代の分割払いが、月に3万円ほどある。

少し強がりかもしれないが、161万円という借金に対して、恐怖はない。日々の生活が楽しいからだ。

だが、夜になるとたまに、お金のことで頭がいっぱいになることがある。

それと、個人で高利息の借金を抱えている状態は、色々と不都合が生じる。

例えば家を借りるときや、起業したいと思ったときに、借金があると信用が弱くなってしまう。

だから、そろそろ本気で借金を返さないとマズいと思った。借金のせいでチャンスを逃すのだけは、絶対に後悔すると思った。

本気で借金を返していくにあたり、まずはなぜ借金生活になってしまったのかを振り返ろうと思う。

本質的な問題がわかれば、それを解決することで、借金体質を解決できる可能性が高い。

私の借金生活が始まったのは、思えば高校生の頃だったかもしれない。


お小遣いのもらい方って大事だよね

中学生までは学校の給食と水道水で生活できたが、高校では給食が無かったので、弁当を持参するか食堂やコンビニを利用する必要があった。

でも、私は母子家庭だったので、弁当を作ってもらうのは難しい。必然的にお小遣いで昼ごはんを賄う必要がある。

私のお小遣いのもらい方はシンプルだった。その日ごとにもらっていたのである。

毎朝、母親の部屋に赴いて「今日の昼ごはん代ちょうだい」と言う。それで500円から1000円ほどもらっていた。

しかし、これが良くなかったと今更ながら思う。このお小遣いのもらい方は、日雇い労働者とまるで同じだからだ。

このようなお金の貰い方をしてしまうと、長期間での収支管理の感覚が養われなくなる。結果として、その場で欲しいものを買ってしまい、貯金できなくなる。場合によっては、借金体質になる。

親のせいにするつもりは毛頭ないが、このお小遣いのもらい方が借金体質の原因であることがわかれば、色々と対策のしようがある。

クレカが諸悪の根源

私の借金生活が始まったのは、大学生の頃だった。利用履歴を遡ってみると、2019年の8月から、つまり大学2年生の夏休みから、私はクレカを使い始めている。

マネーフォワードの履歴を見る限り、私のクレカの初めての用途はキャッシングだった。つくづく終わってる……。

そこから少しずつ借金を積み重ね、大学生時代は5万円から10万円をクレカ払いしていた。当時、私はアルバイトで大体月10万円弱を稼いでいたので、そう考えるとプチ赤字の状態がずっと続いていたことになる。

ただ、クレカ払いで月10万円を超えないのは、まだ可愛いレベルである。

コロナでパチンコにハマる

私の実家の周囲には、パチンコの優良店がいくつかあったものだから、新型コロナ禍の外出自粛のときには、とにかくパチンコに入り浸っていた。

当時は朝イチから並んで、期待値が取れる台に座って、1日中ぶん回していた。

もちろん、これも借金の原因になる。一気に4万負けるとか、全然あった。

今はパチンコからは離れたけど、こうして当時の生活を振り返ってみると、私はギャンブル依存症の素質もありそうなのである。つまり、私の脳は、借金を作りやすいというか、目先の利益に溺れやすいということなのかもしれない。

大学在学中にフリーランスに

2020年10月のことだった。新型コロナをきっかけにブログを始めていた私は、これを実績にすればWebライターになれるのではないかと考えた。

実際にやってみたら、上手くいった。アルバイトよりも遥かに効率的に稼げるようになっていたのだ。

月収は10万円から15万円ぐらいになったから、大学生の割には大したものだろう。それに、時給換算すると3,000円ぐらいになったから、時間が余る。時間が余れば、お金を使う機会も増える。

私は、このまま就職しないでフリーランスになる道を選ぶことにした。

この進路選択自体、私は全く後悔していない。むしろ、誇りに思っている。

だが、フリーランスになったことで、借金体質が加速していったのは否めなかった。

大学を卒業して、旅に出て

2022年5月から、日本中を旅することにした。ここから私の金銭感覚はバグっていく。

クレカの利用履歴だけを見ても、月に15万円から30万円使っていたのだ。これに加えて、事業用のクレカの支払いも数万円ほどしていた。

こうして私はどんどん借金体質になっていき、気がつけば消費者金融にガッツリ染まっていくようになったのである。

ここで借金人生を振り返る

私が借金まみれになった理由は、一体なんだろうか。

まずはクレカ払いが習慣化していたのが理由なのは間違いない。「上限金額=財布」の状況になっていたのがまずかった。

それと、仕事に対して真面目に取り組めなかったのも課題としてあるだろう。

もう私は20代前半でそれなりに好きなことをやった。少しの間、仕事に集中する期間があってもいい。借金160万円なんて、月に30万円返済し続ければ、半年で返せるではないか。

