2021リヴァプール移籍市場大予想【補強編】

今夏リヴァプールに加入しそうな選手を個人的にまとめました。上から、移籍が成立する可能性が高そうな選手順に並んでいます。選手評や市場価値はYouTubeのプレー集とトランスファーマルクト(https://www.transfermarkt.jp/)のスタッツからの判断が主です。あくまで個人的な意見なので、話半分で聞いてね!
度々噂に上がる選手から、自分が勝手に選んで来た選手までより取り見取りの内容です!当たったら褒めてくれ~!

・そもそもどれくらいのお金使えるの?

当然ですが、移籍にはお金が必要です。そしてリヴァプールのオーナー、FSGには、いつも潤沢な資金があるわけではありません。会社の敷地から石油が湧かない限り。特にコロナウイルスによって無観客試合を余儀なくされているため、クラブの収入はかなり減っています。さらにはいろいろ事故が重なり、CL出場権もかなり厳しいと言わざるを得ません。

こんな状態で積極補強とか言ってられるの?放出が先じゃない?

その一方で、今年の夏は「ビッグ・サマー」になる、という報道もあったりします。

実際、PL,CLを獲った今の主力組は軒並み30歳前後になり、ベテランの領域に片足を突っ込み始めています。世代交代という難題に、ぼちぼち挑まなければならない時期に来ているでしょう。

さらに、今シーズンの悪夢のような怪我人ラッシュで、スタメン組と控え選手の間に明らかなクオリティの差があることも露呈しました。人を変えればチームが良くなる、というのは乱暴な論法ですが、スカッドの整理は大きな課題でしょう。過密日程を乗り切るということも考慮すれば、ある程度の実力があり、将来的にはスタメンを担えるような選手が欲しいところです。

じゃあ結局、いくらぐらい使えるのか?ということですが、

100M€+選手放出益

これぐらいじゃないかな~?と見ています。これは完全に自分の勝手な推測……というより勘で、信憑性もへったくれもないです。

「ビッグサマー」というなら最低でもこれくらいはないとビッグになりようがありません。これだけの資金があれば、30~40M€の選手を2,3人とれます。ほぼ決まりのような雰囲気があるコナテ、カバクの分を差し引いてだいたい50M€。これに今のスカッドを放出した分の利益が加わります。

そうなれば、まあまあ大きな動きになるんじゃないでしょうか。というか、こうなることにしないとこの企画成立しないし。

なんなら、もっとたくさんの資金がある可能性だってあるんです!妄想は自由!参ったか!!ざまあみろ!!!

はい。だからまあ、この文の中では、予想したなかから2,3人ぐらい来るんじゃないかなー、という感じでやっております。噂に上がる選手もだいたい20М~40M€ぐらいです。

前置きが長くなりましたが、これからが本題。楽しんでくれたらうれしいです。


・移籍市場大予想!

確定的枠

単勝一倍台、圧倒的人気の、ほぼ決まりじゃない?な人たち。逆に来なかったらびっくり仰天です。


・イブラヒマ・コナテ

RBライプツィヒでスタメンを張る21歳のフランス人CB。
相方のウパメカノに比べると地味だが、実力者ではあることは間違いない。

デカい、速い、巧いの三拍子揃ったCBで、フィジカル、空中戦、対人能力いずれも高いレベルにある。前から体を当ててボールを奪いに行くタイプ。予測能力にも優れ、インターセプトする場面も。

現代CBらしくビルドアップ能力も高く、足元の技術やロングフィードの精度に優れる。特に推進力のあるドリブルによって最終ラインから単独でボールを持ち運ぶプレーが特徴的。ただ、攻守ともに割とリスキーな判断が多く、ハラハラさせられそうだ。


怪我がちであることがよく懸念されるが、一年ほど前の大怪我の影響が大きく、怪我しやすい体質というわけではなさそう。少なくともマティプのような細かい怪我が頻発することはないと考えてもいいと思う。

