コロナ終息の一日前に彼と終息した話②

付き合いはじめた私たち。

とにかく私にとって4年ぶりの彼氏だった。

私は基本的に人を好きにならない。
彼氏のいない4年間いいなと思う人はごくごくわずかにいたはいた。


今からは自分のことは棚にあげさせていただき、話を綴ります。

基本的にすごく話したり仲のいい異性のことは男性として見ることができず友達の枠から飛び出る経験が今までにない。

なので、いままで付き合ったり好きになったりする人はあまり知らないまま好きになることしかなかった。

ふとしたときに自分に優しかったり、
誰かに優しかったり、
誰かと話してるときの雰囲気だったり、
遠巻きに魅了を感じ好きになってしまうタイプだ。

なのでご飯をふたりでいくときには
ほとんど知らないくせに
この人は100点満点で私のすきなひとーー!だと思って行く。

しかし、一度食事にいくとおしぼりの使い方が汚かったり、言葉の端端にひっかかってしまうことが多々ありイメージが100点だったがせいで減点方式。加点になることはない。

最終的にはその人の後ろ姿をみて
ケツちっせ。頼りな。

とまで思い、いままでの恋心は鎮火。
人を好きになることが本当に難しい。

好きだった人ですら一晩で嫌いになる大病。
心に性悪。これは治らないのだ。

そんな気持ちを持ちながらも
彼との食事でマイナスに思うことは少しはあったが減点するほどのことはなかった。

原点がない食事が続き、向こうがわたしを好きなのか好きじゃないのかがわからない期間が長くなると私の採点もかなり甘くなる。

頻繁に遅刻。
そんなことでカリカリしない。

三つ上だが割り勘。
彼氏になるまでは払って欲しいところだが、よしとする。

店を決めれない。
つぎあった焼き鳥屋に入ろう。

ソファと椅子ならソファ側に座る。
女慣れしてない感じがいい。

注文を言わない。
私がゆうから間違えていないかよく聞いておけ。

私が細かいところもあるかもしれないが、
普段なら減点するところもその他の話の楽しさだったり、高身長で声もいい。
顔も服装も悪くないのでそっと目を閉じた。

また、変わった人だったのでそこも興味津々で大好きだった。
とにかく一緒にいて飽きない。

また、ポイントポイントで育ちの良さを感じる人だった。

別れた私の友人の話が気になっていたが、
聞いた時も

「相手のこともあるし話すのもあれやから聞きたいんであればやけど…。
もちろん〇〇好きやし、23歳でこれからまだまだ遊びたいと思うけど結婚前提に付き合っていきたいなと勝手に想ってます。」 

という100点の答え

もういい。好きだから。

なんてなってしまうポイントをしっかり掴むことができる人だった。

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