見出し画像

はじめてのレディースクリニック(子宮頸がん, 子宮内膜症検査)そしてミレーナへの挑戦Ⅰ

レディースクリニックってこれまで行ったことなかったんです。
でも大阪市で検診を400円でやってくれるし、最近生理痛が重くなって少し不安だったし、ミレーナ(IUS, 生理痛の治療&子宮内避妊具)入れたいけど入れるとき痛いそうなので信頼できるお医者さんを見つけなきゃと思ってとりあえずクリニックに行ってみました。
子宮頸がん検診、子宮内膜症検査について私はこれまで全く知らなかったので今回はそれもシェアしたいと思いますが、私の最大の目的は"信頼できる医師を見つけて、保険適応でミレーナを設置してもらうこと"です。
(ミレーナは子宮内に設置して子宮内膜が厚くなるのを抑え生理痛を軽減するインプラント。同時に避妊も可能で、避妊の確実性はコンドームと比較してもずっと高い。ピルは毎日同じ時間に飲まなきゃいけないから、ピルと比較してもメリットしかないと私は思ってる‼効果は5年続きます。詳しいピルとミレーナの比較は調べればたくさん出てくるので割愛します。今回とりあえず頭に入れておいて欲しいのはミレーナは生理痛の治療としては保険適応で1万数千円, ただ避妊目的としてなら自費で4~10万円ってこと。保険適応の境界が曖昧なのに金額の差がでかすぎて不安しかない。鎮痛薬効かないほど痛いのだけど、私の主観でしかないからどうなんだろう…)

では今回の経験について。
家の近くのクリニックは19:30まで受付をしていたので仕事終わりにサクッと行ってきました。予約は不要とのことだったので受付にて子宮頸がん検診と生理痛の治療について相談したい旨を伝えました。

先生は50代くらいの男性。検査前の問診では、優しく子宮の図に書き込みながら説明してくれました。
・子宮頸がん検診は大阪市は2年に1回保険で診察できるので習慣づけてくださいね。
・生理痛がひどくなった。以前は薬を飲めばおさまっていたのに、今は飲んでも痛みを感じる。→子宮内膜症の恐れがあるのでエコーで検査しましょう。子宮内膜症では子宮内膜が子宮の中以外にできてしまい生理痛をひどくさせることがあります。

〇子宮内膜症検査
まず、個室でひとりでズボンと下着を脱ぎ、マッサージチェアのようなフカフカでずっしりした椅子に座ります。この椅子が電動で動き、カーテンで遮られた隣の部屋の方に回れ右して向きます。膝上にカーテンの下端を載せながらグイーンと高さを上げていきます。そのままさらにグイーンと両足を広げられ、軽くリクライニングされます。局部をカーテンの向こうにつき出す感じ。力を抜いてくださいねと言われ、潤滑剤と共にエコーの器械が膣内に入れられます。(あまりにオートマチックで、ベルトコンベアにのせられて検品されるぬいぐるみのようだと思いました。)斜め上にエコーのモニターがあり、先生が画面の中で矢印で指しながらこれが子宮、これが卵巣…と説明してくれます。子宮と卵巣がくっついていると生理痛を強く感じやすいそうですが私は問題ありませんでした。ただ、通常は前にお辞儀しているような子宮が私の場合は後屈しており、これも生理痛を強くする原因だそうです。子宮内膜の厚さも計測しましたが、問題ありませんでした。

〇子宮頸がん検診
そのまま子宮頸がん検診に入ります。じゅわっと何か温かくて、それなりに太さのあるものを突っ込まれ、中に何かの金属の器具を突っ込み、子宮入り口の細胞を採取します。(カーテンで何を使ってるのか見えませんでしたが、ネットではブラシや綿棒を使うと書いてありました。でも採取時に何かの金属音がしたのですが、何をされたんだろうわたし…)
先生には少し痛いかもしれませんと言われたけど、注射などに比べたら全然痛くはないです。ただ、自分のプライベートゾーンで何してるのかよく分からないことに対して不安や恐怖心で少し体が硬直してました。
ちょっと出血するかもしれないのでタンポン詰めときますと言われ、綿球にひもを括り付けたものを膣に詰められて終了。服を着てもう一度診察室で先生とお話しします。