怪我の影響もあって値段が下がっており、34M€という価格は相方のウパメカノが40M€ほどしたことを考えると割安と言えそうだ。

現時点(5/5)で契約成立の報道も多く、移籍はほぼ確定的。公式からの発表を待つだけの状態。

ファン・ダイクとの相性も良さそうであり、ジョー・ゴメスらの良い競争相手になるはず。

・オザン・カバク

今冬、シャルケからレンタル加入した20歳のトルコ人CB。所属しているシャルケは既にブンデスリーガからの降格が決まっており、カバクのシャルケ残留はなさそうだ。

プレースタイルは今更話すまでもない。対人能力、スピード、ビルドアップ能力いずれも備えた標準的な現代型CB。トップオブトップとまではいかなくとも、間違いなく名選手になれる素質をもった若手であることは間違いない。

半ばパニックバイ的な形でリヴァプールにレンタルされ、ほとんどチームに馴染む期間もなくスタメンとしてフル稼働し、PL,CL共に十分なパフォーマンスを見せている。

プレミアリーグ、リヴァプールという環境にもすぐに馴染んでおり、価格も20M€前後とリーズナブル。さらにシャルケが降格したことでより安価で獲得できる可能性もあることから、買取OPを行使しても問題ないだろう。



・本命枠

 この夏はこいつが来る!移籍の噂、実力ともに十分の人たち。ただ、なにかしら不安要素を抱えている場合もあり、不発も普通にあり得る。

・ラフィーニャ

リーズでプレーする24歳のブラジル人ウインガー。今季躍進するリーズの中心選手の一人。今季プレミアで26試合出場し6ゴール6アシスト。

ブラジル人らしいテクニシャンで、中央から侵入して得点に絡むだけでなく、サイドで仕掛けてDFを翻弄し、チャンスメイクすることも可能。状況判断もよく、スムーズにフィニッシュまで持っていける。

マンツーマン守備を基本とするリーズでやれていることから、運動量や守備面の貢献も水準以上のものがある。

右ウイングの控えとしては十分すぎるほどの選手で、価格も30M€と手が届く範囲。リヴァプールでの成功例が多いブラジル人であることもあり、実現すれば間違いなくいい補強になるだろう。

・フロリアン・ノイハウス

ボルシアMGでプレーする24歳のドイツ人MF。今シーズンブンデスリーガで30試合5ゴール6アシスト。

プレス耐性が高く、突っ込んできた相手をいなしてパスを出せるゲームメイカー。長短のパスとドリブルでチャンスを演出するほか、自らボックス内まで侵入してフィニッシュすることも可能。ノルウェーの神童、ウーデゴーアが似たようなプレースタイルの選手として挙げられるだろうか。

これからリヴァプールがポゼッション志向を強めていくならうってつけの人材。

逆に特段フィジカルが売りの選手というわけではないので、プレースピードやフィジカル強度に適応できるかどうかは懸念点。

価格は40M€ほど。バイエルンなど競合するクラブが出てくる可能性はあるので、値段が下がることはなさそうだ。

・イヴ・ビスマ

ブライトンでプレーする24歳のMF。今期退団が濃厚なジニ・ワイナルドゥムの後継者としてよく名前が挙がる選手。

一番の武器はボール奪取力。ボールホルダーに余裕を与えず、隙を見せれば即座に刈り取りピンチの芽を潰す。ドリブルによる推進力と、強烈なミドルシュートも武器。

ただ、最近はリヴァプールの方がボールを持つ時間が長くなる傾向がある中で、配球力にはやや疑問が残る。加入すれば間違いなくそれなりの仕事はしてくれるだろうが、一方でボールを持つ展開で違いを出せる選手ではないようにも思う。IHというよりもCM,CDMの選手というイメージであり、現状のリヴァプールからすると守備的すぎるのではないか?と個人的には思っている。ここは人によって意見が分かれるところかも。

価格は40M€。アーセナルが狙っているという報道もあり、市場では人気銘柄と言っていいだろう。個人的にはやや高い気もしている。

・パドソン・ダカ

ザルツブルグで今シーズン24試合24ゴール5アシストという驚異的な記録をたたき出すRBグループの新星。

アフリカンらしい高い身体能力と確かな決定力でゴールを量産するCF。ゴール前の落ち着きや優れたポジショニング、確実に枠をとらえるシュート技術などストライカーに必要なものを高水準で備えている。今シーズン、チャンスを決めきれないリヴァプールにとっては非常に魅力的な存在だ。ドリブルスピード、パス精度も高く、ゴール以外でもチームに貢献可能。

