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知床でフィールドレコーディングをしたらとんでもない音が録れた話

去年の終わり頃、柄にも無く大自然の知床に行っておりました。

知床と言えば世界遺産にも認定された素晴らしい場所なのですが、自然よりも街が好きな自分にとっては誰かに誘われ無いと絶対にいかない地でした。

ひょんな事から知床へのお誘いがあった上『タダ!!』という事もありホイホイ付いて行きました。

信じられない寒さ

女満別空港から知床に向かうためのレンタカーは凍っていました

つららができてる

室内作業で鈍りまくった僕のセンサーも、長時間外にいたら死ぬと言う事だけはわかりました。

向かう途中は信じられないほどの吹雪。

海沿いをひた走る

関東出身の人間からすると物凄い恐怖で、皆車内で大絶叫でした。
ちなみにその中に岩手出身の後輩がいたのですが、後で感想を聞くと『僕にとっては日常だったんで、、、』との事でした。
みんなに合わせて黙っていたようです。優しい。

とんでもないホテルに泊まる

正直僕にとってはタダの旅なので、寝れればいいや!くらいに考えていたのですが、とんでもなく素晴らしいホテルでした!

これにはマジでたまげました。

めっちゃデカイ部屋

なんと100平超えのスイートルームでサウナも最高!
窓を開けると知床の絶景が!

サウナ室
水風呂とととのいスペース
部屋からの絶景

じゃんけんでエライ人を蹴散らし獲得したスイートルーム。
これも日頃の行いですかね〜

美味しさの暴力

ここのホテルの凄いところはなんと言っても食事!
僕の人生の中で間違いなく一番のビュッフェでした!

ビュッフェってちょっと冷めてたり、一品一品のクオリティはそこそこだったりしませんかね?
高いところ行ったことないのでよくわかりませんが、、、

でも、ここのホテルのビュッフェはなんとほぼ全部の料理を目の前で作ってくれるというトンデモ仕様(いい意味で)なんです!

北海道の海の幸に知床牛、これほどまでに少食を恨んだ日はなかった。

目の前で握ってくれた寿司
最高のカニクリームコロッケ
知床牛のステーキ
デザートも一つ一つ作ってくれます。

ようやっとフィールドレコーディング

思い出に浸りすぎてついつい長くなってしまいましたが、いよいよフィールドレコーディングの話です。

ホテルの目の前が海で、波の音や鳥の声が凄く聞こえてくる素晴らしい場所だったんですよね。

身体の表面が一瞬に冷える寒さ
カラフルな漁船
無数の鳥たち

一応持っていったフィールドレコーディングセットを引っ張り出し、海の目の前で録音。

この景色を目の前に録りました。

それがこの音声です。

やばくないっすか?

これ、録って出しでなんも編集してないんですよ。
(重かったのでmp3で上げております😭)

左右の耳から押し寄せる激しい波の音と、縦横無尽に飛び回る鳥の声の立体感、まさかこんな臨場感で録れるなんて、、、

普段写真と動画ばかりですが、旅に出たらこのように音声も残しておくと良いかもですね!思い出の新しい残し方かと思います。

今回使った機材

  • Zoom H1

  • Adphox BME-200

ただこのZoom H1は相当古いのでこれを買う必要性はありません。
2bit float録音に対応した完全上位互換機種のこちらをおすすめします。
最近私も購入しました。

なんとこのレコーダー、32bit floatなので煩わしい音量調節が必要ないんです!
大きな音から小さな音まで、マイクの性能の限界まで歪まずに録ることができます。めちゃくちゃおすすめです。
ちなみに内蔵のマイクもなかなか高性能。バイノーラルが必要ない場合はこれ単体でもオススメ。
僕も動画撮影の際によく使っております。

Adphox BME-200はネットで色々と調べている中で見つけたマイクです。
このマイクはバイノーラルマイクというもので、イヤフォンのように実際に自分の耳に当てて使います。

調べてみたら2017年に買ったものなので、現在はもっといいものがあるのかも知れないかもしれないですが個人的にはこれで充分です。

ちなみに当時もう少し安いものも存在していたのですが、音質がイマイチでこれだったらちょっといらないかも。。。というレベルでした。
なので、ひとまずこのAdphox BME-200を買っておけば間違いなのでは?と思っております。

注意点

このバイノーラルマイクを使用するには注意点が2つあります。

コードの擦れる音を結構拾う。

バイノーラルマイクは意味の装着した外側にマイクが装着されているので、コードが擦れる音を拾ってしまいます。
身体を動かすと結構はっきりと拾うので、歩いたりする際は念のためコードを身体にテープで固定することをおすすめします。

モニタリングの音がイマイチ

これは結構なマイナス点です。最初に試す際は特に気をつけてください。
録り音は非常に素晴らしく綺麗に録れるのですが、モニタリングをするための内側のイヤホン部分がイマイチなんですよね。

正直録れているか録れていないか分かればいいので、クリティカルなものではないのですか、もう少し頑張って欲しかった。

特に音の立体感が分かりづらく、バイノーラルマイクで録った音の臨場感が確認しにくいんです。
あれ?微妙だなーと思っても、違うイヤフォンで聞いたら素晴らしかったとか良くあることなんですよね。
なので、このマイクを使う際は別にイヤフォンを持っていき、要所要所で確認した方がいいと思います。

最後に

個人的にフィールドレコーディングを始めるなら、まずは小型軽量をオススメします。
この機材よりも素晴らしいものは沢山あるとは思いますが、重かったりデカかったりするとそもそも持ち歩かず、登場回数が少なくなってしまいます。

その上、初めて音を録るときは他の人の目が非常に気になります。慣れるまではかなり恥ずかしいです。
しかし、このセットであればイヤフォンをしているのと見た目が変わらないため全然恥ずかしくないんです。

音質や利便性、価格を考えると僕の中で一番ベストなセットです。
旅行のバッグに忍ばせても邪魔になりません。

是非皆さまも機材を買ってフィールドレコーディングを始めましょう!!!!


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