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【世界青年の船】14か国のリーダーと共に創り上げた国際交流

「世界青年の船」事業(通称:SWY)には、国の団員を統率する役割を持つ「ナショナル・リーダー」が各国1名ずつ(日本は2名)います。

  • ナショナル・リーダーって何をするの?

  • 参加青年とは違う、リーダーってどんな立場なの?

そんな疑問を持った方へ、いつかナショナル・リーダーでSWYに参加したい!と思っている方、是非ご覧ください。

今回は、SWY35(2023年度)にナショナル・リーダーとして参加した瀬戸さんのインタビューです。


自己紹介


普段は広島で平和学習のプログラムづくりをしたり、社会問題に関わるイベントを企画したりしています。歌も大好きで歌う活動ものんびりしています!

誰かの挑戦をサポートしたい気持ちが自分の挑戦

NLへの応募理由は?

普段仕事をしている中ではなかなか経験できない、たくさんの人の挑戦をサポートすること、安心できる場づくりに自分自身挑戦したいと思ったからです。
自分自身がプレイヤーとして成長することややりたいことを実現するのではなく、どのようにみんなをサポートできるのかという機会が普段働いている中ではなかなかないなと感じていました。


「多くの人の挑戦をサポートしたい」と思ったきっかけは?

何かをやってみたい!と思っても、自信がなかったり、仲間がみつからなかったり、上手く進められなかったり、色んな壁を感じて挑戦できないことってありますよね。
普段中高生や大学生と関わる機会があるのですが、彼らが何かに取り組む姿を見て「失敗しても大丈夫なんだ」と感じる環境はとても大切なんだと気付いたんです。
5年前にSWYに通訳として乗船した際、参加青年がそれぞれ色々な葛藤や悩みがある中でSWYに参加し、挑戦している姿を見て、今度はナショナル・リーダーとしてサポートしたいと思うようになりました。


実際にナショナル・リーダーが決まり、どんなことを目標にしていましたか?

「リーダー」というと、みんなの前に立つことをよくイメージしますが、私はそうではなく、一人一人がありたい自分になれるように、一歩前に進めるように後押しするということを目標にしていました。みんながどういうリーダーになりたいか、どのようにリーダーシップを発揮して活動できるのかということを大事にしていました。
これは、参加青年に対してだけではなく、各国のナショナル・リーダーと一緒に何かをする時にも意識していました。


同じディスカッショングループのメンバーと。

リーダーとして具体的にどのようなことをしていたのですか?

委員会や自主活動など、参加青年がやりたいことをどのように進めるのか、実際に相談に乗りながらも参加青年が実走できるようにするにはどうすればいいかを一緒に考えていたかなと思います。
SWYの中にはリーダーと呼ばれる立場の人もいますが、リーダーが課題を解決していくのではなく、参加青年がぶつかった壁を彼らの力で越えられるようになってほしいという想いがあったからです。


ナショナル・リーダーとしてSWYに参加しての学びや苦労はありますか?

日本参加青年は100人います。この日本の代表団のリーダーという立場ではあるものの、全員のことを常に見て、全ての出来事を把握することは難しく、苦労しました。元々は色んな事を把握していたいと思うタイプなので(笑)
ただ、全体を見ることをナショナル・リーダーが全て行うのではなく、参加青年含めSWYに参加する人全体で、安心できる場を作るということを意識するようにしました。つまり、困った時にはお互いに頼れる環境を作るということです。


実際に誰かを頼ったことで上手くいったことはありますか?

一つ例を挙げると、みんなが安心できる場づくりという想いはありつつ、具体的にどんなことをしようかと悩んでいました。その時に、サブ・ナショナル・リーダーの方がシークレットバディという仕組みを提案してくれて。
このシークレットバディの制度は、相手には「私がバディだよ」ということは伝えませんが、その人の様子を見ていたり、声をかけたりして、事業に参加しやすい、何かに挑戦しやすい環境をみんなで作るという仕組みです。
対面交流の初日にシークレットバディを決めて、交流期間中に日本参加青年の間でいい雰囲気を作ることができました。

日本参加青年の修了書授与後に撮影した1枚。


レター・グループ:ホームルームのような生活班のこと。

単なる人とのつながりではない出会い

NL・SWYの経験をどんな風に活かしていきたいですか?

今回のSWYで多くの人と出会い、お互いに成長の機会を経験し、深い繋がりができました。
また、13か国のナショナル・リーダーと一緒にSWYを作っていくことは、チャレンジングでありながらも良い経験となりました。異なる文化圏で違うリーダー像や価値観を持ったナショナル・リーダーと英語で、かつ異文化の中で一緒に活動することで、多くの学びを得ることができました。特に、リーダーのあり方は一つではないということを学びながら、同時に実践していくことは貴重な経験になりました。

最後に、SWYに興味を持っている人、近い将来ナショナル・リーダーを検討している方へ一言!


SWYは参加青年もナショナル・リーダーも「こういう自分になりたい」「成長したい」と思っている人にはとてもおすすめな場所だと思います。一歩踏み出せば実現できる環境があり、参加青年同士で良い化学反応が起こる場所です。
より多くの人がこのプログラムに挑戦してほしいなと思っています。


ありがとうございました!


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