「自分の時間を取り戻そう」読書感想文
ちきりんさん著書 自分の時間を取り戻そう
子供達と図書館に絵本を借りにいき、私も何か読みたいなと手に取った本。
ちきりんさんにはVoicyという音声メディアの中で出会い、すっかりファンになっています。今ではプレミアムリスナーという有料会員メンバーになり一年以上経っていて、毎回ちきりんさんならではの鋭い視点に唸らされてやめられません。
ちきりんさんの著書も少しずつ読み進めていますが、今日はまだ読んだことのなかったこの本を読んでみました。
普段からVoicyでちきりんさんの話を聞いていることもあって、するすると1時間程度で読了。
余談ですが、普段から配信を聴いているVoicyパーソナリティの方の著書ってすごく読みやすくはないですか?
その人の考えを毎日のように声で聞いているので、本の内容がなんの抵抗もなくすんなり入ってくることに毎度驚かされます。
じゃあ読まなくてもいいんじゃないかと思いがちですが、普段バラバラで聞いている話が体系的にまとめられている感覚があって、私はVoicyパーソナリティさんの本を読むのはとても好きです。
本を読んで率直に感じたこと
ちきりんさんは人生の大先輩。さらに私の雲の上の上の存在で、その発言にいつも「そんなこと考えたこともなかった」と唸らされています。
ですが、
今回の本を読んで私は「あ、これ、私・・・できてる。」そう感じました。
もちろん細かい部分でこれはと思う部分はありますが、ちきりんさんが言いたい大枠のことを私は考えたことがある、そう思いました。
この本の中での重要キーワードは「生産性」。
本の中でも生産性の高い人間の代表格が「ワーママ」であると述べられています。
そうです、私も働く母になり、生産性のことを常に考えるようになりました。
なんてったって、本当に時間がないんですもの。
時間をお金で買う文化も、独身時代、子なし時代には考えられませんでした。(便利家電など)
ですが、ワーママになり、今も常に「時間」をどう生み出すか。それを考えながら行動していて、この本の中で書かれていることも実践していることばかりでした。
そのことに少しだけ嬉しくなり、これからも頑張ろうと思わされました。
ちきりんさんのすごいところ
ですがですが、ちきりんさんは独身子なし。その立場でこの本を書けるということが本当にすごいことだなと感じます。そして、この本が書かれたのは「2016年」。私が生産性という言葉を頭の中に一ミリも持っていなかった頃だなと思います。
さらに、2024年の現在では当たり前になった考えを、2016年にズバリと本に残しているちきりんさんはやはりすごい存在です。
ちきりんさんのようには到底なれそうにないですが、60歳になった頃には少しでも近づけるように、自分の頭で考えて生きていきたいと思います。(そんな本も出されてますよね。)
(最近私は本を読む時にこの本はいつ書かれたものなのかを確認してから読むようになりました。そのくらい、ここ10年時代は大きく変わったと感じるからです。)
まとめ
「生産性」「時間」について知りたい方はぜひ読んでもらいたいこの一冊。時間はどんなにすごい人でもどんなにお金持ちでも24時間しかない貴重な資源。
「時間」を蔑ろにしてきた少し前の自分に送りたいそんな一冊でした。