そして何よりも、娯楽にお金を使いすぎたのが不味かった。もちろん、娯楽はあっていい。ただし、私みたいなフリーランスは、時間を持て余すから、その分だけお金を使ってしまう。

いや、正確に言えば、私一人でお金を使うことは少ない。私には時間があるから、友だちの遊びの頼みを断る理由がなかったのだ。だから「Yes」と言い続けた。結果として、交際費にお金を使いすぎたのである。

その交際費がビジネスに繋がるのならいいけど、延々と学生時代の友人との遊びで終始する。

これでは前に進むことはできない。

借金の返済には、人間関係の見直しが必要不可欠なのである。

まずやるべきことを冷静に考えてみる

頭を冷静にして考えればわかることだが、まず借金を返済していくには、家計を黒字にしていく必要がある。

つまり「収入 - 支出」がプラスになればいい。

そのためにも、まず取り組むべきなのは「支出の最小化」だ。

ここで、今の私の固定費を見てみる。

【プライベート用】
家賃:0円(実家暮らし)
Apple One:1,980円(家賃代わりに払ってる)
U-NEXT:2,189円
ソフトバンク:1,860円(以前使っていた機種代)
年金保険料:16,520円
国民健康保険:9,400円(ちょっと免除)
ahamo代:3,000円
Amazon Prime:600円

【事業用】
iCloud2TB:1,300円
Kindle Unlimited:980円
Adobeフォトプラン:1,078円
マネーフォワードクラウド:1,408円
カメラ代:10,000円
iPad代:21,702円
MacBook代:10,000円

計 85,017円

そしてここに、消費者金融やペイデイの支払いが乗っかってきて、合計で12万円弱になる。

まずはお金の流れを見える化しよう

こうして月額の費用を算出していて思ったのだが、私は1ヶ月にお金をどんなふうに使っているのかを、まるで把握できていない。

一応、マネーフォワードMEを登録しているのだけど、このアプリはPayPayとか割り勘に対応しづらいから、正確な費用を算出できない。

どうやら私がまず最初にすべきなのは、家計簿をつけることらしい。それも、デジタルではない。アナログ媒体で、手入力でだ。

ということで早速Amazonで、この家計簿を買った。

支出を最小化する

次に、支出を最小化する。

一般的に、支出を最小化する際は、まずは固定費を見直すべきだとされる。

もう一度、先ほど紹介した固定費を見ていこう。

【プライベート用】
家賃:0円(実家暮らし)
Apple One:1,980円(家賃代わりに払ってる)
U-NEXT:2,189円
ソフトバンク:1,860円(以前使っていた機種代)
年金保険料:16,520円
国民健康保険:9,400円(ちょっと免除)
ahamo代:3,000円
Amazon Prime:600円

【事業用】
iCloud2TB:1,300円
Kindle Unlimited:980円
Adobeフォトプラン:1,078円
マネーフォワードクラウド:1,408円
カメラ代:10,000円
iPad代:21,702円
MacBook代:10,000円
計 85,017円

正直、ここから削るのは難しい。見る人が見れば「U-NEXTとかAdobeフォトプランは必要ないだろ!」と言うかもしれないが、U-NEXTはこれ1つで娯楽が済むことを考えるとめちゃくちゃコスパはいいし、Adobeフォトプランは次の仕事につながる可能性がある。

だから固定費は、一旦置いておく。

問題は、変動費だ。まずはお金の流れを見える化しないと話にならないが、真っ先に削るべきなのは交際費、続いて娯楽費、そして食費だろう。

交際費と娯楽費に関しては、とにかく徹底的に外出しないことを心に誓う。外に出る場合も、公共交通機関に乗らない。

食費に関しては、既に策がある。この2つのアイテムをフル活用するのだ。

低温調理器は非常に高価だが、既に買ってしまっているので、こうなったらもう使い倒すしかない。実際、たしかに低温調理で作った肉は美味しい。もし、外食したくなったら、低温調理で料理を楽しめばいいのだ。

