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クリスマスにプレッシャーを感じていた彼

12月に差し掛かって、どの店に入ってもクリスマスソングが流れて、イルミネーションやクリスマスツリーで街が飾り立てられる。
この一年の締めくくりの時期に見られる毎年の光景に、「今お前は幸せなのか?」と詰められているかのようなプレッシャーを感じる人がいる、と知ったのは漫画ハチクロの竹本くんからだ。

確かに言われてみれば、12月の街中はクリスマスソング攻勢一色だ。
油断してると街中だけじゃない。
こないだなんか、いつものように机に向かって作業する傍らSpotifyを適当に流していたら、いっぺんも検索したことのないマライア・キャリーのAll I Want For Christmas Is Youが流れた。ブルータスお前もか。Spotifyお前もか。

私は特別クリスマスに思い入れはない。小さい頃も、プレゼントがもらえてケーキが食べられるラッキーな日、という程度に思っていたくらいで。
多様性を謳うこの時代、クリスマスとは恋人たちのものだという強制も少しは緩んでいるのだろうか。独り身の私の今年のクリスマスは、家族とスポーツ観戦の予定がある。それで十分だと思う。
ただ誰もが当たり前に受け止めているかに見えているものに対し、息苦しい思いをしている人もいる、という気づきをなぞり返す季節だ。
クリスマスが近づくと、竹本くんのことを思い出す。

今日の見出し写真。
ヨーグルトチーズケーキを作ろう、と思い立った。
レシピの材料欄の「ヨーグルト 450g」には※印付きで注釈があって、“スーパーで普通に手にはいるヨーグルト(大)1パックが、ほぼ450gです。”とある。
でも、スーパーに行って乳製品コーナーをいくら見渡しても、450g入りのヨーグルトはない。
どの製品もみんな400g入りだ。
はたと気づく。このレシピ、10年前のものだ。
10年の間に、普通450gだった内容量が400gにまで減ったんだろう。お値段も変わってるのかなあ。

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