〇検診結果
子宮頸がんの結果は11日後に受け取れるとのことでした。
子宮内膜症は特に問題は見られなかったが、子宮が後屈していることが痛みを大きくする原因かもしれません。でも妊娠出産には全く問題ありませんよとのこと。もし今後も痛みがひどいようならピルの服用も検討した方がいいかもしれませんねと言われました。
検診後はエコーで膣内をぐりぐりしたからか、子宮の細胞採取したからか、1時間くらいおなかが鈍く重たかった(ギリ痛いに満たないくらいの感覚)です。

で、本題。
〇私は保険適応でミレーナを処方してもらえるのか。
答えはこの病院ではNoでした。どうやら痛いと訴えるだけでは生理痛の治療として処方してもらえないそう。
…え?(=゚ω゚)生理痛が痛い、薬も効かなくなってきたって言ってるじゃん。
まあそのあたりはどうとでも嘘つけることだというのは分かるけど…え?

なんかね、私が痛い、つらいと言っているのを医師に「へぇそうなんだ。まぁ我慢できるでしょ」と軽視されているように感じて悲しくなった。事情は知らないけど利益のために自費診療にさせたいのかと疑ってしまう…。1万数千円と4~10万の差は大きすぎるよ…
で、なにが保険適応のボーダーを決めるかというと、血液検査で貧血の症状が認められた場合だそうです。ほんとに?と思って全国どこのクリニックもそうなんですか?と聞くと、そうだと思いますよと言われました。
後日別の先生2方に"月経困難症"の定義に貧血が必要不可欠なのか聞いてみました。答えはいらない。わぉ。(笑) そんなに痛みで苦労してるんだったらそれは月経困難症だと判断できると思いますよ。ってけろっと言ってくれる先生もいる。はい、私はかかりつけとしては別のクリニックを探そうと思います。

〇その他クリニックに行くときに心得たほうがいいこと
・治療、検査において何を使って何をするのかちゃんと聞かないと不安になる。特にカーテンの向こうで状況が分からないまま膣内をぐりぐりされる婦人科検診においては。ここの説明を端的に終わらせてしまうような先生を私は信用できなし、怖い思いをするのは自分だ。
・じゃあ子宮内膜検査もしましょうとサラッと検査に進んだけど、最後の受付で3170円請求されてびっくりしました。子宮頸がん検診は事前に400円だと分かってたから油断したなぁ。今回初診だったからそこも少しかかるのは失念してたな。でも、さらっとじゃあ検査しましょうって値段を聞かされないまま2000円弱がぽーん、ぽーんって上がってくのは震える…診察にかかる費用はその都度教えてもらうようにお願いしよう。結果的に払うのは同じだとしても、納得度が違う。

〇おわりに
医療機器の営業として色々な先生と手術に入ってお話を聴いている中で、医学において100%正しい正解、完ぺきな治療なんてないと感じています。そのうえでそれぞれの先生はより良い治療を目指してくれているけど、その先生が師事していた先生や医局によっても考え方って全然異なるんですよね。あと、正直今回私が相談したような生理の治療って性質上避妊にも関係してくるし、これらの治療に関してはステレオタイプや偏見を先生自身がもっていることも十分予想されると思う…
ひとりの先生とだけ話して完全に信じて受け入れるのではなく、この人であったら信頼できるという先生を見つけることは本当に大切だと思いました。私は友達に仲の良い産婦人科の先生に聞いてもらったり、オンラインの無料でピルやIUS(子宮内避妊具)について女性の先生に相談できるイベントに参加して情報を集めましたが、質問にもしっかり答えてくれてめちゃくちゃ勉強になるのでこういったものもぜひ活用してみてください‼
女性の身体は年齢によって大きく変化していくし、ライフプランやキャリアプランなど自分の身体と相談しなきゃいけないことがたくさんあるので、はやく信頼できるかかりつけの先生を見つけたいですね。
私はもう少し探してみます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?