少年野球チームの解散が増えてきている理由は?

先日、わたしたちの所属する少年野球チームの新年会がありました。しばらくは、楽しく飲んでいたのですが、あるママさんから、「なんで、チームが年々減ってきてるんですか?」と、痛い質問がありました。

神奈川県では数年前まで2000チームほどの学童野球チームがありましたが、ここ4、5年で800チームにまで減少してしまっております。この数字には、危機感を持たざるを得ません。私たちのチームも16人とギリギリの人数でやっております。

では少年野球チームの解散が増えてきているその理由はいったいなぜでしょうか?

スポーツの選択肢が増えた
一昔前は野球の寡占状態でしたが、現在は野球以外のスポーツ、サッカーやバスケット、ラクビーなどでスター選手が出現し、メディアでも取り上げられる頻度が増えた為、選択肢も増えたことが大きな原因です。

少子化の影響
そもそも子供の数が減っています。地域にもよりますが、私たちのチームの選手たちが通う小学校は3組か4組しかありません。また、この少子化に伴い、野球ができる環境が無くなってきています。公園では、野球禁止が当たり前です。

時代遅れの指導方法
髪型に規定はないのに、強制的に坊主にしなければならない。軍隊式ともあ思われる上下関係と指導者のパワハラ。私の息子は、坊主になりたくないので、中学校では野球部に入らないそうです。

スポーツの重要性の低下
現在は、社会的な水準が高い人達ほど、スポーツに対する意識にマイナスの価値を見出す傾向にあるように思われます。

やらせるスポーツといえば、健康によいスイミングだけに通わせて、一通り泳ぎを覚えさせ、そのあとは塾に行かせる。中学受験に受かってしまえば、その後の人生において、社会的な成功を収めるには、一番の近道かもしれません。

この傾向はもっと進むのではないかと考えます。今は人気のサッカーですら、この流れにはあらがえず、競技人口の減少は近いうちに訪れるのではないかと思います。

まとめ
とはいえ、今年の7月には東京オリンピック、パラリンピックも開催され、スポーツの祭典はきっと子供達の心に大きな影響を与えることになると思います。大きな感動がまっていると信じています。

そういえば、ママさんからの質問には、スポーツの選択肢が増えたことと、少子化が原因だともっともらしく説明しておきました。多分、覚えてないでしょうね。

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