【自己紹介】アラサー派遣OL子です
はじめまして。アラサー派遣OL子と申します。
このnoteは私が借金を返済する過程をみなさんへシェアするために始めました。もちろん。日々のTwitter（X）でも同様の内容を投稿するつもりですが、noteではより深い内容をみなさんにお届けしたいと思います。
OL子がnoteを始めた経緯
この記事にたどりついたということは、みなさん、借金をしている方やお金に困っているかたが大多数だと思って話をすすめます。
私は2018年8月に任意整理をしました。そう、借金をしていたということです。
当時の私は必死になってネットで検索してけれど、これ以上いい情報や選択肢がなくて、やむを得ず任意整理をしました。
私の検索方法やリサーチする力がなかったからなのか、それをすることでどのようなメリット・デメリットがあるのか。この先どのように生活していくのか。
そのような体験談がネットの世界にはなかったのです。
あるのは企業のＰＲばかり。あとは任意整理したけど大したことないよ、とか。私が求める詳細な情報が全くなかったのです。
あれから5年。そろそろ任意整理をしてから返済まで残り1年を切ります。ここまで本当にいろいろあったけれど、この体験談が誰かの役に立つのでは？と思ってこの記事を書いています。
少しでもあなたの役に立ちますように。
私が借金をした理由
まず、借金をした理由を説明しようと思います。
なんていうこともないです。当時お付き合いしていた（と思っていた）彼氏に、高額のサバイバルゲーム用品を買ってあげていたのです。
↑の画像の通り、めっちゃ武装するけど、おもちゃの鉄砲です。これがエアガンといいます。
彼は同じ勤務先に勤めていた年上の人でした。
コミュニケーション能力がとても高く、また、同じ職場の人ということもあり、彼のうま～い口に乗せられて実家から一人暮らしをさせられ、転職もしました。挙句、彼の行動や言動に振り回されながらも彼に言われるがまま、高額の商品を貢いでいました。
いま思うととんでもないですね。
そうして気付いたらクレジットカード会社から口座にお金がないため引き落としできませんでした、と通知が何度もきて、どうしようかと思いながら、クレジットカードのアプリにある文字が見えました。
「リボ払いって知ってる？」
通販で買った商品を毎月決まった金額で引き落としすることができるけど、その分手数料もとんでもなくひかれるあのシステムです。
当時の私は少額なら多少手数料を取られても、なんとかなる！そう思ってこれを「大量に」「複数」「同時に」使っていました。
そうすると気が付いたら、返済金額よりも手数料の方がとんでもない金額に。。
返済する金額と手数料の大きさに、だんだん私生活が厳しくなっていきます。そうするとキャッシュよりも現金で管理した方がいいのでは？と、なるべく自分の生活では可視化できる現金決済を使うようになります。
でも、月々に返済する金額が膨らむばかり・・・
どうしようと思っていると、クレジットカードにはある機能があることをしりました。
「キャッシング機能なんて便利なシステム！」
クレジットカードに備え付けられているキャッシング機能。コンビニなどから現金を引き出せるやつですね。
これを使えばなんとか生活費が抽出できる！これをリボ払いと併用していました。
キャッシングについてはこちらのサイトを参考にしてください。
リボ払い＋キャッシング＝どうにもならなくなる
この二つをぐるぐると続けていくと、ついに自分の収入ではどうにもできなくなりました。でも、はじめての一人暮らしの場所は彼の家の近く。彼からつねに商品のおねだりが来ます。
かといって金銭的に助けてくれることはない。私が弱音や助けを求めても、急に機嫌が悪くなって言いたいことが言えなくなる。
私はあるとき急に悟りました。
よし、引っ越して物理的に距離を置こう。
でもこのどうにもならない金銭的な負担の中で引っ越し費用を抽出することはできない。どうする？貯金も底をつき、現金も生活する分しかない。収入が劇的に増えたわけではない。