何より価格が20M€とかなり安く、さらに下がる可能性もあるという。オーストリアリーグとプレミアリーグではレベルにかなり違いがあるとは言え、これだけ活躍をしていればポテンシャルは本物であると見ていいだろう。それでも即プレミアで活躍できるかというと疑問が残るが……。

ただ、RBライプツィヒの監督、ナーゲルスマンがバイエルンへ移籍し、来シーズンはザルツブルグを指揮していたマーシュ監督が後継になることが決まった。これによってダカもライプツィヒにステップアップする可能性が高まり、来期にリヴァプールのユニフォームに袖を通すことは一気に遠のいたかもしれない。



・大穴枠

当たれば万馬券間違いなしのダークホース。噂にはほとんど上がっていないが、リヴァプールのフロントが好きそうな人。あるいは噂の信憑性が著しく低い人。筆者が個人的に好きな人。


・サンデル・ベルゲ

シェフィールドUでプレーする23歳のノルウェー人MF。

195㎝の長身とフィジカルを生かした守備と、精度の高いパスで攻守にハイレベルの貢献できる。所属しているシェフィールドUは降格が決定しており、市場価値18M€から更に安い価格で買える可能性もある。アーセナル、エバートンが狙っているという報道も。

ここまでは超絶優良物件なのだが、毎シーズン2、3ヶ月離脱する怪我の多さが何よりのネック。実力と価格を考えればまず間違いなく取って損のない選手なのだが……。

今シーズンは主力の怪我に泣かされているだけに躊躇してしまう選手だ。

・マテウス・ペレイラ

WBAでプレーする24歳のブラジル人ウインガー。

今シーズン降格圏のWBAで6ゴール6アシスト。

プレースタイルは先に挙げたラフィーニャに似ている。サイドでの仕掛けによるチャンスメイクが持ち味で、また意外性のあるスルーパスも出せる。

WBAが降格すれば市場価値の13M€より安く取れる可能性もある。サラーの控えとしては十分な実力で、安く控えを確保したいならうってつけの人材だろう。


・ペドロ・ゴンサウヴェス

個人的に密かに注目しているスポルティングの22歳MF。

今期ポルトガルリーグで26試合17ゴール6アシストの「ネクスト・ブルーノフェルナンデス」。

プレースタイルもB・フェルナンデスに似ており、パスによるチャンスメイクとボックス付近からのフィニッシュで攻撃を牽引できる。

プレミアでどれほど通用するかは未知数だが、最近当たりが多いポルトガル産であり、中盤で点が取れる選手は今のリヴァプールに必要な存在ではないだろうか。

市場価値は15M€ほどだが、移籍金は60M€という報道もあり、ここら辺はあやふや。もっと安くなるなら狙ってもいいのではないだろうか。

・エドゥアルド・カマヴィンガ

18歳にして代表デビューを果たしたフランスの新たな神童。

プレースタイルは一言で言うと「守備の上手いポグバ」。長い手足でボールを回収し、細かいドリブルや高精度のパスで攻撃の中心にもなれる。

現在の実力でもリヴァプールにとって即戦力級の選手である上に、まだ18歳であり、伸び代も十分。来たるジェラード政権までも見据えた補強になるだろう。

レアル行きが既定路線と言われているが、リヴァプールもコンタクトを取っているという話がある。

価格は60M€ほど。更に上がる可能性もある。ただ、将来それ以上の価値を持つ選手にもなりうる才能であるし、個人的にはジニの後釜としては理想的な選手の一人ではないかと考えている。


