10/17使用 エルドリッチ
はじめに
おはようございます!
今回は10/17日に行われた朝霞CS五遊祭にて使用した『エルドリッチ』デッキについて書きたいと思います。
エルドリッチを選択するまで
今期は環境デッキが多くメタを把握しにくいのですが、大雑把に分けると3つのデッキタイプに収まります。
まずは妨害能力やリソース補強能力を持つ1枚のモンスターを中心にバックと手札誘発で戦う中低速デッキです。
これらのデッキは安定感が高く、手札の噛み合いによっては爆発力も得る優秀なデッキ群です。
続いてはカードの噛み合わせによって強力な盤面を形成し、逆転の機会を与えない展開系デッキです。
これらのデッキは制限改訂による弱体化や環境デッキとの相性の点からポテンシャルを発揮しにくく、当日の運に大きく左右されるデッキ群です。
最後に罠を中心に相手の行動を妨害し、リソース差を付けゲームをコントロールする罠ビートデッキです。
明確なメタカードがあるものの相手のリソースを集約したエースモンスターを除去することで大きな有利を作れるデッキ群です。
以上のように現環境には毛色のまったく違う3つのデッキ群があり、様々なシーンに対応できるテーマを選択することが求められる環境だと認識しています。
モンスターに対して強力であったり、魔法罠に対して強力なデッキよりもどの対面でも戦えることが出来るデッキの方が現環境では安定して勝つことが出来るということです。
中低速・展開系・罠ビートはジャンケンの関係性を持っています。
中低速vs展開系
中低速デッキは妨害能力を持つ主力モンスターに加え多くの手札誘発を採用しています。
手札誘発で展開系の動きが弱まれば盤面を返すこともできるので先攻後攻問わず展開系デッキ相手に有利に立ち回ることが出来ます。
また展開デッキが事故を起こした場合、妨害増加やライフを取り切ることもできるため事故から立ち直る機会を与えません。
こういった要因から中低速vs展開系は中低速有利と考えています。
展開系vs罠ビート
このマッチアップの有利不利は環境によって変わるのですが、今期は中低速デッキが環境に多く罠もそれらのデッキに合わせたものを採用するので不利になってしまいます。
先攻を取れれば罠ビート側が展開デッキの出鼻をくじいて勝てることもあるのですが、デッキの特性上ライフが取りにくいので相手に罠を乗り越える札を集められる可能性があります。
後攻の場合は手札誘発の採用枚数が少ないため相手の動きの弱体化も図れず、専用の捲るためのカードを採用していない限り基本的に相手の盤面を返しきることは出来ません。
サイド後も展開デッキはバックに対して強力なカードを用意していることが多いため罠ビートはかなり苦しい展開になりがちです。
罠ビートvs中低速デッキ
中低速デッキは召喚権を使用したモンスターをエクストラモンスターに変換して盤面を作るのが強力なのですが、召喚権を潰されてしまうと1ターン失うことが多いです。
単体のモンスター相手に強力な罠を採用することでかなり有利に立ち回ることが可能です。
また、中低速デッキが多数採用している手札誘発も直撃しにくいので相手のデッキのパワーを下げることも出来ます。
また、中低速デッキのリソース供給を止めたりリソース回復量で差をつけることでジリ貧にすることも可能です。
こういった要因から罠ビートvs中低速は罠ビート有利と考えています。
こういったジャンケン環境ですと完璧なデッキは存在しないことになり、デッキ選択の際はかなり頭を抱えました。
直前までの候補は『召喚ドラグマ』と『サンダードラゴン』でした。
召喚ドラグマを外した理由
『召喚ドラグマ』は中低速デッキ内で有利を持っており、爆発力も高いため筆頭候補でした。
しかし直近のCSの結果からミラーマッチが増えると予想し、ミラーに寄せたものを使おうと思案したところミラーマッチは所謂引いたもん勝ちのマッチであると判断し選択から外しました。
サンドラを外した理由
やれることの強さや『混沌領域』の追加による安定感と最大値の強化から候補に挙がったデッキです。
しかし、一人回しの最中で中低速デッキの並の動きに負けるパターンを多く起こしたためCSに持っていけるデッキではないと判断し候補から外しました。
エルドリッチを選択した理由
現環境はジャンケンではありますが、例えるとチョキ(中低速)が7割のジャンケンなので中低速デッキに有利を取れる罠ビートをを使う方向性にシフトチェンジしました。
罠ビートジャンルから『エルドリッチ』以外にも『真竜』『魔弾』『オルターガイスト』などもテストし、どのデッキも中低速デッキ相手にはかなり強く出れると判断したうえで、リソースの強さと安定感に加え"黄金卿エルドリッチ"のカードパワーの高さから『エルドリッチ』を選択しました。
デッキレシピ
五遊祭で使用したレシピです。
個人は5-1で負けた試合は先述でジャンケン不利と判断した展開系デッキである『セフィラ』でした。
中低速デッキ相手は危なげなく立ち回れていたので思惑通りではありました。
準備期間が短く予選開始の瞬間までレシピを考えていたので反省点も多いのですが、それは後述で解説いたします。
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