この段階で私は色々調べました。当時の自分にできることをやり切ったといっても過言ではないです。
無理に言って一人暮らしをして、親の反対を押し切って転職した私には、親に頼るという選択肢はなかったです。
これは自分が蒔いた種。それなら解決するのは自分がやるべきだ。
死ななきゃなんとなる。長い人生だ、これも一つの経験と割り切ってあれをやろう。
消費者金融にキャッシング、そのあと任意整理を実行
死ななきゃなんとなる精神で、また別会社からキャッシングを受けて引っ越し費用を借りました。
最初の2か月は、彼から離れたことで新たな出費がなくなったので、少額ながらも返せていたのですが、それ以前のリボ払いとクレジットカードのキャッシング（ちなみに２社）、そして消費者金融のキャッシングの返済と重なったので、２か月で限界が来ました。
そこで、以前より調べていた任意整理を行うことにしたのです。
わかりやすい説明があったのでリンク張っておきますね。
任意整理にした理由は自己破産するほどでもないけど、自力で返済することが大変になったので、月々決まった金額を返済することでなんとか完済したかったから選んだ手段でした。
ネットで任意整理と検索すると、たくさんの会社が出てくると思います。
減額シミュレーターが出てくるものは大体それですね。
そこからなるべく大手を選びました。
大手なら大勢の中に埋もれると思ったこと、きっと私より大変な人がいるからこれくらいのレベルならなんとかうまい具合にやってくれるだろう。
そんな気持ちでまずは無料相談をしました。
任意整理の無料相談→契約完了まで
ネットから減額シミュレーターをするともれなく無料相談の連絡先が出てきます。そこに連絡先を入力すると、営業から電話がかかってきます。
簡単な今の状況を伝えると「私たちならお手伝いできるかと思います。大体月々〇〇円の返済くらいです。契約しますか？」みたいな流れだったと思います。
もうどこでもよかったので「はい」しか言っていなかった気がします。
そこで本契約をするために事務所に行くことになります。
私が契約した事務所は大手だったので全国各地にありました。大手はそれがうれしいですね。
次のnoteで契約した事務所など公開したいと思います。いまは割愛。
私は都内の某事務所で手続きを行うにあたりあらかじめいくら借金をしているのか、ローンを組んでいるのかを計算しました。
ここでいうローンというのは脱毛サロンのことです。ここは大した金額でもなかったので通った分だけすぐ計算できました。毎月支払っていた金額よりも通っていなかったため、むしろ返金されました。
そのため、借金をしていたのはクレジットカード会社（2社）と消費者金融の合計3社。リボ払いの金額からキャッシングの金額まで、全部履歴や通帳を見ながら遡って計算しました。
概算で大体200万円。
確信は持てなかったけど、大体これくらいだろうな、と思いながら計算した資料も契約時にもっていこうとリュックに詰めたのを覚えています。
そしていざ契約の日。事務所は駅から少し離れている場所で、道に迷いつつも無事に到着。
少し待ちましたがそれほど時間も待つこともなくすぐ案内されました。
大きなフロアにたくさんの区切りをつけて小部屋をつくるタイプの部屋に通されて、事務所の人とお話開始。事務所の人、というより確か弁護士さんだった気がします。
そこで、どこでいくつくらい借金をしているのか確認されて、持ち込んだ資料と、リボ払いとキャッシングの金額を伝えました。
また、ローンは組んでいるけれど自分でもう完済済みのことも伝えます。なるべく端的にわかりやすく、事実だけを伝えたからか契約時間は30分くらいだったと思います。
持っていたクレジットカードとキャッシングカードをその場ではさみで切られて退散。ちなみにこのとき、クレジットカードの２枚のうち一枚はもうしばらく使えるよということで持っていたのでこれだけは三か月くらい使えていました。
その弁護士さんとはいまの自分の手取りに対して毎月いくらなら返済することが可能なのか相談もしました。
私の手取りは当時も今も大して変わりません。18万くらい。
