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iPadのタッチパネルが反応しなくなった話

iPadのタッチパネルが反応しなくなった。
ここのところ挙動がおかしいとは思っていたのだ。
何度も再起動しないと、ケーブルに繋いでも充電が始まらなかったり。
おまけに今朝は、触ってもなぞってもApple Pencilでつついてもびくともしない。

どうしよう、と青ざめた。
私の生活は、趣味の範囲といえど書き物でできている。
iPadとMagic Keyboardを合体させて、ぱちぱちぱちぱちする数時間が、1日のうちにどうしても必要だ。

iPhoneは生きている。
これでiPhoneもお陀仏になっていたら目も当てられないな、と自分のApple製品への依存を改めて自覚しつつ。
キーボード操作やSiriへの呼びかけでできる限りのことを試みつつ、そのうち休日恒例の友達との通話時間が来て、iPadとの格闘の傍らiPhoneで通話アプリを立ち上げる。

「iPadの調子が悪くてさあ」
と四苦八苦しながら言う私に、友達が何気なく答える。
「マウス使えないの?」
「ああ、マウスは使ってないなあ……」
確かにマウスでカチカチできればいいのかな、と答えながらふと目に入るキーボードの下のトラックパッド。ああ、マウスなくてもトラックパッドあればいいじゃん。
……トラックパッドあればいいじゃん!?

トラックパッドから、操作できるじゃん!
やった! これで小説の執筆やnoteの更新や書き物ができる!

友達と会話してなかったら、トラックパッドの存在には気づかなかった。
人と話すって大事だなあ。狭くなっていた視野、視点を変えるきっかけが、人との会話にはある。
Apple製品への依存を超えて、人にとって大事な繋がり。
家族以外の交友関係も育てていくべきだな、と改めて思ったりした。

iPadのタッチパネルは相変わらず反応しない。
あれこれ触った結果、購入から5年経っていることがわかったので、修理あるいは買い替え時期なのかなあと検討しているけど、ひとまずマウスを繋いでもう少し使いやすくした。書ければいいから、時々ついつい画面を指で触れてしまう以外の不便はない。
しかし形あるものいつかは壊れるので、早めに新しい機器を買う予算を立てることにした。

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