ヴァリアンツ解説
はじめに
こんにちはなむるです。
私は様々なTCGをプレイしており、カードゲーム攻略サイトのライターとして働いていました。
遊戯王は年に5回ほど非公認大会(CS)に参加しています。
はじめて私のnoteを見たという方向けに簡単な自己紹介と実績の掲載をさせていただきます。
【自己紹介】
複数のゲームをプレイしており年に2~3ヶ月ほど遊戯王をプレイしています。
基本的には一人回し中心で調整をしています。
【遊戯王の実績】
日本選手権関東2エリア準優勝
CS(大型非公認大会)優勝21回準優勝9回ベスト4以上30回以上
今回のnoteでは
朝霞杯3人チーム戦(4/3)で使用したヴァリアンツの解説、および回し方や各種対面の立ち回りについて解説していきたいと思います。
ヴァリアンツはモチーフがボードゲームとなっており、既存のテーマとはかけ離れた複雑な動きが特徴です。
その分深く楽しく、先攻後攻問わず様々な角度からパワーの高い動きが出来るため、勝ちたい&特殊なデッキを使ってみたいという方にお勧めです。
大声では言えませんがめちゃくちゃ安いのでサブデッキとかにもおすすめです
ヴァリアンツを選択した理由
普段はメタを分析し、環境的立ち位置のいいデッキを使用しているのですが、デッキビルドパック タクティカル・マスターズ限定でチーム戦に出てみようという話がありヴァリアンツ担当としてデッキを考え始めました。
ヴァリアンツとは
テーマ概要
「存在は知っているけどどんな動きするのかわからない…」
「効果長くて読むのイヤだなぁ…」
「安いから弱いんでしょ?」
という方向けに簡単に”ヴァリアンツ”というテーマについて解説します。
”ヴァリアンツ”はチェスや将棋のようなボードゲームをモチーフにしたテーマで、フィールドをボードに見立てて前に進んだり後退したり移動したりする動きが特徴です。
現実的な言い方をすると、魔法罠ゾーンから特殊召喚しメインモンスターゾーンから魔法罠ゾーンに送ったりするペンデュラムデッキです。
モンスター
メインモンスターは各々3つの効果を持っています
P効果 ペンデュラムゾーンの正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚(上級の場合は軽い条件あり)
①このカードが特殊召喚されている場合発動できる。○○する。
②モンスターゾーンのこのカードが他のモンスターゾーンに移動した場合に発動できる。○○する。
この文は共通で、P効果、特殊召喚されている場合使用できる効果、移動したとき使用できる効果と条件が分かれているので結構覚えやすいです。
○○の部分の固有効果は展開補助or除去に関連するものが多く、引いたヴァリアンツモンスター1枚が1手以上になるため、手数の豊富さでリンク数を伸ばしたり後手捲りがしやすいのが環境的な強みです。
フィールド魔法
フィールド魔法は異質の強力さを持っています。
現在プールには”真羅万象”と”百識公国”の二種類があり、発動時に相手に同名以外のフィールドを送り付ける効果とフィールドゾーンにカードが2枚あるときにターンプレイヤーが使用できる固有効果を持っています。
”真羅万象”は魔法罠ゾーンからの特殊召喚、”百識公国”は自身のモンスターの正面の相手モンスターを魔法罠ゾーンに送る効果を持っています。
”ふわんだりぃずと謎の地図”を割れたり、モンスター効果以外でのフィールドから離さない除去を行えたり、1枚で展開&除去を行えたりと異質が故に通りやすい強力な効果を持っています。
環境での立ち位置
”ヴァリアンツ”はいわゆる『展開系』に分類されるため、”デスピア”や”ふわんだりぃず”などデフォルトで手札誘発が10枚以上採用されているデッキがトップシェアの現環境ではお世辞にも立ち位置がいいとは言えません。
また、ペンデュラムテーマのため”魔封じの芳香”や”次元障壁”で1枚で詰んでしまうこともありサイド後の後攻も課題となりました。
なので下記の条件を設定しそれらをクリアできるように構築をしました
1.”増殖するG”に対する回答を75%の確率で引ける
2.手札誘発1枚で屈しない
3.事故率を15%以下にする
4.コンパクトで通れば勝てるカードおよびプランを採用する
5.”魔封じの芳香”や”次元障壁”に対する回答及び別ルートでの動きを採用する
6.後攻時手札誘発を60%以上の確率で引ける
そして出来上がったのが下記の構築です。
デッキ構築
確率的にバランスが良いメインデッキ43枚 手札誘発8枚 ギミック24枚 補助7枚 エンドカード2枚 不純物2枚の構築にしました。
間接的に1~3に関与し4・5を達成するためにも"デビルフランケン"を投入、1~5全てに関与する”スモールワールド”を採用しました。
CS当日は運も良かったのですがワンチャンスもない事故ハンドはなく、特に後手捲りが強力でした。
予選開始の瞬間までレシピを考えていたので反省点も多いのですが、それは後述で解説いたします。
また、今回は反省点を活かした最新構築と理由も解説しています。
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