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失はれる物語、、、

おすすめされた本があって、ちょっと読んでみた
乙一の「失はれる物語」短編集になっている一冊

ピアニストを妻に持つ主人公はある日突然、交通事故により全身不随になり視覚や聴覚などの五感も失われ、唯一右腕の皮膚感覚だけが残った。
唯一のこされた皮膚の感覚だけを頼りに妻とのコミュニケーションが始まる。
最初は文字を書くことで言葉を伝え、かすかな指の動きで答える。
二人だけのコミュニケーションはやがて、腕を腱板に見立ててピアノを弾くようにしてその日の想いを演奏で伝えるようになる。
しかし時は流れ、その演奏からはやがて妻の疲労が見えるようになり、その疲労の原因が自分であることを知って愕然とする。
そして主人公は体に残された唯一の感覚を自ら捨てることを決断する。


今のふわ美さんの気持ち
こんな感じなのかもしれない
好きな人の重荷に自分がなっているとしたら
それほどつらいことはない、、、
ましてや
ずっと一緒に居られる関係でもないのに
ずっとわがままを言える関係でもないのに
ずっと喧嘩をしあえる関係でもないのに

だからLINEを未読にしたかったんだと思う
自分がもし同じように病気になった時
ふわ美さんに会えるかといったら
やはり悩んでしまうだろう

自分にとっての救いは
ふわ美さんが手紙を書いてくれたこと
自分の事を忘れようとした訳ではなかったこと
失はれる物語の主人公は指先を動かすことしかできなかったけど
ふわ美さんはまだしっかり生きていること
そして、目で見て話を聞いて
手紙を書くことも喋ることもできるということ

今、出来ることを考えて
ふわ美さんに手紙を書いてみた
ふわ美さんがいつ退院するかわからないから
読んでもらえるのがいつになるのかもわからない
でも、手紙の御礼を言いたかったし
ふわ美さんが書いてくれた文字が生きている証となって
自分の支えになっていること
それだけは伝えたかった

それと、、、
こんなこと書いたら何自惚れてるんだっていわれるかもしれないけど
ふわ美さんと会えなくなって自分が元気なくなってしまったら
それこそふわ美さんが悲しんでしまうだろう
ふわ美さんが大変な分、自分もいままで通り前向いて進んでいるって

ふわ美さんが見てくれているかどうかわからないけど
このnoteだけは続けていこうと、、、




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