サールナートホールのTwitterを見てくれ
サールナートホール/静岡シネ・ギャラリー @Sarnathhall
というツイッターアカウントがある。
静岡の映画館で、上映作品の情報を発信しているアカウントなのだけれど、どうか一度見て欲しい。あらゆるジャンルの映画の紹介文を一通り読んで欲しい。私はあっという間に魅入られた。
140字ずつ区切られた、映画のあらましを語る文章のその精緻に。
このアカウントのおかげで、映画を観に隣町へ行くことも増えた。(地元では上映されてないのだ)
薄給だから、観たいと思ったもの全部……、というわけにはいかないけども。
それでも月に一度は、えいやっと新幹線に乗る。そうさせるだけの力があるアカウントだ。
サールナートホールのアカウントをちょっとスクロールするだけで、脳内の「見たいものリスト」がずらずらずらっと延びていく。
140字でこれだけ人を惹きつけ、作品を「観たい」と思わせる。映画の雰囲気に合わせて時にユーモラスに、時にエモーショナルにチューニングされる文体。しかし大袈裟なこと・紛らわしいことは言わない誠実さ。
ああ、こんな文章が書けたらなあ、とため息が出る。
今とても気になっている作品の一つがこちら。
観たい……めっちゃ観たい……私は三十路を過ぎてから同担拒否の傾向に気づいたけど、この子はこの歳からもう……、と紹介文だけで既に感慨深い。近くでやらないかなーーー。
本当はご恩返しの気持ちで静岡まで観に行きたいくらいだけど。いつか一度は行きたいなあ。私、湯河原に時々行くので、隣県だから寄れないかなあ。おっ新幹線で1時間かからないくらいだぞ……?(今日も検索の沼へ