そこから家賃がいくらか、光熱費、食費や生活費で大体いくらかかるのか。それを話したうえで返済金額を決めます。
私の場合は2万3千円でした。これが多いのか少ないのか、人によると思いますが、私にとっては今も昔も大きな金額です。
後日、事務所の方からカード会社と話がついて利息分の支払いはなくなったこと、これから返済するにあたって毎月何日までには指定口座に振り込みすることを再度確認されました。
ちなみに総額の金額は約170万円で、これは事務所の報酬も含まれます。
そしてここから５年9か月にわたる私と借金返済とのお付き合いが始まったわけです。
任意整理のメリット
ここで私的、任意整理のメリットを実体験を込みで話したいと思います。
毎月決まった金額の振込なので計算しやすい
無理のない金額設定にできる
臨時収入を振込したいとき、電話すればすぐに対応してもらえる
収入が減った時にどうすればいいのかアドバイスをもらえる
家族や職場にばれない
郵便がきたり督促状などもこない
電話もこない
一番目から実体験もありで話を進めていきます。
①毎月決まった金額の振込なので計算しやすい
なんの計算か。これにはいろいろと含まれますが、私は残高の確認で使っています。
月のお給料の中で家賃がまず引かれ、そこから光熱費や生活費、食費が惹かれるけれど、固定金額を振り込めばいいので、そこから毎月いくら余るのかを計算していました。
といっても、ぎりぎりの生活なので、５千円～一万円余ればいい方。ここから交際費や臨時出費用の貯金をしていました。
当時の具体的な金額をご紹介しますね。
【一人暮らし時代の実際の毎月の出費】
家賃：63,000円
通信費：7,000円
定期代：21,000円
食費：20,000円
光熱費：20,000円
生活費：5,000円
生命保険：4,000円
借金返済：23,000円
積み立てNISA：3,000円
交際費：5,000円
美容室積み立て：2,500円
これを合計すると、、17万3千5百円。手取りギリギリ。
美容室はなるべく安いところを選ぶので、5,000円以内。2か月に1回なので、2,500円の積み立てもあります。服飾代はないです。美容代は生活費のなかに組み込みます。
②無理のない金額設定にできる
①でわかるように、ギリギリではなるけれど、ものすごく無理をしているということもないです。赤字じゃないので。
幸い、私は友達もめちゃくちゃいるわけでもないし、外で遊ぶのもあまり好きではないし、美容にもあまり興味はありません。
なので、自分的にはこの金額を毎月支払えばなんとかなる、というのはとてもありがたいことでした。
③臨時収入を振込したいとき、電話すればすぐに対応してもらえる
ボーナスが入った時、なけなしの2万円を支払ったことがあります。
コールセンターが準備されている事務所だったので、そこで電話をかけたら、金額設定したので振込お願いします！とすぐに対応してくれました。
あれから転職してしまったので、すでにボーナスという概念がない会社で仕事をしていますが、なけなしでもお金はお金なので、ある時にすぐ対応してくれたのは有難かったです。
お金って、手元にあるとすぐ使っちゃうし、心に気のゆるみがでてきちゃうと感じるのは私だけでしょうか？
④収入が減った時にどうすればいいのかアドバイスをもらえる
これはコロナのとき、派遣の私にはとてもありがたかったです。その月だけどうしても収入が落ちてしまい、毎月決まった額の振込が難しくてどうしたらいいか相談したら、翌月の何日までに振込できればいいでしょう、と解決策をすぐに提示してくれました。
遅れたのはこの時だけだし、これが毎月続くときっと事務所もお手上げかもしれませんが、とても助かりました。
⑤家族や職場にばれない
一人暮らしをしているので、よほどのことがない限り家族にはバレませんが、保証人として実家の電話番号は契約時に書かされます。それでも別に電話がかかったことはないと思います。家族に言われたことがないので。
職場も同様です。そもそも契約時に職場の名前なんて書きませんでした。そして契約を結んでいるのは私（個人）と事務所なので、職場にばれるということもないです。