それと、最近になって個人的に愛用しているのが「レンジでパスタ」だ。

パスタは食費を最大限節約できる救世主のような食材だが、なにしろ茹でるのが面倒くさい。しかし、この「レンジでパスタ」なら、超絶手軽に美味しいパスタを作れる。

また、私はiHerbやAmazonなどで、いくつか健康食品を購入しているのだが、これも徐々にカットしていく。特に、効き目があるかどうかわからないサプリメントは、真っ先にカットだ。

ミニマリストになる

私はコロナ禍のとき、ミニマリストにハマっていて、とにかく徹底的にモノを処分していたときがあった。今の部屋も、他人に比べれば圧倒的にモノは少ないが、ちょっと増えすぎてしまった。

ということで、断捨離を進めて、ミニマリスト的な生活を送っていこうと思う。

モノを少なくすると、たしかにモノを購入するときに、ちょっとためらいが生じる。「はたしてこれは本当に今の自分に必要なのか?」と。

徹底的にモノを削り直そうと思う。

収入を最大化する

あとは、収入を増やしていくだけだ。

私はフリーランスなので、頑張った分だけ収入が増える。

ちなみに、今の私の月収の明細はこんな感じである。

部活動のコーチ:6万円〜10万円
Webライター:5万円〜10万円
クリエイティブ系の企業の業務委託:25万円

計:36万円〜45万円

一番下の「業務委託」は、つい最近始まった仕事なので、やっと今月末に報酬が支払われる予定である。だが正直、やめようと思っている。

非常に魅力的な職場なのは間違い無いのだが、私の性格にちょっと合っていないのと、ほかにやりたいことがあるからだ。

本記事冒頭でも述べているが、そもそも私は借金そのものについては心配しておらず、借金のせいで資金調達が不利になったり、色々と縛られたりするのが嫌なのだ。

実は、色々と起業したいことがあるのである。

そうなったときに、このクリエイティブ系の企業の業務委託と両立するのは難しい。だから、今はやめようと考えている。

とはいえ、試用期間があと1ヶ月半続くので、そこから判断するのでも悪くない。

まずはライター業に注力する

ここ最近は月に5万円から10万円しか稼げていないが、これは完全に営業不足である。

一時期は、日本を旅しながら、月30万円稼げたことがあった。

一応、文字単価も平均2円ぐらいで、学生時代には5円の案件を取り扱っていた(Webライターの人だったら、これが地味にすごいことが理解できるはず!)。

ということで、まずはほぼ間違いなく収入増加が見込めるライター業の営業を増やす。

もういっそのこと、文字単価1円以上なら、なんでも引き受けようと思っている。そうすれば、1日1万文字書いて、それだけで月収30万円だ。

カメラという固定資産を活用する

私の財務諸表を見たときに、「カメラ」という固定資産を全く活かしきれていないのが、心残りである。

ということで、カメラマン業も始める。

私のカメラマン業の問題は、圧倒的な実績不足にあるので、まずは実績を作る。撮影会にお邪魔したり、街中で写真を撮ったりして、実績を増やしていく。

あいにく、私は東京圏住みなので、いつでも東京に立ち寄れる。仕事はたくさんあるだろう。

ストック収入も確保する

それと、ストック収入も確保していく。

一応、この「パーマ大佐」というふざけたアカウントでも、月5,000円を目標にしようと思っている。

ほかにも、私はいくつかのブログを持っているので、これの収益化を進めていく。全体を通して、月に1万円のストック収入が出れば、まずはそれでいい。

気休め程度にはなる。

好きなことで起業する

そもそも私がこうして借金返済に本気になっているのも、好きなことで起業するためだ。

その好きなことは「アニメ」である。

詳しいことはここで話さないが、既にやりたいことがたくさんあるので、まずはそのOB訪問がてら、取材しようと思っている。

理想を言えば、ここで利益を出せるのが一番いい。でも、絶対上手くいかない。

だから私は、支出を最小化したり、割と現実的な方法で収入を最大化したりすることで、リスクを最小限にする。……まあ既に借金が160万円ある時点で、リスク激ヤバなのだけど。

一緒に借金返済、がんばろ?

おそらくこの記事を読んでいる人は、借金沼にハマっている人だろう。間違いない。だってそうじゃないと、こんな自己紹介記事を読まない。

もしかしたら、私と同じで、フリーランスだけど借金沼にハマってしまった人なのかな?

だとしたら、一緒に借金返済を頑張ろうよ?

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