「・・・」三点リーダーは迷いの証拠!?
1月31日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で、「・・・」三点リーダー症候群についての話題を取り上げていた。受け手にとっては「意思表示が分からない」と困惑することもあると紹介された。
語尾が「・・・」ばかりの「三点リーダー症候群」
「ですが・・・」「だよね・・・」という感じで文章の末尾に"てんてんてん"をつける。「三点リーダー」というんだそうだ。言われてみれば自分もたしかに使う。
自由度が高い記号だけど、これが人々を惑わせるという。
「飲みに行こうよ・・・」と、三点リーダーのLINEで誘われたとする。受け取った方は、ホントウに飲みに行きたいのかな? なんて思っちゃう。こちらの出方を見ているなんてとも取れる。相手の意図がはっきりしない。
それでも、言いにくいことやちょっとお願いをするときなどに、相手に気を使った意味あいで三点リーダー使う気持ちはわかる。
曖昧がいい時もある。
自分に「三点リーダー」はだめだよね
「この仕事明日にしようかな・・・」なんて、自分に三点リーダーはやる気が失せる。迷いっぱなしで逃げてるじゃんと自分に言い聞かせているようなものだ。
飲み会に誘われたけどどうしようかな・・・って思ったら余計に迷っちゃうの自分バージョン。自分に三点リーダーで自分を迷わせる。
「どうしよう・・・」じゃなくて、やる、やらないと決めるべき。
とすると、男性が女性に三点リーダばかりはちょっとマズイ。まさにはっきりしない、決められない男ということになってしまう。女性はこういうところ敏感に察知するから、男性はよくよく気をつけた方がいい。
上司と部下との関係にも言える。テレワークが増える中、ネットで連絡や指示も当然増える。上司から三点リーダー多発では、部下の信頼が薄れるなんてことにもなりそう。
男性が女性に、上司から部下に、三点リーダーは要注意。
段取り八分
仕事ができる人は段取りがいい。段取りがいい人はやることを気分でやらない。手順まで明確にする。そんな段取り上手な人は三点リーダーは使わないと思う。
段取りが明確なのだから指示も返事も明確だ。その上で相手に配慮を欠かさないなんてのができる大人の流儀となる。
その逆、あるある。(・。・)
今ここに
「どうしようかな・・・」って、人は常に悩み考え迷う。特に意識していなくても人の脳は勝手に思考を巡らす。迷っているとよけいにも考えがめぐり迷いはやがて不安になり心配にもなる。
自分の迷いが相手にも迷わせる。「三点リーダー」は日本人の曖昧さの洗われ。ときに便利な記号。普通にしても思考をあちこち巡らしている所に三点リーダーだからよけいにも思考があちこち。結局、ハッキリせず人にゆだねて迷いっぱなし。
自分もまわりも不安になるわけだ。
飛び交う意識を今に戻す。意識を今ここに戻してあげる。どうしよう、相手はどう思うかな、みんなはどうするのかなじゃぁなくて、自分は「今」に意識を戻して今ここを実感する。意識がクリアになるという。意識がクリアなら迷いもなし。
意識を「今ここに」は、やってみる価値があるようだ。
(marusblog記事)