見出し画像

アスリートが問題を起こしたらとりあえずスポンサー契約は打ち切った方が良いっぽい件

スポーツ選手の不祥事って世界的にも結構頻繁に起こっていて、スポンサー会社からすると、、、

「どのスポーツ選手と契約すれば良いのか」って迷いや「こいつ問題起こしたりしないよな?」っていう不安はツキモノのようですねー。

実際、大したことない案件で、ガンガン責め立てられ、立派な「不祥事」になってしまったケースだってあります。

企業とアスリートのスポンサー契約

企業とアスリートのスポンサー契約って、色々考えなきゃいけないことがあるんですが、今回の研究ではスポーツ選手が問題を起こした時の「スポーツ消費者の反応」に注目した実験研究でございます。

100名強の被験者をオンラインパネルで募集して、以下の二つの要因に注目したした実験で、実際には架空の記事を開発して使っています。

要因1: 不祥事はそのアスリートのスポーツと関連が強いか?
例えば、スポーツと関連が深いのは、ドーピングとか八百長系の不祥事です。一方で、スポーツ以外の不祥事だと(不倫とか)関連が強くないってことです。
要因2: スポンサー企業の判断は?
こちらはスポンサー契約打ち切りか継続かという企業の判断です。

これら二つの要因を用いることで、4つの実験パターンが出来上がるのが分かると思います。

1. アスリートがスポーツ関連不祥事を起こし、スポンサーが契約打ち切り判断
2. アスリートがスポーツ関連不祥事を起こし、スポンサーが契約続行判断
3. アスリートが非スポーツ関連不祥事を起こし、スポンサーが契約打ち切り判断
4. アスリートが非スポーツ関連不祥事を起こし、スポンサーが契約続行判断

これらの実験パターンに割り振られた被験者の回答を比較するというデザインです。

ここから先は

525字

Sport X Management Lab.がまとめるスポーツ科学関連の学術論文まとめ(百本セット)。

いただいたサポートは、全て残り残らず研究活動に活かさせていただきます!