まってあげる
カウンセリングを行う現場では、答えを求めないという点を私は大切にしていた。これは営業でもクレーム対応でも言えることのように思います。営業的にはとにかく成果が欲しいし、クレーム対応では解決を急ぎたい。お相手の気持ちよりも自分の欲を求めちゃう。だからうまくいかない。(・。・)
相談
私はおかげさまと言っていいのでしょうか、あまり人から相談されることはない。(笑) そういう人いるよね。あてにならないとか頼りにならないなんてヤツ。私はその部類の人間で女性や部下から真剣に相談されるなんてことはまずない。その代わり、「どうしてあなたはそんなに呑気でいられるの!?」とか、「悩みがなさそうでいいですね」とか、そういうふうに真剣に聞かれたことはたびたびある。
褒められてるのか!? けなされているのか!? ( *´艸`)
そんなわたしだが、どんな相談でも大切にしている自分なりの"おきて"があるのです。相談したい人はそれなりに悩みや不安や心配があって、どうしていいかわからないからとにかく助けを求めて話を求めてくる。自分でその答えを見出すためにだ。だからそのための心得を持っているのです。
それは、"待ってあげる"こと。
待てないドライバー
ハンドルを握りながら片側一車線の道路を直進すると、左の路肩によく駐停車している車があります。とうぜん直進するにはその車をよけなければなりませんから、時にはセンターラインを越えて進まねばなりません。ところで、対向車線に駐停車している車があると、こちらに向かってくる車はいったん停車してこっちが通りすぎてからセンターラインを越えてということになります。ところが、、。
待たずにセンターラインを越えてどんどん突っ込んでくる!
こちらは何の問題もなく直進できるのに、対向車が駐停車の車をよけてセンターラインを越えて突っ込んでくる状態になっちゃうから、しかたなくブレーキを踏んで相手の車が通りすぎるのを優先するので正直腹がたつのりとなってしまう。多くのドライバーが、そう、待てないみたい。٩( ''ω'' )و
"待つ"を知るとドライブは楽しくなるのに!(^。^)
"譲ってあげる"のではなく"待ってあげる"
片側1車線の道幅に余裕のないような道路では、対向車が右折しようとするととたんに後続車が止まり渋滞となるケースがけっこうあります。そんなとき、こちらとしてはスピードを緩めるかほぼ停車状態に。
対向車の右折を先に譲ってあげるのです。
そんなときは右折車はもちろんすぐ後ろの、特に大型トラックのドライバーなんかは必ず手をあげてお礼をしてくれる。ちょっとした幸せを感じる瞬間であります。けして譲ってあげたのではないのです。
ただ少しだけ待ってあげただけde・・。
夫婦喧嘩も
夫婦喧嘩なんてものは一番近い関係だけに、言わずにはいられないことが溜まればそりゃ文句も飛び出す。飛び出すだけならまだしも、過去のあれやこれやもくっつけられて文句が倍増止められないなんてことになるともうこちらも黙っちゃいられないとなる。まぁ、夫婦喧嘩は犬も食わぬとはよくも言ったものです。
それにしても女性って過去の小さなことよく覚えているよね。(*_*;
こんな時テニスや卓球のごとくに相手の言葉を打ち返えそうものなら火に油だ。そりゃ人間だからねガマンの限界というのもあるが、それにしても最初からラリーの応酬となると収集がつかなくなる。
その原因のひとつはやっぱり"待てない"からだと思うわけです。
それは妻の奥さんのモーレツな怒りを受け止めてあげるなどの高度な姿勢や態度なんてことでもなく、吐き出したい言葉が終わるのをただ待ってあげるだけ。(・。・)
そのうち、「なに黙ってんのよぉ!」と言われても・・・。
許してあげる
西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱する帯津良一(おびつ・りょういち)氏は、老化に身を任せながらよりよく老いる「ナイス・エイジング」を説く。先生は「怒りを感じたら許すことで対応すること」とも教えてくれる。怒ることはナイス・エイジングにとっても大敵なのだと。
許す相手は他人だけでなく自分も。
「許す」とは「他人の頼み、願いを聞き届ける、聞き入れる」という意味があります。つまりそれは"待ってあげる"ということとつながっているように思うのです。他人の頼みや願いの出番をちょっとだけ"待って"あげる。その間があるから相手の話も聞き入れてあげられるんだと。体調を崩した自分の体が回復するときもそう、健康になるのを待ってあげるなんて具合。
きっとよくなると信じて。
よくわからないけどね・・・。( ´艸`)
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