夢幻のシナリオと歩んだ音楽人生①

皆さんこんにちは、ひろろんです。
時には音楽を作ったり、時には混ぜたり、時にはブログ記事を書いたり…いろいろしております。

そんな僕が楽曲制作でお手伝いさせて頂いた名古屋のアイドルさん『夢幻のシナリオ』が2024年12月3日で解散することになりました。


6年8ヵ月…まさかそんな長くお手伝い出来ていた事にビックリ。そして協力出来た事が本当に嬉しいです。

そんな夢シナの楽曲を振り返りつつ、楽曲の思い出や制作秘話などを勝手に語りたいと思います。勝手に

それぞれの楽曲には、メンバーやスタッフ、そして応援してくださった皆さまとの大切な時間が詰まっています。
最後まで一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。

※時系列がバラバラだったらゴメンなさい!

デビューに向けた3曲

Brand New Image
カワイクナリタイ
Darkness of mind

最初に社長さんから新アイドルをスタートさせるにおいて3曲オーダーが来ました。大体の夢シナのイメージは聞いていたので「できるだけ幅のある3曲にしたいな…」と個人的に考えておりました。

ゴシックさ、病み、ロック調…と、わりと自分が好きな曲調だったのでそこまで悩まずに作れた気がします。
当時はそっち寄りのアイドルさんがあまり居なかったので個人的には新しい事ができるし楽しみ!というワクワクでいっぱいだったと思います。

数曲のボツ曲ももちろんあったのですが選ばれたのがこの3曲

Brand New Image…アニソンのOP的なカッコ良さ、でも歌詞はストレートで前向き。シングルCDならA面曲って感じ。シンセとストリングスが絡んだ僕の中では『ザ・カッコイイ曲』のイメージでした。

カワイクナリタイ…パンキッシュでポップな部分もありつつ間奏でEDM調になったりヘヴィになったりと玩具箱のような曲。歌詞はRYOTAさんが書いてくれました。サビ頭の『サブカル酔いで吐きそうです』って自分じゃ絶対に思いつかない歌詞だったので度肝抜いた思い出。

Darkness of mind…とにかく暗く重い、まさに"心の闇"に相応しい曲調。
メタルコア的なフレーズやアコーディオンが入ってたりと結構好き勝手しちゃった曲。完全なるB面曲。
当時夜勤コンビニバイトをしていたのですが、真っ暗なバックヤードでサボってた時にふと思いついた曲(たしか)

無茶ぶり?どう料理しようか…

先ず完成したデビュー用3曲。まだまだアイドルさんへの楽曲提供の経験も少なかった僕でしたが捻りに捻りだした3曲です。
早々にメンバーチェンジもあったりと大丈夫かな?って時もありましたが、新メンバーも交えつつ、次にオーダーがあった曲たちがこちら。

CALL ME NIGHT
Shining Star
Wake Up Alive

僕の中では最初の夢シナのイメージからちょっと離れそうで離れない何とも言えない曲たち。
社長さんから頂いたリファレンスが確か米津玄師だったかな?正直に言うと「え!?米津!?イメージと違いますやん!」って感じだったんだけど、いや待てと、この米津をなんとか病みカワロックに料理できたら僕も箔というか、レベルアップ出来るのでは???と逆に燃えました。

CALL ME NIGHT…リファレンスは『Lemon』だったかな。リズムの跳ね方と雰囲気を参考にしつつもうちょっとテンポアップしてカッティングギターとスラップベースで刻んでみたらいい感じだったのでそのまま採用。歌詞は夢の中のドロドロとした雰囲気を出したかったので、雰囲気に合うワードを無理矢理詰め込みました。
これは完全に個人的に思ったんだけど、後々発売されたKing Gnuの白日にちょっと似てるな!って思った。(でもこっちが先です)

Shining Star…リファレンスは『ピースサイン
ん~~~~余りにもポップス!って曲だったんだけど完成形はとても良く仕上がったと自負しております。暗い雰囲気も特に無くストレートにシャイニング!って感じの曲です。お客さんからの人気も高いらしく、やっぱりこういう曲がみんな好きなんだなと認識した曲。
あと専門的な話になりますがピースサインのサビラストのコード
|G#|A#|C|このメジャーコード3発転調は参考にしてます(参考です)

Wake Up Alive…社長さんから「タオル曲が欲しい」とオーダーが来て「え?夢シナにタオル曲…」と戸惑った記憶が…。
※タオル曲とはサビやイントロでタオルをブンブン振り回す真夏のジャンボリーな曲です。
普通にタオル曲だと面白くないしな~と考えたので極力、ギターリフで押し通す感じにしたいなと考えました。結果、わりとシンプルな構成ながら乗れる曲になったかな。

と、ちょっと僕自身も戸惑いというか、イメージをどう形にしようか悩みつつ完成できた曲たちだと思います。でも大好きな曲たち。

そんなこんなでたくさん文章を書いたので疲れました…
続きはまた後日書きたいと思います。
こんな拙い文章ですが、こんな思い出があったんだ!って知って、また夢シナの楽曲を聴いてくれたら僕は最高に嬉しいです。

ではまた続きで!!

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