⑥郵便がきたり督促状などもこない
これもないです。督促は支払いが遅れたことがないからかもしれませんが、基本的になにかあるとしたら自分の携帯に電話がかかってくることくらいでしょうか。郵便もこないです。
もしかしたら完済したらなにか証明書というのが来るかもしれませんが、そのときは局留めにしてもらおうと思います。
⑦電話もこない
⑤～⑥で話した通り、電話は来ないです。
きても自分の携帯でしょう。5年の中で電話がきたのは1回だけ。
その電話も正式な返済金額の連絡の時だけでした。
任意整理のデメリット
さて、メリットについてお話しましたがデメリットももちろんあります。
クレジットカードが作れなくなった・使えなくなった
自分の信用に傷がつく
ローンが組めなくなる
メリットと比べると少なく感じるかもしれませんが、結構大きいと感じるのはきっと私だけじゃないかもしれないですね。
では解説していきます。
①クレジットカードが作れなくなった・使えなくなった
まず、任意整理をするためカード会社に支払いができなくなったため、利息分の支払いを免除してくれませんか？みたいなことを事務所が行ってくれます。これにカード会社が了承してくれることを「和解」というらしいです。
詳しくはググってください。
私は2社クレジットカードを使っていましたが、そのうち1社だけ和解申請して受理されました。このカードは即日使えません。
もう一社はしばらくは使えましたが、カード会社は私たちの信用情報を閲覧できるため、ある程度期間が立つと使えなくなります。
私の場合は大体3か月だったと思います。
この期間は誤差があると思いますが、いずれ、必ず、使えなくなります。
そのため、その間にカード払いにしていたものをすべて銀行振り込みにしました。
スマホ代、定期代、家賃、Ｗｉｆｉ代、、思いつくものはすべてです。ちなみにこれを機に固定費の見直しとサブスクの見直しも行いました。
②自分の信用に傷がつく
信用に傷？と思うかと思います。私も思いました。
ここでいう信用というのは、お金をきちんと返してくれる、という信用がなくなるということです。
カード会社やローン会社は、私たちの信用情報を把握していつでも閲覧できるらしいです。そこに傷がつくと、新たにクレジットカードを作ることやローンを組むことができなくなります。
これって、長い人生の中で結構なデメリットじゃないですか？
とはいえ、これは永遠ではないです。この傷はある程度年月が経つとこの情報はリセットされるため、それまでの間、傷持ちとして生活するという感じです。
③ローンが組めなくなる
これについては諸説あると思いますが、まず身近なローンからご紹介。
みんな、スマホって分割払いしてませんか？私はしています。でもこれもローンの一部なんですよね。
だから金額によってははねられます。iPhoneなんかは高いじゃないですか。なので私はiPhoneからandroidに変えました。
次に引っ越しです。みなさん、一人暮らしをするとき審査されませんでしたか？その審査がどんな審査かわかりませんが、もし引っ越しを検討しているのであれば正直に任意整理をしていることを不動産へ説明してください。
私の場合ですが、引っ越しを検討しているときに私は任意整理をしていることをきちんと話してからお部屋を探してもらいました。
これがどう影響するのかわかりませんが、事情を説明したとき事前に話してくれてありがとうございます、と言われたので何かしら不動産関連でもあるのかもしれません。
これがローンと言っていいかわかりませんが、念のためこの項目で説明させてもらいました。
最後に
自己紹介といいつつも、長くなってしまいましたが、私がどんな人物でどんなふうに借金と一緒に生活してきたかわかっていただけたかと思います。
これから借金返済に向けてリアルタイムで発信していきますので、もしよければ反応してくれるととてもうれしいです。
一緒に頑張りましょう。
最後まで見てくださってありがとうございました。OL子でした。