・アセンシオ、ヴィニシウス、デンベレetc…

夏の風物詩。右のWGとSBをやれるL・バスケスは意外とアリだったりする。勿論彼の年齢的にあり得ない話ではあるが。

・エンバペ、ハーランド

次世代のフットボールの顔になるであろう二代巨頭。実力は疑いなく、スリリングスリーの後継としては理想的だ。

PL、CL王者であるリヴァプールにも彼らの噂は上がるが、莫大な移籍金を払えるほど資金潤沢なクラブではない。ハーランドは代理人が悪名高いライオラであることも相まって、移籍の可能性は低そうだ。

来てくれたら泣いて喜ぶし、ブレイクダンスもする。

地雷枠

よく噂に上がるが、諸々の理由から獲得をお勧めできない人たち。あくまで個人の意見なので、もし好きな選手がここにいても殴らないで……。


・ドゥシャン・ヴラホヴィッチ、サーシャ・カライジッチ

前者はフィオレンティーナで頭角を現した21歳のセルビア人レフティー。後者はシュトゥットガルトで活躍する23歳のオーストリア人FW。

どちらもCFとして33試合19ゴール、30試合14ゴールと結果を残している。

プレースタイルはいわゆる電柱型FW。長身を生かした(ヴラホヴィッチは190cm、カライジッチは200cm!ある)空中戦やポストプレーが持ち味の選手だ。しかし、足元の技術はそれほど高いとは言えず、またフィニッシュワークやフィジカルにも不安が残る。

カライジッチはリヴァプールファンらしいのでファン感情としては来てくれたら嬉しいが……。どちらもやや実力不足感が否めず、オプションとして使うにしても、プレミアのバス止めに一人長身の選手を置いたところでどれほど勝率が上がるかは疑問だ。ロボやアーノルドのクロスにストロングヘッダーが合わせるというのはロマンある話ではあるけれど。

リヴァプールはブロックを崩し切れるだけの質のある選手が集まるチームだと思っているので、きちんと崩し切って勝ってほしい……。


・ジェイドン・サンチョ

もはや説明不要だろう。イングランドの未来を背負うドルトムントの主力WGだ。

ドリブル技術は天才的で、二枚、三枚を簡単に交わすことも珍しくない。得点能力も高く、シーズン二桁ゴールを狙える選手__だが、リヴァプールで成功するかはまた別問題だ。

技術的な面は若くして世界最高レベルの域にあるが、プレー判断には課題が残る。また、やや調子に波がある。今シーズンは不調で、前半戦はさっぱり点が取れないこともあった。

かなり高い買い物になることも間違いない。ドルトムント側もコロナ禍を考慮してそれなりの値下げをしたようだが、それでも70~80M€はかかる。

アカデミーで頭角を現す「ポーランドのアザール」(今のアザールのパフォーマンスだと蔑称になりかねないが)ムシャロフスキ+金銭でのトレードの噂もあるが、ムシャロフスキがサンチョ以上の、それこそアザールのような選手になる可能性もある。今の段階で手放すのはあまりにも惜しい。

リヴァプールは、右WGにサラーという絶対的な存在がいる中で、同じポジションに二人もワールドクラスの選手を置けるほど資金があるわけではない。(これは、同じく噂に上がることがあるデパイなどにも言える)

したがって、リヴァプールにとって費用対効果効果がいい補強になるとは考えにくい選手だ。

・最後に

まずはここまで読んでくれてありがとうございます。読んでいただけたならわかると思うのですが、かなり主観強め&希望的観測です。このnoteの基本的スタンスですね。特に補強資金は自分の予想より少ないなんてことは全然あり得るので、コナテ、カバクだけ取って後はローン組放出して終わり!みたいな夏になる可能性もあります。CL出場権の有無によっても変わるでしょうし。

でもせっかくなら派手にやりたいじゃん!浮世の噂に振り回されたいじゃんよ!なあ!!!おい!!!!!

……選手の移籍というのはそれ自体がコンテンツになるような面白い事象ですし、自分はFSGの補強方針がリヴァプールを好きになった要因の一つなので、ウキウキで移籍期間を見守ろうと思います。この駄文が皆さんの移籍期間の楽しみの一助になれば幸いです。


PS.

タイトルに【補強編】とあるように、【放出編】も書く予定です。そちらもお楽しみに。









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